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ごわごわタオルの『復活術』に驚き! 「知らなかった」「これで捨てなくて済む」

By - キジカク  公開:  更新:

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古くなると、どうしても肌触りが悪くなってしまうタオル。紫外線などの影響でタオルの劣化を免れることはできませんが、できるだけ長く使いたいと考える人も多いでしょう。

今回は専門家に自宅でできるタオルの洗濯の仕方について聞き、実際に『タオルをふわふわに復活させる方法』を試してみました。

洗濯研究家として活躍する、平島利恵さんに『タオルの有効な洗濯方法や干し方』を聞いてみましょう。

――タオルをごわごわにしないために、有効な洗濯方法や干し方はある?

タオルを長持ちさせるためには、まず適切な洗濯方法や干し方が重要です。

洗濯時は、漂白剤の使用はなるべく避けて、柔軟剤は使わない、もしくは少量にとどめましょう。できればタオルは干すよりも乾燥機にかけるほうがふんわりしますよ。

どうしてもタオルを干さなければならない場合は、直射日光を避けて風通しのよい場所で干すほうが、ふんわりと仕上がりやすいです。

また、タオルを洗濯後、干す前に10回程度振り回す方法も有効ですよ。

――なぜタオルを洗濯後に振り回すと、ふわふわになる?

タオルを振るとふわふわになるのには、2つの要因があります。

振った時にタオルに含まれる水分が均等になっていくこと、そして振った勢いで繊維のパイルが立つこと。

タオルが水分を吸収すると、繊維が重くなり、そのまま固まりやすくなります。

しかし、振ることによって繊維同士が分離され、かつタオルのパイルが立って空気が通りやすくなるんです。

――タオルの性質によって、効果は異なる?

はい、タオルの種類や素材によって、洗濯後の効果は異なってきます。

例えば、綿や麻などの天然繊維のタオルは、吸水性が高く、通気性もよく、洗濯後のふんわり感が持続しやすいです。

一方、化学繊維のタオルは、洗濯後のふんわり感が短時間で失われる傾向があります。また、天然繊維よりも化学繊維のタオルは性質上、汚れが落ちにくいのです。

――完全に劣化してしまったタオルは復活する?

タオルの繊維が完全に劣化してしまった場合、復活させることは難しいです。繊維自体がボロボロになって、繊維が切れているので、洗濯の度にほかの衣類に繊維がつくことも…。

そういう状態が見られたら、繊維が完全に劣化している可能性があります。確認の仕方は、正しい洗濯工程を踏んでもガチガチで硬すぎる、ほかの繊維にタオルの繊維が毎回付着する、といったところです。

確認というより、そのタオルを使ってみて、気持ちよいか悪いかを判断にしたほうがよいでしょう。

タオルを振り回してふわふわ感を取り戻す!

実際に、タオルをふわふわにさせるべく、ぶんぶん回す方法を試してみましょう!使うのは、買って2年ほど経った綿100%のタオル。

若干パイルが寝てしまっており、肌触りも買った時ほどよくありません。果たしてふわふわに復活することができるのでしょうか。

まずは、洗剤と柔軟剤を使用して、いつも通り洗濯します。

洗濯が終わったらタオルの端を持って、10回程度ぶんぶん振り回します。筆者は念のため、15回振り回してみました。

あとはいつも通りに干していきます。平島さんのアドバイスをもとに、直射日光の当たらないサンルームで干しました。振り回してから干した結果はこちら!

写真だとやや分かりにくいのですが、振り回して干した後だと、パイルが立っていることが分かりました。触ってみても、買った時ほどには戻らないものの、ふわふわ感は復活したように感じます。

ちなみに買って5年ほど経ったタオルでもやってみましたが、完全に硬く劣化してしまっていて、残念ながら復活にはいたりませんでした。

みなさんの家に眠っているタオルも、この方法を使えば復活するかもしれません!ぜひ試してみてくださいね。

監修: 洗濯研究家 平島利恵

Instagram:riehirashima

YouTube:@LaundryCHANNEL


[文/キジカク・構成/grape編集部]

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