洗濯は『お湯』がいいって本当? 事実に「マジか」「危ないところだった」
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部屋干しが臭わなくなる? 意外なアイテムに「納得」「真似する」部屋干しの困りごとといえば、『洗濯物が臭くなる』ことではないでしょうか。洗濯物の生乾き臭は早く乾かすと抑えられますが、洗濯前の『ある行動』を見直せば抑えられます。臭いを回避できるよう、ランドリーバスケットも取り入れてみましょう。
- 出典
- 日本電機工業会
定期的にしておきたい家事の1つが洗濯槽のカビ対策です。
専用洗剤で掃除をする際には、ぬるま湯を入れるよう指示されているものもあります。
そのため、「専用洗剤を使わない時でも、日常的にお湯を入れて掃除すればカビ対策になるのでは?」「熱いお湯のほうがもっときれいになりそう」と思うかもしれません。
しかし、お湯の温度には注意が必要です。
洗濯機で使うお湯の温度は?
洗濯槽のカビは水、もしくはぬるま湯に専用洗剤を溶かす方法での掃除がスタンダードです。
より高温のお湯のほうがカビが取れてきれいになりそうな気がしますが、実際はどうなのでしょうか。
この疑問に対して、一般社団法人・日本電機工業会が公式サイトで以下のように解説していました。
お湯で掃除をすると汚れ落ちがよくなる印象がありますが、どうやら、お湯の温度とカビは関係ないようです。
なお、専用クリーナーに使用方法でぬるま湯を使うことを推奨されているものがありますが、これはクリーナーに含まれる過炭酸ナトリウムの洗浄力を高めるためです。
特に指示がない場合は、お湯を使う必要はありません。
洗濯機で使えるお湯に、温度の目安があるということを知らない人も多かったのではないでしょうか。あらためて、手元の取扱説明書を確認しておきましょう。
なぜ50℃以下なのか
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頑丈にできている洗濯機ですが、熱いお湯に対してはそれほど強くないようです。50℃以下に設定されているのは、洗濯機の故障を考えてのことでした。
洗濯機はさまざまなパーツで作られています。そのパーツの中には『ゴム』『プラスチック』など、熱湯をかけると変質してしまうものもあります。
例えばゴムの場合、種類によっては60℃で劣化が始まります。
プラスチックもやはり種類によりますが、中には85℃で劣化してしまうものもあるそうです。
ゴムもプラスチックも、思ったより低い温度で劣化が始まるため、日本電機工業会の『50℃以下』という解説に納得できるのではないでしょうか。
「給湯器のお湯なら平気なのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、そちらもおすすめできません。
給湯器のお湯は確かに適温にコントロールできますが、給湯時、瞬間的に50℃以上になることがあるためです。機種によってはその限りではありませんが、取扱説明書を確認してから給湯器と接続したほうがよいでしょう。
頑丈に見えても、思わぬ理由で故障が心配される洗濯機。日本電機工業会の解説を参考にして、50℃以下のお湯を使用しましょう。
[文・構成/grape編集部]