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出産祝いはいつ渡すべき? 金額の相場や選び方、定番のギフトも解説

By - COLLY  公開:  更新:

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赤ちゃんが生まれたことを祝うために贈る「出産祝い」は、親や家族、友人たちからの思いやりを表現する大切な贈り物です。

しかし、何を選べばよいのか、どのようなマナーがあるのか、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

本記事では、新生児の誕生を祝う出産祝いについて、選び方やマナーについて詳しく解説します。

出産祝いとは

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ここでは、赤ちゃんが生まれたことを祝うために贈るプレゼントである「出産祝い」について、その意義や起源を解説します。

出産祝いの意義

出産祝いとは、赤ちゃんの誕生をお祝いする習慣のことです。現代では、生まれた子供の両親にプレゼントやお祝い金を贈るのが一般的になっています。

昔は出産前後にいくつかの儀式や習慣がありましたが、最近はお七夜とお宮参りだけを祝う家庭が多いようです。お七夜では、赤ちゃんが生まれてから7日目の夜に家族や親族が集まり、赤ちゃんの名前を発表する命名式を行います。お宮参りとは、赤ちゃんが生後1か月くらいの時に、家族で神社に参拝に行く儀式です。

また伝統的な習慣ではありませんが、妊娠5か月目に「妊娠祝い」、生後6か月目に「ハーフバースデー」を行う家庭も増えています。

出産祝いの起源と歴史

日本における出産祝いの起源は、平安時代に貴族の家に子どもが生まれた際に行われた「産養い(うぶやしない)」という式。これが現代の出産祝いの源流となったとされます。

産養いでは、生後3日、5日、7日、9日の夜に家族や親戚が集まり、手作りの衣服や食べ物を贈り、赤ちゃんの誕生を祝っていました。この伝統は、現代にも続くお七夜やお宮参りに受け継がれ、出産を祝う儀式として今日でも多くの人々に親しまれています。

大切な命が誕生することを喜び合うことは、古くから変わらぬ喜びであり日本の文化の一端を担うものといえるでしょう。

出産祝いのマナー

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ここからは、出産祝いを贈る際に覚えておきたいマナーについて解説します。送るタイミングや金額の決め方など、確認しておきましょう。

出産祝いを贈るタイミング

赤ちゃん誕生のニュースを聞いて、まず考えるのは「出産祝い金はいつ持っていけばよいのか」ということではないでしょうか。

基本的に出産祝いは、出産の知らせを聞いてから1か月後くらいまでに贈るようにしましょう。

とはいえ、出産後すぐに病院や家に押しかけるのはNGです。例えば、出産後の産院での生活はお母さんにとって意外と大変なもの。昔に比べて入院期間が4~5日と短くなり、退院後の生活についても看護実習や指導が行われ、ベッドで休める時間はあまり残されていないようです。

また、防犯の観点からも鍵のかかる個室ではない限り、ご祝儀を病室に置いておくのは危険ですので、あまりおすすめできません。この間は電話やメールでお祝いの言葉を伝え、その後、お祝い金を持参するようにしましょう。

お祝い金を持って自宅を訪れる場合は、お母さんと赤ちゃんが1か月検診を終えた後がおすすめです。この時期なら、比較的母子ともに落ち着いている時期です。

出産祝いの相場と金額の決め方

出産祝いは一般的な金額の相場を知っておくことで、贈る側も贈られる側も気持ちよく贈り物のやり取りができます。

ここでは、贈る相手別にご祝儀や出産祝いのプレゼントの相場をご紹介します。

家族・親族

家族や親族の場合は1万円~3万円ほどが相場です。家族の場合は、足りないものや欲しいものを確認しやすいので、プレゼントを贈る場合は、予算を伝えて必要なものを聞いてから購入するとよいでしょう。

兄弟姉妹への出産祝いの相場は、年齢や結婚しているかどうかによって異なります。学生の弟妹から贈る場合もあれば、稼いでいる兄姉から贈る場合もあります。

贈り主の状況によっても異なりますが、学生の場合は3千円程度でも問題ありませんし、社会人の場合は1万円以上を考えることが一般的です。

また、付き合いのある親戚への出産祝いの相場は、関係性や親族の間でのバランスを考慮する必要があります。親族間での価格差が大きくなりすぎないように気を配りましょう。

知人や友人

友人・知人と親しい間柄であれば3千円~1万円程度、たまにしか会わない場合は3千円~5千円程度がおすすめのプレゼント額です。

あまり高価すぎるものを贈ると、相手に気を遣わせてしまうことがあるので注意しましょう。

一般的に友人間では、出産祝いを個人的に包む場合は5千円~1万円が妥当とされています。おむつケーキや新生児用の衣類などをプレゼントする場合は、それらの商品の価格を足した総額で計算します。贈答品の総額が高額になりすぎると、相手の負担になることがあるので気を付けましょう。

職場

上司が部下に贈る場合は5千円~1万円、同僚に贈る場合は3千円~5千円が相場です。

会社関係の相手への出産祝いは、周囲の意見を参考にすることが重要となります。

通常は連名で贈ることが多いですが、自身の金額が少なすぎず多すぎずバランスを取るようにしましょう。

友人や同僚が集まってお祝いする「シャワーギフト」の場合、予算は「相場×人数」なので、高価なものを購入することができます。出産で出費がかさむこの時期には喜ばれることでしょう。ただし、あまりに高価なプレゼントだとお返しが大変な場合もあります。

出産祝いの包み方とメッセージの書き方

出産祝いを贈る際には、ラッピングの仕方やメッセージの書き方に気を配ることが大切です。

出産祝いの包み方

包むお金はなるべく新札で用意するようにしましょう。新札で用意するのは、この日のために用意したことをアピールするためです。

また、出産祝いの際ラッピングなしで贈ることは、相手に対する丁寧さや気遣いが足りない印象を与えるかもしれません。

出産祝いのラッピングはただ包むだけの作業ではなく、贈り物に込めた思いや愛情を一緒に伝える特別な手段です。贈る品物を箱にきちんと収め、その上から美しい包装紙やリボンを添えることで、より特別感と喜びを伝えることができるでしょう。

もし包装に自信がない場合でも、シンプルながらも可愛らしいリボンやシールを使って、少しでも気配りを感じさせることが大切です。

メッセージの書き方

出産祝いのメッセージを書く際には、以下の点に注意しましょう。

まず、忌み言葉に注意することです。出産祝いのメッセージでは、不吉な意味を持つ言葉は避けましょう。具体的には、「流れる」「失う」「落ちる」「止まる」「消える」「苦しむ」などの言葉です。

また、親しい間柄の相手へのメッセージにも配慮をしましょう。友人や長年の親戚など、親しい間柄の相手には冗談などの軽い言葉に気を付けてください。出産直後の母親はデリケートな精神状態にあることが多いので、形式を意識した文章を使うことが望ましいです。赤ちゃんの成長には個人差があるので、早い成長を促すような表現も避けたほうがよいでしょう。

メッセージは温かく応援するものであるべきです。赤ちゃんの誕生を喜び、誠意が伝わるような言葉を選んでサポートを申し出るようにしましょう。

出産祝いを贈る相手とその関係性

出産祝いを贈る際には、贈る相手との関係性を考えることが大切です。以下、親族・仲のよい友人・会社関係や付き合いの浅い相手への出産祝いについて解説します。

親族へのプレゼントはリクエストを聞いて選ぶ

兄弟や姉妹、いとこなど親族への出産祝いを選ぶ時は、すでに持っているものと重複しないように事前に何が欲しいか聞いておきましょう。

子育て中の親御さんは、欲しいもののアイデアはたくさんあっても自分からリクエストするのは難しいものです。親しい間柄だからこそリクエストを聞いてあげたり、希望に応えてあげたりすることで喜んでもらえるのではないでしょうか。

仲のよい友人にはセンスのよいアイテムを贈る

親しい関係にある友人に出産祝いを贈る場合は、相手が喜びそうなベビー服やママグッズを選びましょう。

あなたならではのセンスが光るプレゼントは、贈られた人にとっても特別な存在となり心に残るはずです。大切なお友達の笑顔を思い浮かべながら、特別なアイテムを選んでみてください。

会社関係や付き合いの浅い人には実用的なプレゼントを選ぶ

あまり個人的な付き合いがない人や、よく知らない人への出産祝いには実用的なアイテムを選ぶのがおすすめです。

おむつやおしりふきなどの育児消耗品、アルバム、お金などは、いくつあっても困らないものです。

出産祝いギフトの選び方

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出産祝いギフトを選ぶ際には、相手の好みやニーズに合わせた贈り物を選ぶことが大切です。以下に、出産祝いギフトの選び方についてまとめてみました。

出産祝いにふさわしいアイテム

出産祝いのプレゼント選びは慎重に行いたいものです。以下に、出産祝いを選ぶ際に気を付けたい3つのポイントをご紹介します。

赤ちゃん用品

赤ちゃん用品は、赤ちゃんの生活に必要なアイテムを選ぶことが大切です。

例えば、おむつや肌着、バスタオル、ベビーカー、ベビー寝具などは、赤ちゃんの日常生活に必要なものです。

ただし、予算によっては高価なものも多いので、贈る相手との関係や予算に応じて選ぶようにしましょう。

ママ向けギフト

出産という大仕事を終えたママには、ほっと一息つけるアイテムを贈るのがおすすめです。

よく、「子育てが大変だから、自分の美容ケア用品は後回しにしていた」というお母さんも多いのではないでしょうか。そんな頑張るお母さんには、ほっと一息つけるようなスキンケアアイテムなどがぴったりでしょう。出産祝いは赤ちゃんのためのアイテムが多くなりがちですが、「出産を頑張ったお母さん」のためのプレゼントも喜ばれます。

両親向けギフト

両親への贈り物も、出産祝いとして人気があります。「イクメン」という言葉が広まりパパたちがだっこ紐を使いこなす姿もよく見かけます。

新たな生活に向けて頑張るパパを応援するためにも、両親向けの贈り物を選んで家族全員を喜ばせましょう。例えば、パパとママの両方が兼用で使えるような育児グッズが挙げられます。

性別によるギフトの選び方

赤ちゃんが生まれた際に、性別によって贈るギフトを選ぶことがあります。以下は、男の子と女の子それぞれの性別の赤ちゃんへの出産祝いにぴったりなアイテムをご紹介します。

男の子への出産祝い

男の子への出産祝いを選ぶ際には、色や柄にこだわることが大切です。原色に近い色よりも優しいパステルカラーのほうが、赤ちゃんの個性を引き立てることが多いため、パパやママに好まれる傾向にあります。一方、黒は赤ちゃんらしさがないため、好みが分かれる色です。

ブラックの代わりに人気なのがグレーですが、地味になりがちなのでデザインにこだわるとよいでしょう。

柄を選ぶ時は、車や電車、恐竜などは男の子が喜ぶ柄です。ウサギやハムスターなどの小動物は女の子らしくなりがちなので、迷ったら避けたほうが無難です。

特に1歳未満の赤ちゃんは、顔を見ただけでは男の子か女の子か判断できないことが多いので、服装や持ち物で性別を見分ける人もいます。

どうしても不安な場合は、両親にどのような色や柄がいいか確認してみるのがよいでしょう。色や柄、デザインには明確な正解があるわけではないため、贈る相手が喜ぶかどうかを考えたプレゼントにするのがベターです。

女の子への出産祝い

女の子の赤ちゃんの出産祝いのプレゼントは、色や柄、デザインがかわいらしいアイテムを選ぶのがポイントの1つです。

また、日常生活で使えるような衣類や雑貨なども喜ばれます。男の子も同様で、赤ちゃんは毎日たくさんの汗をかくため、肌着や靴下などの衣類があると親御さんもありがたいはずです。衣類を贈る場合は、赤ちゃんの成長を見越して、少し大きめのサイズを選ぶのもよいでしょう。

おしゃれでかわいいものを贈りたいという人は、おしゃれやかわいいの定義が多岐に渡ることにお気付きでしょうか。

そこでおすすめなのが、先輩ママやプレママのインスタグラムをチェックすることです。インスタグラムでは、「女の子ママ」や「ベビーガール」でタグ検索をすると、ママたちが使っている最新のトレンドやアイテムを見ることができます。

最近は、女の子向けの出産祝いでもピンクは女の子の色、ブルーは男の子の色という固定観念がありません。アイボリーやベージュ、くすんだ色、アースカラーなど、大人が好むような色合いもベビーグッズでは人気です。

その色柄が女の子らしいかどうかを判断基準にするのではなく、赤ちゃんの個性を活かす贈り物かどうかを念頭にプレゼントを選んでみましょう。

ギフトカードや資金贈与の場合

出産祝いに商品券を贈ることには、さまざまなメリットがあります。出産祝いのプレゼント選びに迷った時や、贈る相手の好みがわからない時は、商品券を選ぶとよいでしょう。

ベビー用品やおもちゃなどのアイテムを選ぶ場合、好みに合わないアイテムを選んでしまう可能性があります。

しかし、商品券であればママが好みのアイテムを選ぶことができるため、喜ばれることが多いです。また、有効期限のない商品券を選べば都合のよい時に必要なものを購入することができます。

子育てに追われお祝いの品が使われないこともありますが、商品券であればいつでも使えるので安心です。

ただし、商品券を贈る際には相場を考慮しましょう。贈る相手との関係性や地域性にもよるため、周囲の意見を参考にするとよいです。

オンラインでの出産祝いギフト選び

ネットでの出産祝い選びは、実際に商品を手にとって確認することができないので少し難しいかもしれません。

しかし、最近はネット通販が主流になりつつあり、多くの選択肢の中から選ぶことができるというメリットもあります。以下、ネット通販の出産祝いを選ぶ際のポイントをご紹介します。

信頼できるネットショップを選ぶ

まず、信頼できるお店を探すことが大切です。ベビーギフトの多くは、赤ちゃんが使うアイテムが多いことでしょう。そこで出産祝いを購入する際は、赤ちゃんが使っても安全なものを選ぶことが大切です。

ネット上には安価な赤ちゃんのおもちゃがたくさん販売されていますが、小さな赤ちゃんが使うには大きすぎたり、持ちにくかったり、パーツが外れやすかったりすることがあります。安すぎるベビーグッズは出産祝いにふさわしくないという意見もありますし、安全面でも不安です。

そのため、ベビー用品や出産祝いを取り扱っている、実績やクチコミがあるお店のネット通販を利用するか、出産祝い専門で実績のあるお店のネット通販を利用するとよいでしょう。

ニーズや状況を考慮しましょう

出産祝いの選択は相手のニーズや状況を考慮することが重要です。サイズや趣味に合わないアイテムや必要のないもの、スペースを取る大きなアイテムは避けるようにしましょう。

例えば、ベビー服は可愛らしくて人気のあるプレゼントですが、成長が早いためサイズアウトしてしまうことや、好みに合わないと着せる気にならないというケースもあります。おむつもメーカーやタイプによって合う、合わないことがあるため事前に希望を確認することが大切です。

おむつケーキのような可愛らしいプレゼントでも、包装を剥いで使う手間やサイズアウトの早さによって使い切れない場合もあります。消耗品やアイテムの必要性も注意が必要です。例えば、同じものを複数の人からたくさんもらってしまい、使い切るのが大変だったり、赤ちゃんの状況に合わなかったりすることもあります。

さらに、大きなアイテムはスペースの問題やほかの人とかぶる可能性も考慮しなければなりません。ベビーベッドやベビーカーなどは高価でありがたいプレゼントですが、すでに購入済みだったり、ほかの人からもらってしまったりすると迷惑になってしまいます。

そこで、事前に相手の意見や希望を確認することで、喜ばれる出産祝いを選ぶことができるでしょう。

メッセージカードを添える

出産祝いをネットで購入するのは便利ですが、宅配便で届けるとなると、手渡しよりも事務的な印象を受けることもあります。

出産のお祝いと一緒にメッセージカードを送ることで、温かさや喜びが伝わるのでメッセージカードを活用しましょう。

多くのネットショップでは、出産祝いと一緒にメッセージカードも届けてくれます。

出産祝いだけを送るよりも、メッセージカードがあるほうがプレゼントを受け取るご家族の印象も良く、喜んでいただけるのではないでしょうか。

送料や配送に気を配る

出産祝いは、パパやママに直接手渡す方法と、郵送で贈る方法があります。贈り物が決まったら、まずは贈る相手の希望を確認しましょう。

「赤ちゃんを見に来てほしい!」といわれたら、訪問する日時を調整します。お父さんの場合は、職場などで手渡しを検討してもよいでしょう。

それ以外の場合は、出産後の負担を考慮して宅配便で贈るのが無難です。ネットショップで購入する場合は、お届け先の住所を配送先に指定することで、スムーズに配送することができます。実店舗で購入する場合でも、宅配便を利用できるケースは多いので、問い合わせてみるとよいでしょう。

里帰り出産の場合は、両親の自宅に直接贈るのが適している場合もあります。その際は、事前に連絡をして、届け先や日時を指定しておくことが大切です。また、出産祝いの金額には送料が含まれていないため、なるべく送料を安く抑えられるお店を選ぶとよいでしょう。

人気の出産祝いギフト

ベビー服や小物

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・オーガニックコットンを使用したベビー用衣類

・ベビー帽子

・ベビーシューズ

オーガニックコットンを使用したベビー用衣類

赤ちゃんの肌はとても敏感で、肌に触れるものによってはアレルギーを起こすことがあります。

そのため、オーガニックコットンなど、赤ちゃんの肌に優しい素材の服を選んであげるとよいでしょう。

オーガニックコットンとは、農薬や化学肥料を使わず、あるいは制限して栽培された綿花のことで、通常の綿花よりも肌に優しく、アレルギーのリスクも低いといわれています。

ベビー帽子

帽子は夏は強い紫外線から、冬は寒さから赤ちゃんの頭を守ってくれる便利なアイテムです。

また、うまく動けない赤ちゃんが転んだり、つまずいたりした時に頭を守ってくれます。

そして、帽子をかぶっている赤ちゃんの姿はとてもかわいいものです。思わずSNSでシェアしたくなるようなかわいい帽子をプレゼントすれば、おしゃれなママにも喜ばれること間違いでしょう。

大切な頭を寒さや紫外線から守ってくれるベビー帽子を贈ることで、赤ちゃんを大切に思う気持ちが伝わります。出産祝いにおすすめのおしゃれな商品も多数販売されていますので、お友達のセンスに合わせて選んでみてください。

ベビーシューズ

新生児期には靴が必要ないため、出産時に靴を準備する親はあまりいません。

しかし、歩く前から靴に慣れておくといざ靴が必要になった時に抵抗が少なく、すんなり履いてくれるようになります。

また、赤ちゃんは成長が早いので、歩き始めると3か月に1回は新しい靴が必要になります。靴は常に何足か持っておくと安心です。

よい靴は値段も高く、自分で買う人が少ないので、プレゼントすると喜ばれます。

ただし、赤ちゃんが初めて履く靴であるファーストシューズは、近親者から贈られることが多く、ギリギリのサイズ合わせが必要なので、出産祝いとして贈るのは避けたほうがよいでしょう。

少し大きめのセカンドシューズを贈ると、履く頻度が高くなるため喜ばれます。

赤ちゃんの健康を願うギフト

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・ベビーケアセット

・ベビーカーシート

・ベビーマッサージオイル

ベビーケアセット

デリケートな赤ちゃんの爪や肌には、適切なベビーケア用品を使うことが大切です。

babybubaなどの人気ブランドは、赤ちゃんの健康と安全を考えて開発された製品を提供しています。こうしたブランドのベビーケアアイテムは、かわいいケースに入っていて、持ち運びにも便利です。

また、肌に優しい素材のベビーブラシやスポンジは、デリケートな赤ちゃんの肌を守るのに役立ちます。これらのベビーケアアイテムは、0歳から使えて赤ちゃんの成長に合わせて長く使えるので、実用的でおすすめです。

赤ちゃんの健康と快適さを願う贈り物として選ぶことで、新米ママやパパに喜びと安心感を与えることができるでしょう。

ベビーカーシート

赤ちゃんは暑さや寒さを感じて、そわそわすることがよくあります。

ベビーカーシートは、ベビーカーの中で赤ちゃんの不快感を和らげるために保温や保冷の効果が期待でき、またベビーカーの移動中の衝撃を吸収してくれるクッションの代わりにもなるのです。

外出先で赤ちゃんがそわそわし始めると、対応に困ってしまうこともありますが、ベビーカーシートは赤ちゃんがそわそわする回数を減らすことができるので、親子ともに便利なアイテムといえます。

ベビーマッサージオイル

赤ちゃんの肌に触れるベビーマッサージは、お母さんと赤ちゃんのスキンシップを深める素晴らしい機会です。特にオイルを使ったベビーマッサージはおすすめです。

赤ちゃんはお母さんの愛情を全身で感じ、安心感を得ることができ、赤ちゃんとお母さんの信頼関係も深まります。さらに、ベビーマッサージは赤ちゃんの発育を促し、健やかな成長をサポートし、赤ちゃんの肌に刺激を与えることで皮脂の分泌が促され、リンパの流れもスムーズになります。

高級ベビーグッズ

出産祝いを贈る際には、高級感のあるアイテムを選ぶのがおすすめです。ただし、ただ高価なものを選ぶだけでなく、素材やブランドの背景にも気を配る必要があります。

また、贈る相手の好みやセンスを考慮することも大切です。出産祝いにおすすめの高級アイテムとしては、上質な素材を使ったベビーアイテムや、頑張るママとパパのためのアイテムが挙げられます。

高級キッチン家電やプロ仕様の調理器具、珍しい高級食材などは、普段は手の届かないアイテムですが、贈られると嬉しいですよね。高級なアイテムは、上質な素材でできているものが、また、ベビー用品は高級な素材のものだけでなく、手触りがよく、見た目も上品な天然素材のもがおすすめです。

有名ブランドのアイテムは、素材や仕上がりにこだわって作られていることが多いので、高級感を演出するのに適しています。

保育グッズや玩具

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・ベビージム

・布絵本

・ラトル

ベビージム

ベビージムは、赤ちゃんの発達に欠かせない知育玩具です。カラフルなおもちゃと音の出る仕掛けが五感を刺激し、視覚と聴覚の発達を促します。

手足を使っておもちゃを触ったり蹴ったりすることで、運動神経を向上させることができるのです。

また、一人遊びを通して自己発見や試行錯誤の機会を提供し、集中力、運動能力、想像力の発達にも寄与します。

赤ちゃんが遊んでいる間にママは家事をすることができ、お互いの時間を有効に使うことができるベビーアイテムは贈り物として喜ばれることでしょう。

布絵本

赤ちゃんが引っ張っても破れにくく、舐めても安全で、繰り返し洗える布絵本は、生後3か月頃の乳児期から遊べるベビーギフトです。

絵本は、扉がめくれたり、赤ちゃんが持つと音が鳴ったりと、さまざまな仕掛けが施されているので、赤ちゃんの指先の使い方のトレーニングにも最適といえます。

3か月、6か月の赤ちゃん向けの絵本は種類も豊富なので、セットで贈るのもおすすめです。絵本が大好きな赤ちゃんへのプレゼントにいかがでしょうか。

ラトル

ラトルは「ガラガラ」と呼ばれることが多く、赤ちゃんが遊ぶおもちゃとして、また赤ちゃん自身が振って音を楽しむおもちゃとしても最適です。

大小2種類のサイズがあり、小さいサイズは生後3~4か月頃から、大きいラトルは生後6か月頃からの使用をおすすめします。

ラトルは外出先でも大活躍するので、家用と車用を用意しておくと便利です。「聞く」「見る」「触れる」「つかむ」など、五感をバランスよく刺激するラトルは、出産祝いにぴったりです。

写真やアルバム関連のギフト

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・フォトフレーム

・フォトアルバム

・フォトブック

フォトフレーム

赤ちゃんが生まれると、たくさんの写真を撮りたくなりますね。笑った顔や眠っている姿、どの瞬間も可愛くてたまりません。

成長する姿を写真に収めるのは楽しく、後で見返すのも楽しいものです。そんな思い出の写真をフォトフレームに入れて飾ってもらいましょう。

シンプルな色やデザインは、どんなインテリアにも合いやすく、上品な雰囲気を演出してくれます。

ぜひ、フォトフレームをプレゼントして赤ちゃんの成長の瞬間を飾ってあげましょう。喜ばれること間違いなしです。

フォトブック

出産祝いにフォトブックを選ぶことには、メリットがあります。それは、その子だけのオリジナルの本を作成できることです。

写真を絵本のようにまとめることで、一生の記念になるような素敵な1冊に。本にはお子さまのお名前が印刷されるので、オリジナリティが出るでしょう。

また、お子さまの成長を追いかけることができるフォトブックもおすすめです。

フォトブックを組むことで、お子さんの成長を時系列で追えるため様子がわかりやすく、家族や友人と振り返るのも楽しくなります。

さらに、フォトブックにはメッセージや誕生日、出身地、身長・体重などの情報を記録しておけるのも特長です。きっと特別な思い出と愛情を込めた贈り物になることでしょう。

ママ向けギフト

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・バスケア用品

・家電用品

・食品・お菓子

バスケア用品

頑張ったママへの特別なプレゼントとして、優しくいたわるスキンケア用品やリラックスできるバス用品を選びましょう。

忙しい家事育児に追われるママにとって、バスタイムはリラックスできる貴重な時間です。バス用品としては、香り高いバスソルトやバブルバス、リラックス効果のあるアロマオイルがあります。こうしたアイテムは、疲れた心と体を癒やし、バスタイムを贅沢なリラックス体験に変えてくれるでしょう。

また、スキンケア用品もママにとって嬉しいプレゼントです。忙しい日々の中で、自身の肌や髪のケアを怠りがちなこともありますが、そんなママには優しくいたわるスキンケア用品が喜ばれます。

保湿効果の高いボディクリームやハンドクリーム、自然成分を使用したマイルドな洗顔料やシャンプー、そしてリップバームなど、肌や髪をしっかりケアしてくれるアイテムが適しています。

頑張っているママに特別なプレゼントとして選ぶことで、癒しのひと時を提供することができるでしょう。

家電用品

ママの育児をサポートするための素敵なプレゼントとして、家事を楽にしてくれる便利な家電を選んでみましょう。

ハンドブレンダーは離乳食づくりに便利なため、出産祝いに喜ばれるキッチンアイテムです。

1人目の赤ちゃんを迎える人には特におすすめで、手軽に食材を柔らかくし赤ちゃんの食事づくりをサポートしてくれます。

また、赤ちゃんとママが過ごすお部屋の乾燥対策には、超音波加湿器も人気アイテムです。快適な湿度を保ちながら、赤ちゃんの健康と快適な環境づくりに役立ちます。

食品・お菓子

ご家族で美味しく食べられる食品やお菓子も人気の出産祝いアイテムです。

美味しい食べ物は、ママと家族が元気を取り戻す一助となります。ノンカフェインのコーヒーやジュースも人気がありますので、気分転換やリラックスの時間に楽しむことができるでしょう。

ママが美味しい食べ物を食べて元気を取り戻し、育児に力を発揮できるようなプレゼントは、心温まる思いを伝えることができます。

食品やお菓子、ドリンクは、赤ちゃんの成長を祝福すると同時に、ママの癒しとなることでしょう。大切な人の笑顔を想像しながら、心から喜ばれるギフトを選んでください。

両親向けギフト

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・抱っこ紐

・カタログギフト

抱っこ紐

使い勝手のよい抱っこひもは、パパとママが共有できる素敵な出産祝いです。ベビーカー同様、抱っこひもも年々進化し、ますます便利になっています。

初めて出産される人だけでなく、すでに上のお子さんで使用した経験のある人にもおすすめのアイテムです。

抱っこ紐は古くなったり汚れたりするので、出産祝いにはより使いやすい新しいアイテムを提案するのがよいでしょう。

赤ちゃんが生まれたばかりの頃から使えるベビーキャリアを選ぶことで、新米パパママは安心して赤ちゃんを抱っこすることができます。

また、男性でも使いやすいデザインやカラーリングのベビーキャリアを選ぶとよいでしょう。

1人で簡単に着脱できることも重要なポイントといえます。忙しいパパママにとって、ベビーキャリアの着脱に手間がかからないのはとても便利です。

カタログギフト

カタログギフトは、贈る相手が本当に欲しいものを選ぶことができるので、出産祝いの贈り物として賢い選択です。

定番のギフトであり、金額に応じてカタログを選ぶことができるので、特に忙しい人には効率よく贈ることができます。

出産内祝いカタログギフトの内容は、ブランド品やママへのご褒美、赤ちゃんと一緒に楽しめる体験ギフトなどジャンルによってさまざまです。

特別な出産祝いギフト

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ひと味違った特別な出産祝いを贈ろうと考えている人もいるのではないでしょうか。以下は特別な出産祝いギフトの例です。

名入れギフト

名入れギフトは、赤ちゃんの名前や生年月日を入れたオリジナル商品を贈ることができます。

例えば、ベビー用品やアクセサリー、写真立て、おもちゃなどに名前を入れて贈ると喜ばれることでしょう。

ハンドメイドギフト

ハンドメイドの出産祝いアイテムは、素材のよさや使い勝手のよさから、特別なプレゼントにおすすめです。

ハンドメイドの出産祝いアイテムを選ぶことで、「おめでとう」の気持ちを特別な形で伝えることができます。

作り手が一つひとつ丁寧に手作りした作品は、愛情がこもっていて、贈る相手に温かい気持ちが伝わりますよ。

伝統的なギフト

「犬張子」と「でんでん太鼓」は、日本独自の伝統的な出産祝いです。犬張子は、妊娠5か月の最初の戌の日に安産を祈る習慣から、安産と子どもの成長を祈る出産祝いに贈られてきました。

犬張子は伝統工芸品で、とても軽く、赤ちゃんのおもちゃとして適しています。

でんでん太鼓は、古くから子供をあやすためのおもちゃです。出産祝いに贈られるのは、「素直な子に育ってほしい」という願いが込められています。叩くと楽しい音がするシンプルな太鼓で、「デンデン」という音には邪気を払うという意味もあるそうです。また、「でんでん太鼓」の柔らかな音は、赤ちゃんにとって初めての楽器になることもあります。

その由来や意味も一緒に伝えられると、より深い意味を持つ贈り物として喜ばれることもあるでしょう。

最近はおむつケーキや洋服など現代的な贈り物が主流ですが、犬張子やでんでん太鼓など伝統的な贈り物も深く愛されています。

チャリティー商品

チャリティー商品とは、商品の売り上げの一部が社会貢献活動に使われるような商品をさします。

例えば、生まれたばかりの赤ちゃんに贈るチャリティーギフトや、障がいを持つ子供たちを支援するチャリティーギフト、環境保護に力を入れたチャリティーギフトなどです。

出産祝いにチャリティー商品を贈ることで、社会貢献だけでなく、赤ちゃんとそのご両親にとって特別な思い出を作ることができます。

出産祝いのエチケット

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出産祝いを贈る時には、相手の気持ちや文化に配慮し、エチケットを守ることが大切です。最後に、返礼品と注意点について確認しておきましょう。

返礼品(内祝い)について

出産内祝いには、「子宝に恵まれた幸せを分かち合う」という意味が含まれており、赤ちゃんにとって初めてのご挨拶の役割を果たします。

また、赤ちゃんの誕生を報告し、名前をお披露目するものでもあるので、「よろしくお願いします」という気持ちを込めたプレゼントを選ぶとよいでしょう。出産内祝いの予算は、いただいたプレゼントの2分の1程度が目安です。ただし、家族や上司から高価なプレゼントをもらった場合は、プレゼントの3分の1以下でも問題ないでしょう。

地方の風習と注意点

出産祝いや内祝いを贈る際には、贈る相手との関係や文化の違いに注意することが大切です。出産祝いのプレゼントや金額、タイミングは地域によって異なる場合があります。

例えば、関西・近畿地方では、出産祝いに対してお祝い金の1割を半紙に包んでお返しする「おため返し」という作法がありますが、これは内祝いとは別に行うものです。

さらに、関東と関西では、出産祝いや内祝いの相場が異なります。関西では、関東よりも高額なお祝い金を用意することが多いため、内祝いの金額もそれに応じて変わります。

また、海外から出産祝いをもらった場合は、内祝いの金額を郵送代を含めてもらったものの3分の1から半額程度にするのがマナーです。

高額な内祝いは相手を恐縮させてしまう可能性もあります。

贈る内容や金額、時期などについては相手に確認したり、周囲の人に相談したりするとよいでしょう。

心のこもった出産祝いを

赤ちゃんの誕生は、新しい命が生まれる特別な瞬間であり、その喜びを分かち合うために贈るギフトは、心のこもったものであれば喜ばれるでしょう。

ベビー服やおもちゃなど一般的に人気のあるプレゼントも素敵ですが、最近では、オーガニック商品やママが楽しめるアイテム、体験ギフトなども注目されています。

とはいえ、出産祝いを贈る際には、贈る相手の好みやライフスタイル、地域の風習に合わせたギフトを選ぶことも大切です。

プレゼントの金額については、関係性や予算に応じて決めるのが一般的で、高価なものである必要はありません。

贈る相手との関係やプレゼントの意図に合った、心のこもったプレゼントを選んで贈りましょう。


[文・構成/grape編集部]

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