lifestyle

メーカーの創業者「効率悪くない?」 『とんかつの作業工程』から生まれたのは、あの人気調味料!

By - デジタル・コンテンツ・パブリッシング  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

調味料の写真

※写真はイメージ

家庭でよく使う調味料の1つに、塩コショウがあります。

一度に塩とコショウ、2つの調味料が加えられる便利な商品ですが、そもそもどのような経緯で誕生したのかを知っていますか。

また、塩とコショウの比率は、どちらのほうが多いのかも気になるところ。

そこで、日本で初めて塩とコショウをブレンドした複合調味料を生み出した、株式会社ダイショー(以下、ダイショー)に取材しました。

塩とコショウ以外の調味料もブレンド

ダイショーといえば、『味・塩こしょう』が有名。この『味・塩こしょう』は、1968年に発売された、日本初の塩とコショウをブレンドした複合調味料です。

パッケージの原材料に『食塩(国内製造)、こしょう、コーングリッツ、上新粉、馬鈴薯でん粉、酵母エキス/調味料(アミノ酸等)』と記載されているように、実は塩とコショウだけでなく、ほかの調味料もバランスよく配合されています。

塩コショウ入れの写真

※写真はイメージ

便利な『味・塩こしょう』ですが、そもそもどのような経緯で誕生したのでしょうか。

ダイショーによると、創業者の金澤俊輔氏がトンカツを作る工程を見て、「塩とコショウを別々に振りかけるのは効率が悪い」と感じたのがきっかけなのだそうです。

また、同社のヒット商品である焼肉のたれ『焼肉一番』に続くヒット商品を探していたこともあり、塩とコショウをブレンドした商品の開発に着手したといいます。

発売当初は福岡県福岡市の周辺のみで取り扱われていましたが、徐々に販売範囲が拡大。

1975年には東京進出を果たし、全国的な人気を得ることに成功しました。

『塩コショウ』は塩のほうが多い!

ダイショーの『味・塩こしょう』は、塩とコショウをブレンドした複合調味料ということですが、塩とコショウはどちらが多く入っているのでしょうか。

企業秘密を探る禁断の質問ですが、思い切ってダイショーに聞いてみたところ…。

塩の割合が高いです。

ただし、ダイショーの『味・塩こしょう』は、塩のほうが多いものの、ほかの調味料もバランスよく加えることで塩分を控えめにして、かけすぎによる味のブレが起こりにくいようにしているそうです。

また、『味・塩こしょう』の使用や保存についてのアドバイスをお願いしたところ、このような回答がありました。

湿気の少ない場所で保存してください。保存の際は蓋をしっかりしめていただきたいです。湿気が多い場所や温かくなる場所以外であれば、常温で保存できます。

蓋が汚れたり、詰まりが見えたりした場合は、拭き取るとしっかり閉まります。

ダイショーの『味・塩こしょう』は、塩のほうが多いとは知らなかった人も多いでしょう。

家族や友人と食卓を囲んだ時には、この知識を披露したら意外と盛り上がるかもしれませんよ!


[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]

柿の写真

『意外と知らない』柿の剥き方 包丁の代わりに使うのは…2024年11月11日、暮らしに役立つ情報を発信する、はなマル(hanamaru__kurashi)さんが、Instagramを更新。硬めの柿に限った、『意外な皮の剥き方』を紹介しました!

ラップの写真

ラップが料理に溶けたら、食べても大丈夫? 旭化成の回答に「そうだったのか」料理にラップをかけてレンジ加熱した際に、ラップが溶けてしまったことはないでしょうか。この場合、料理に影響はないのか気になりますよね。『サランラップ®』を販売する、旭化成ホームプロダクツ株式会社(以下、旭化成ホー...

取材協力
株式会社ダイショー

Share Post LINE はてな コメント

page
top