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契約書や証明書などに押す印章(以下、ハンコ)。捺印する時、グッと力を込めたにも関わらず、かすれていたり、全体的にムラがあったりすることがあります。
その理由は、紙の表面に凹凸があるからです。繊維の方向や密度によって紙の厚みや硬さが異なるため、ハンコを押す時に紙に均等に力が伝わりません。
そんな時は捺印マットを使うのがおすすめですが、家に用意していない場合もあるでしょう。そこで、家にある身近なものできれいに捺印できる裏技をご紹介します。
「割り箸の袋」がきれいに捺印するアイテムとは
きれいに捺印できるアイディアを紹介していたのは、島根でハンコの製造販売をしている「永江印祥堂」の公式Twitter(@nagaeinsyoudou)です。
用意するのは、なんと「割り箸の袋」。ただ単に下敷きにするのでなく、意外なやり方があるのです。
まず、裏技を使わずに手の力だけで押した結果がこちらです。
ところどころ、かすれている部分があります。
続いて、割り箸の袋を使った裏技で捺印してみましょう。初めにハンコを押したい場所の下に割り箸の袋を敷きます。
次にハンコに朱肉を付けて、割り箸の袋の上から押します。ここからがポイントです。
ハンコを押し付けたまま、下に敷いた割り箸の袋を引き抜くのです。この時、ハンコと紙がズレないようにしっかりと手を固定しておきましょう。
最後に、ハンコを紙から離すと、見事にきれいに押せています!
先ほどのように手だけで押したパターンと見比べてみると、その結果は一目瞭然。簡単にきれいに捺印できています。
割り箸の袋を引き抜くことで、ハンコに当たる面の凹凸が変化していきます。そのため、ハンコの面全体に紙が接触するようになり、かすれることなくきれいに押せるという原理です。
割り箸の袋は捨ててしまうものですが、このように活用できるとは驚きです。たったこれだけでかすれやムラがなくなり、契約書や証明書も見栄えがよくなります。みなさんもぜひ試してみてください。
※X上で投稿を確認できます。
[文・構成/grape編集部]