ケープは振る? 振らない? 花王の解説に「そんな表示が」「初耳でした」
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※写真はイメージ
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- 出典
- 花王
ボタンを押せばシュッと出てくるエアゾール製品。消臭剤やヘアスプレー、防虫用品でお馴染みです。ただ、「使う前に振るの? 振らないの?」と迷うことがあるかもしれません。判断するコツはあるのでしょうか。
エアゾール製品は使用前に記載を読もう
シュッと吹きかけるだけで使える便利なエアゾール製品。複数の液体や成分が入っているため、使う前には必ず振りたくなるかもしれません。でも、実は振って使うもの、振らないで使うものに分かれています。エアゾール製品を多くリリースしている花王が公式サイトで詳しく教えてくれました。
1.振ってOKのエアゾール製品
成分が分離していたり、乳化系の原液を使っていたり、粉末が配合されているものは、振ってから使用します。中身を均一に混ぜるためです。
2.振らないで使うエアゾール製品
シュッと噴き出す時に使われる噴射剤が圧縮ガスで、かつ、振って使うとガスが不足してしまうタイプのエアゾール製品は振らずに使用します。
3.振っても振らなくてもよいエアゾール製品
原液と噴射剤がよく混ざり合うタイプのエアゾール製品は、振っても振らなくても使用できます。
エアゾール製品の振る、振らないは、このような点で見分けられます。とはいえ、「いちいちそんなこと考えていられない」と思いますよね。
そこでもっとも簡単な方法で判断しましょう。ボトルの表示を見ればすぐに分かります。
なかには振る・振らないの表示がない製品もあります。花王によると、このような場合は振っても振らなくてもOKとのこと。花王製品ならヘアスプレーの「ケープ」が代表的です。
また、製品によっては「頭部を上にして使う」と書かれていることもあります。記載通りに使いましょう。
エアゾール製品は取り扱いに気を付けて
便利なエアゾール製品ですが、噴射剤としてLPガスが使われています。通常通りの使い方なら問題ありませんが、場合によっては危険を招いてしまうこともあるため、製品に記載された禁止事項もしっかり読んでください。
特に「火気がある場所」「高温になる場所」「換気の悪い場所」はNGです。思わぬ事故が起きたり、体調に悪影響が出たりする可能性があります。
捨てる時にも注意が必要です。中身は必ずすべて噴射しきってから出してください。残っているとゴミ処理場で引火し、火災の原因になります。ゴミに出すときには自治体の分別や捨て方を守りましょう。
花王では捨て方やエアゾール製品の使い方で困ったら、問い合わせをして欲しいと告知しています。分からないことがあったら気軽に連絡してみてはいかがでしょうか。
エアゾール製品は内容物によって振る・振らないが違ったり、取り扱いに少し注意が必要だったりと、少々意外な手間がかかります。それでも便利なことには変わりありません。特長を知って使いこなしていきましょう。
[文・構成/grape編集部]