電車で読書をしていた乗客に、駅員が注意 理由に「そりゃそうだ…」「気を付けよう」
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
「電車は図書館ではない」
駅員として働く@n3cflFNAtq5B9o3さんは、X(Twitter)に、こんな言葉を投稿しました。
電車で読書をする人は少なくないでしょう。そんな人は、一瞬ドキッとしてしまったかもしれません。
しかし投稿者さんは、『電車で読書をすること』を否定しているわけではないようです。「電車は図書館ではない」と思わざるを得なかった出来事があって…。
電車で読書をしていた客、半日も乗っていて?
ある日、年齢の若い乗客が、読書をするために半日近く電車に乗り続け、始発から終点までを何往復もしていました。
電車に乗る時は、改札を出る出ないにかかわらず、乗ったぶんの料金を支払わなければなりません。
料金を支払っていれば往復しても問題はありませんが、その乗客は、「改札さえ出なければお金がかからない」と思っていたそうです。投稿者さんが、声をかけると…。
「お金がかかるなんて知らなかった。せめて入場券だけにしてほしい。終点まではひどい」
乗客は、料金を支払うことに納得がいかない様子。
投稿者さんが「悪意がないのは分かりますが…」と諭しつつ、『確実に判明している1往復ぶんの料金』を求めると、今度はこんな言葉が返ってきたそうです。
「あなたの給料が直接減るわけじゃないでしょ?途中駅まででよくない?」
これに対し、投稿者さんは「直接は減りませんが、この仕事で食べているんです」と答え、乗客は渋々1往復ぶんの料金を支払って去ったといいます。
※写真はイメージ
投稿者さんは「たとえ読書をするだけだったとしても、電車に乗るなら定められた運賃を支払ってほしい」という思いで、「電車は図書館ではない」と、一連の出来事を投稿したのでした。
ちなみに、故意ではなくうっかり寝過ごしたり、乗る電車を間違えたりして、降りるはずの駅を越した場合でも、乗務員や駅員に申告が必要とのこと。
話を聞いたうえで係員が『誤乗』であると判断した場合は、無料で戻る手配をしてもらえることがあるそうなので、きちんと申告をするようにしましょう。
意外にも多い「知らなかった…」の声
なお、読書をしていた乗客と同じように、改札を出なければ料金はかからないと勘違いをしている人は多い模様。
投稿者さんいわく、忘れ物をして改札を通らずに戻ってきた客などと揉めることは、実際に多いそうです。
Xの投稿が拡散されたことで、改めて『改札を出なければ無料』と誤解している人が多いと感じたという、投稿者さん。
話をうかがったところ、こんな思いを明かしてくれました。
ICカードの普及に伴い『改札を出る時にチャージから運賃を引かれる』体験に慣れてしまい、『改札さえ出なければ無料』と錯覚してしまう気持ちも分かります。
しかし、鉄道は多くの職人が携わっている『目に見えない財産』であることを、多くの方に知っていただきたいと思います。
みんなが『目に見えない財産』を作り上げるために、各々に課せられた使命を全力で全うしています。
それを思い浮かべてもらえたら、「往復ぶんを払うのは納得いかない」といっていた人も、自ずと『乗ったぶんの運賃を正しく払う』気持ちになると、私は信じています。
私たちの生活を支えてくれる電車。身近な存在であるために、その裏で働いている人のことをつい忘れてしまってはいませんか。
サービスを提供される側も感謝の気持ちを持って、正しく料金を支払って利用したいですね。
[文・構成/grape編集部]