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こたつ布団はコインランドリーで洗濯できる! 確認ポイントや利用手順を解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

「こたつ布団を家では洗えないから、コインランドリーを使いたい」「こたつ布団をクリーニングに出すのは高いから、コインランドリーで済ませたい」と思い、こたつ布団の洗濯をする際にコインランドリーの使用を検討してる人は多いのではないでしょうか。

こたつ布団はコインランドリーで洗濯可能です。ただし、注意しないとこたつ布団が傷んでしまう可能性があり、最悪の場合使えなくなってしまうことも。コインランドリーを利用してこたつ布団を洗濯する際は、水洗いできるかなどを事前に確認することが重要です。

そこで、本記事ではコインランドリーを利用してこたつ布団を洗濯する方法を解説します。コインランドリーが使えない時の洗濯方法も分かる内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。

こたつ布団はコインランドリーにて洗濯できる

ドラム式洗濯機で衣類を洗っている写真

こたつ布団はほかの洗濯物と同様に、コインランドリーで洗濯から乾燥まで行えます。コインランドリーの洗濯機は、自宅のものよりも大容量です。そのため、こたつ布団のような大きいものでもしっかりと洗えます。

こたつ布団を洗う際に、コインランドリーを使うと、時間も短縮可能です。

コインランドリーでかかる時間は、店舗によって異なりますが、洗濯・乾燥ともに約30~40分が目安。あわせても、1時間30分はかからないでしょう。料金も店舗によって異なりますが、洗濯から乾燥まで1千600円前後です。

最低でも3千円はかかるクリーニングと比較して、安く洗濯と乾燥ができます。

また、コインランドリーでは洗濯から乾燥まで行えるので、自宅で洗う時のように干して乾かす時間や手間が省けます。

自宅で洗うと、乾くのに時間がかかり、生乾きやカビの原因になってしまうことも。しっかり洗えて時間や手間もかからないので、こたつ布団を洗う際は、コインランドリーの使用がおすすめです。

こたつ布団をコインランドリーにて洗濯する前に確認したい3つのポイント

衣類の品質表示の写真

こたつ布団は素材や作りによって、コインランドリーでの洗濯に適していない場合があります。コインランドリーにて洗えるかは、洗濯表示や縫い目を見て確認しましょう。ここでは、コインランドリーで洗濯する前に確認したいポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

水洗い可能か

コインランドリーで洗濯する前に、洗濯表示を見て水洗いできるかを確認しましょう。桶に水が入ったマークにバツがついていなければ水洗いできます。

また、桶に手を入れたマークがついている場合は、手洗いのみ可能です。水洗いができなかったり、手洗いでしか洗濯できなかったりする場合は、コインランドリーを利用できません。具体的には、以下の表を参考にしてください。

洗濯機では洗ってはいけないこたつ布団を無理に洗濯すると、中綿がへたって元に戻らなくなってしまう可能性があります。こたつ布団が洗濯に対応していない時は、クリーニングなどの専門業者に依頼しましょう。

キルティング加工がされているか

コインランドリーを利用してこたつ布団を洗濯をする際には、キルティング加工が施してあるか確認する必要があります。キルティングとは、表布と裏布の間に中綿を挟んで、格子状や波線状に縫い合わせる加工方法です。

キルティング加工をしていないこたつ布団を洗濯すると、中綿が偏ってしまう可能性があります。一度偏ってしまった中綿は、元に戻すのが難しいです。中綿の偏りは保温性に影響を及ぼすため、こたつ布団としての機能を下げてしまいます。次のシーズンで使えるようにするためにも、キルティング加工の有無は洗濯前に確認しておきましょう。

タンブル乾燥に対応しているか

コインランドリーで洗濯だけでなく乾燥も行うなら、こたつ布団を乾燥機にかけることになります。乾燥機を利用する場合は、こたつ布団がタンブル乾燥に対応しているかを確認しましょう。タンブル乾燥とは、洗濯物を回転させながら熱風をあてて乾かす方法です。

タンブル乾燥機能は、業務用やドラム式の洗濯機に備わっています。

タンブル乾燥に対応しているかは、洗濯表示を見れば確認可能です。タンブル乾燥できないものには、四角形の中に丸が書いてある記号に、バツマークがついています。

対応していないこたつ布団を乾燥にかけると、中綿が縮む、布が溶けるなどのトラブルが生じる可能性があるので要注意です。具体的には、以下の表を参考にしてください。

こたつ布団を乾燥させる際には、必ず洗濯表示を確認しましょう。乾燥機にかけられない場合は、自宅で干して自然乾燥させるのがおすすめです。

こたつ布団をコインランドリーにて洗濯する手順3ステップ

コインランドリーで洗濯機を操作する写真

ここでは、こたつ布団を洗う際に、コインランドリーを利用する手順を解説します。コインランドリーで洗濯する際のポイントも紹介するので、ここでしっかり確認しておきましょう。

洗濯機で洗う

コインランドリーの中でも、こたつ布団が入る大きい容量の洗濯機を選んで洗います。具体的には、17kg前後の容量がある洗濯機を選びましょう。こたつ布団の大きさに対して洗濯機の容量が不足していると、十分に洗えない可能性があります。

こたつ布団を洗う際は、可能な限り大容量の洗濯機を選ぶのがおすすめです。

容量が書いてないなど、洗濯機選びに困ったら、こたつ布団を一度槽内に入れてみましょう。槽内や蓋に書いてある適量ラインを超えていなければ洗濯可能です。

また、こたつ布団を洗濯する際には、型崩れを起こさないように丸めて紐でくくるか、ネットに入れるようにしましょう。紐はほどけにくい綿素材のもの、ネットは布団専用の大きなサイズのものを使うのがおすすめです。

こたつ布団が型崩れを起こすと、中綿が偏ったり一部だけつぶれたりして、保温機能に影響が出ます。「せっかく洗濯したのに使えなくなってしまった」といったようなことが起きないように、洗濯前に工夫をしましょう。

乾燥機にかける

洗濯が完了したら、こたつ布団を乾燥機にかけます。こたつ布団を入れた時に、容量の5割程度に収まる大きさの乾燥器を選びましょう。

通常サイズのこたつ布団は中型乾燥器(15kg)、大きいサイズなら大型乾燥機(22kg)がおすすめです。容量が小さすぎると効率よく乾かせず、生乾き臭やカビ発生の原因になってしまいます。

こたつ布団を乾燥機にかける時は、全体に満遍なく熱風をあてるために、紐でくくったりネットに入れたりする必要はありません。乾燥機にかける際の設定は中温、時間は1時間程度にしておきましょう。

高温で長時間乾燥をかけると、こたつ布団が傷んでしまいます。反対に、温度が低すぎたり時間が短すぎたりすると、乾ききらない場合もあるので注意が必要です。

適切な温度はこたつ布団の素材によって異なるため、必ず洗濯表示で上限温度を確認しましょう。乾燥器の温度は、多くのコインランドリーで60~80℃に設定されています。

しっかりと乾かしたいなら、2回に分けて乾燥させるのがおすすめです。1回目の乾燥が終了したら、こたつ布団をひっくり返しましょう。乾き切るまでにかかる時間が短くなるため、コインランドリーの利用料金の節約にもなります。

自宅で干す

こたつ布団を持ち帰ったら、ベランダなどに干して、さらに乾燥させましょう。乾燥後のこたつ布団には熱や湿気が布団の中にこもっていることがあるため、完全に乾いていると感じた場合でも、干しておくのがおすすめです。

自宅で自然乾燥させる際は、物干し竿を2本使い、こたつ布団がM字になるように吊るしましょう。風通しがよくなり、早く乾かせます。湿気が残ったままにしておくと、生乾き臭やカビ発生の原因となり、使えなくなってしまうことも。手で触った時に、熱気や湿気を感じなくなるまでは干しておきましょう。

こたつ布団をコインランドリーで洗濯する際にかかる料金

コインランドリーの操作ボタンのイメージ写真

こたつ布団を洗う際に、コインランドリーを利用すると、洗濯と乾燥のそれぞれに料金がかかります。洗濯のみの料金は、容量によって異なりますが、こたつ布団であれば1千円から利用できる店舗も。乾燥のみの場合は、6~10分で100円が相場です。

洗濯から乾燥まで自動で行える洗濯機なら、2千円未満で済む場合が多いです。洗濯と乾燥の両方を行える洗濯機なら、別々に行うタイプと比較して安く済ませられます。

しかし、こたつ布団をしっかりと乾かすなら、乾燥させる時に一度ネットから取り出して広げるのがおすすめです。最初に洗濯だけを行い、こたつ布団を広げてから乾燥機能を利用しましょう。

また、洗濯・乾燥の料金は店舗によって異なります。費用を抑えたい場合は、いくつかの店舗のホームページなどを確認し、料金を比較してから利用しましょう。

こたつ布団をコインランドリー以外で洗う方法3選

洗濯機で衣類を洗う写真

「こたつ布団を洗おうとしたけれど、水洗いや乾燥機に対応していない」という場合でも困らないように、コインランドリー以外で洗濯する方法を解説します。洗濯をする手順や水洗いできない場合の対処法を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

自宅の洗濯機で洗う

自宅の洗濯機の容量が8kg以上であれば、こたつ布団を洗濯できる可能性があります。コインランドリーまでこたつ布団を運ぶのは重たくてできない人におすすめの方法です。こたつ布団の大きさに対して洗濯機の容量が小さいと、故障の原因になるため、洗う前に必ず確認しましょう。自宅でこたつ布団を洗濯する手順は以下のとおりです。

  • コインランドリーで洗濯する時と同様に丸めてネットに入れる。
  • 中性洗剤かおしゃれ着用洗剤を投入する。
  • 毛布コースか大物洗いコースで洗濯する。
  • 脱水をかけすぎないように注意し、洗濯が終わったらすぐに取り出して干す。

洗濯方法や使用する洗剤を間違えると、こたつ布団の中綿が傷む可能性があるため注意が必要です。洗濯機の容量が足りない場合は無理に洗わずに、コインランドリーを利用しましょう。

浴槽で踏み洗いをする

洗濯機で洗えない、もしくは容量が不足している場合は、浴槽にお湯を溜めて踏み洗いする方法がおすすめです。こたつ布団への刺激が少ないので、手洗いしかできないこたつ布団も洗えます。浴槽を使って踏み洗いする手順は以下のとおりです。

  • お風呂の浴槽に40℃前後のお湯を溜めて、中性洗剤を入れてこたつ布団を浸す。
  • こたつ布団を裸足でまんべんなく踏み洗いする。
  • 洗い終わったら栓を抜いて、きれいな水に入れ替えて足ふみをする。
  • 水の入れ替えを繰り返し3回ほどすすぎ洗いする。
  • すすぎが終わったら、こたつ布団を踏んで水を絞り、浴槽の淵(ふち)にかけて水切りする。
  • 水滴が垂れない程度に水を切ったら、物干し竿などに干して乾燥させる。

水が絞り切れない時は洗濯機で短時間の脱水にかけると、比較的早く水滴が垂れない状態にできます。こたつ布団は、厚みがあり、乾燥に1~2日かかるため、天気がいい日を選んで洗濯しましょう。

クリーニングに出す

クリーニングはお金がかかりますが、手間をかけずにこたつ布団をきれいにできます。水洗いに対応していないものや、タンブル乾燥に対応していないこたつ布団でも洗濯可能です。

コインランドリーや自宅の洗濯では十分に洗えない、乾くまで時間がかかるなどの手間が発生します。しかし、クリーニングでは洗濯から乾燥まで、すべて業者に依頼して省略可能です。

宅配クリーニングを利用すれば、こたつ布団を持ち運ぶ手間も省けます。また、オフシーズンの間保管してくれるサービスを行ってくれる業者も存在するため、利便性が高いです。

手持ちのこたつ布団が洗濯に対応していない人や、予算に余裕がある人はクリーニングの利用を検討してみましょう。

こたつ布団をコインランドリーで洗濯して清潔な状態を保とう

こたつの写真

こたつ布団を洗いたい場合は、コインランドリーの利用を検討しましょう。しっかりと洗えるだけでなく、クリーニングを使用する時よりも安く済ませられます。コインランドリーで洗えるこたつ布団には条件があるため、洗う前に洗濯表示やキルティング加工を必ず確認しましょう。

実際に洗濯する際には、型崩れを起こさないようにこたつ布団を丸めて紐で結ぶ、ネットに入れる等の工夫が必要です。洗濯が終わり乾燥機にかける際には、こたつ布団を広げて良く乾かします。乾燥後は、必要に応じて自宅で自然乾燥させて、湿気やこもり熱を飛ばしましょう。

手持ちのこたつ布団が水洗いや乾燥器に対応していない場合もあります。その際は、コインランドリーではなく自宅での洗濯やクリーニング利用の検討が必要です。こたつ布団の素材や自分の住んでいる環境に適した洗濯方法を選びましょう。

本記事で紹介した、洗濯方法を元に、こたつ布団を洗って清潔に保てるようにしてください。


[文・構成/grape編集部]

出典
政府広報オンラインオフィシャルサイト

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