甜麺醤の代用品6選! 調理時の注意点とおすすめレシピ3選を紹介 By - grape編集部 公開:2024-04-15 更新:2024-04-19 料理調味料 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 「甜麺醤(テンメンジャン)はどのように代用するのか分からない」「甜麺醤の代用品でおいしい料理を作る方法が知りたい」などのお悩みを持つ人は、一定数いるのではないでしょうか。 甜麺醤が家庭にない場合は、ほかの食品で代用できます。甜麺醤は中華料理に欠かせず、不足する際の代用方法を知らないと調理時の味付けに影響するため注意が必要です。 本記事では、甜麺醤のおすすめ代用品を紹介します。甜麺醤を代用する際の注意点やおすすめレシピも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。 目次 1. 甜麺醤とは中華の甘味噌2. 甜麺醤の代用品6選2.1. 白味噌2.2. 赤味噌2.3. 八丁味噌2.4. 豆板醤2.5. オイスターソース2.6. コチュジャン3. 甜麺醤を代用する際の注意点3選3.1. 調味料を加えて味の濃さを調整する3.2. 代用品は早めに消費する3.3. 食材に直接付けて使用する際は加熱する4. 甜麺醤の代用で作るおすすめレシピ3選4.1. 麻婆豆腐4.2. 回鍋肉4.3. 油そば5. 甜麺醤がない場合はほかの調味料で代用しよう 甜麺醤とは中華の甘味噌 甜麺醤とは、中華料理でよく使われる甘味噌です。以下の食品から作られています。 麹 小麦粉 塩 小麦粉と塩を混ぜ合わせたところに麹を加え、発酵させることで作られる調味料です。独特の甘さがあり、料理に使うと味に深みが出ます。 甜麺醤は麻婆豆腐や回鍋肉などにも使われ、中華料理に欠かせない調味料です。加熱すると、特有の風味が強まるという特徴を持ちます。 また、甜麺醤は炒め物に加えるだけでなく、北京ダックなどのタレとしても活用可能です。料理に加える調味料や付けダレなど、甜麺醤の中華料理に活用する方法は多岐にわたります。 加えて、甜麺醤は市販の商品に限らず、身近にある調味料を使って手作りで代用可能です。甜麺醤が不足する場合に備えて、代用方法を確認しましょう。 甜麺醤の代用品6選 甜麺醤を代用する場合は、味噌などの調味料を準備しましょう。身近な調味料で代用可能です。甜麺醤の代用方法を紹介するので、ぜひ活用してみてください。 白味噌 白味噌は、甜麺醤の代わりに活用できます。甜麺醤と同様に味噌なので、料理の風味を損ねにくいです。 甜麺醤を白味噌で代用する際は、以下の調味料を組み合わせてみてください。 【調味料の分量】 白味噌:大さじ1杯 ごま油:小さじ2ぶんの1杯 醤油:小さじ2ぶんの1杯 砂糖:小さじ4ぶんの1杯 本来の甜麺醤と比較すると白味噌は甘味があるため、砂糖を入れすぎないようにしましょう。白味噌は麹の割合が高く、料理がまろやかな味わいに仕上がります。 赤味噌 自宅に赤味噌があれば、甜麺醤が不足している場合に使えます。赤味噌とは、白味噌よりも長期間熟成された赤みが強い味噌のこと。 色だけでなく、風味も白味噌よりも赤味噌のほうが甜麺醤に近いです。赤味噌で甜麺醤を代用する際は、以下の調味料を組み合わせましょう。 【調味料の分量】 赤味噌:大さじ1杯 ごま油:小さじ4ぶんの1杯 醤油:小さじ4ぶんの1杯 砂糖:小さじ8ぶんの1杯 必要に応じて、砂糖などの糖類の分量を調整してみてください。赤味噌を使えば甜麺醤に近い味を再現できて、代用品におすすめです。 八丁味噌 八丁味噌は、甜麺醤の代わりに活用可能です。豆麹が原料で『豆味噌』とも呼ばれます。 八丁味噌は甘味が弱く、豆特有のうま味を持つのが特徴的な味噌。八丁味噌で甜麺醤を代用する際には、以下の調味料の組み合わせがおすすめです。 【調味料の分量】 八丁味噌:大さじ1杯 醤油:小さじ4ぶんの1杯 砂糖:小さじ4ぶんの1杯 ごま油:小さじ4ぶんの1杯 八丁味噌は辛口のため、料理によっては砂糖の分量を増やしてもよいでしょう。料理に合わせて調味料を加えて調整しながら、八丁味噌での代用を試してみてください。 豆板醤 中華料理の代表的な調味料である豆板醤も、甜麺醤の代わりに使えて便利です。豆板醤は中国の四川を発祥とする調味料で、主に辛味を加える用途で活用されています。 甜麺醤は小麦粉を原料に麹を加えて発酵させて作られますが、豆板醤でアレンジ可能です。豆板醤で甜麺醤を代用する際には、以下の調味料の組み合わせや分量が推奨されます。 【調味料の分量】 豆板醤:大さじ1杯 醤油:小さじ1杯 砂糖:小さじ2ぶんの1杯 ごま油:小さじ4ぶんの1杯 豆板醤は、そら豆に唐辛子などの調味料を加えて作られているので、甜麺醤とは原料が異なります。 また、甜麺醤には唐辛子などの辛味成分があまり含まれていません。豆板醤で代用する際は、甜麺醤よりも辛くなりやすいため、分量に注意しましょう。 オイスターソース 味噌も用意できない場合には、オイスターソースと調味料を合わせて代用できます。オイスターソースとは、牡蠣のうま味成分を原料に作られた調味料です。 オイスターソースには甜麺醤ほどの甘さはなく、塩味があるのが特徴。オイスターソースを甜麺醤の代わりに活用する際には、以下の調味料を組み合わせましょう。 【調味料の分量】 オイスターソース:大さじ1杯 醤油:小さじ1杯 砂糖:小さじ2ぶんの1杯 味見をした時に甘さが弱く感じる場合は、砂糖の量を増やしてみてください。オイスターソースで代用すると、牡蠣特有の風味が加わります。 コチュジャン 辛味を加えられるコチュジャンを甜麺醤の代用するのも、おすすめの方法です。コチュジャンとは、米麹や唐辛子などを混ぜ合わせて作られる韓国発祥の調味料。 名称の『コチュ』は唐辛子という意味で、辛味があります。コチュジャンには甜麺醤と同じく原料に麹が使われており、代用にぴったりです。 ビビンバなどの辛味がある韓国料理に調味料として活用されています。コチュジャンで甜麺醤を代用する際には、以下の調味料の組み合わせや分量がおすすめです。 【調味料の分量】 コチュジャン:大さじ1杯 砂糖:小さじ1杯 コチュジャンには、唐辛子がふんだんに使用されているため、甜麺醤にはない辛味が加わります。 甘味が特徴の味噌ダレである甜麺醤ではなく、辛味噌として活用したい場合にコチュジャンでの代用が適しています。 甜麺醤を代用する際の注意点3選 ここでは、甜麺醤を別の食品で代用する際に注意すべきポイントを紹介します。甜麺醤がなくてもおいしい料理が作れるように、注意点を理解しておきましょう。 調味料を加えて味の濃さを調整する 適度に調味料を加えて、味の濃さを調整しましょう。白味噌や赤味噌など、メインの代用品に調味料を加えることで、さらに味を再現できます。 味噌などのメインで使用される甜麺醤の代用品だけでなく、砂糖や醤油などの調味料での調整が必要不可欠です。代用の甜麺醤の味が濃くなりすぎないように、適度に調味料で調整しましょう。 甘味が足りない場合は砂糖、塩味を加えたいなら醤油を追加するなど、調味料を組み合わせて味を調整してみてください。 代用品は早めに消費する 手作りの合わせ調味料は、なるべく早めに消費しましょう。甜麺醤を代用する際は、複数の調味料を混ぜ合わせて作ります。 密封された市販の商品とは異なり、空気に触れた調味料は菌の繁殖を起こしやすいです。代用品を作った当日に消費するのがおすすめです。 甜麺醤の代用は作り置きに向いていないため、必要な分量のみを作りましょう。 食材に直接付けて使用する際は加熱する 食材に直接付けて使う場合は、手作りした合わせ調味料を加熱しましょう。甜麺醤の主要な原料である味噌は、粘度が高く固めなため、食材に付けにくく馴染みづらいのが難点です。 火を通して熱で柔らかくしておくことで、付けダレとして使いやすくなります。また、加熱によって香りが引き立つ調味料もあり、よりおいしく食べられます。 ちなみに、調理工程で火を通す料理に合わせ調味料を加える場合は、事前に加熱する必要がありません。代用の甜麺醤は醤油やごま油などの調味料を加えるため、混ぜ合わせやすくなっておすすめです。 甜麺醤の代用で作るおすすめレシピ3選 甜麺醤の代用品を使ったおすすめのレシピを紹介します。甜麺醤は多くの中華料理に活用されますが、代用品でも十分においしく調理可能です。 3つのレシピを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。 麻婆豆腐 甜麺醤は、麻婆豆腐の味付けに欠かせない調味料です。甜麺醤の甘さとうま味を代用品で再現して、コクのある味わいに仕上げられます。 代用の甜麺醤で作る麻婆豆腐の材料は、下記のとおりです。 【材料(2人ぶん)】 豚ひき肉:100g 木綿豆腐:300g 長ねぎ:10cm ニンニク:少々 味噌:大さじ2杯 醤油:大さじ2ぶんの1杯 砂糖:大さじ2ぶんの1杯 料理酒:大さじ2ぶんの1杯 ごま油:小さじ2ぶんの1杯 豆板醤:小さじ1杯 水:250ℓ 水溶き片栗粉:大さじ1杯 代用の甜麺醤を加えた麻婆豆腐は、以下の手順で作ってみましょう。 【調理手順】 木綿豆腐を皿に取り出して、600Wの電子レンジで1分加熱する。 加熱した木綿豆腐を2cm幅のサイズにカットする。 長ねぎとニンニクをみじん切りに刻んでおく。 味噌、醤油、砂糖、料理酒、豆板醤をボウルなどで混ぜ合わせる。 フライパンを火にかけてごま油を入れ、カットしたニンニクを炒める。 豚ひき肉と長ねぎも入れて炒め、肉が加熱できたら代用の甜麺醤と水を加える。 煮立ったところに木綿豆腐を入れ、中火で3分程度煮る。 水溶き片栗粉を投入して、とろみを付ける。 麻婆豆腐など辛味を加えた料理では、豆板醤やコチュジャンを使った代用の甜麺醤が向いています。辛さの度合いは、上記の分量からお好みで調整してみてください。 回鍋肉 中華の肉料理として人気メニューの回鍋肉にも、代用の甜麺醤を加えておいしく作れます。回鍋肉の味付けに甜麺醤が使用されており、調味料として欠かせません。 市販の甜麺醤が不足する場合でも、別の調味料でアレンジして調理できます。代用の甜麺醤で作る回鍋肉の材料は、下記のとおりです。 【材料(2人ぶん)】 豚ばら肉:140g キャベツ:100g 長ねぎ:5cm ピーマン:50g ニンニク:少々 味噌:大さじ2杯 醤油:大さじ2ぶんの1杯 砂糖:大さじ2ぶんの1杯 料理酒:大さじ2ぶんの1杯 ごま油:小さじ2ぶんの1杯 回鍋肉の作り方は、以下の手順で進められます。 【調理手順】 豚ばら肉とキャベツをひと口大のサイズにカットしておく。 長ねぎ、ピーマン、ニンニクをカットする。 味噌、醤油、砂糖、料理酒をボウルなどで混ぜ合わせる。 熱したフライパンにごま油とニンニクを加える。 豚肉と長ねぎを投入して火を通す。 混ぜ合わせた代用の甜麺醤、キャベツ、ピーマンも追加で炒める。 辛味を加えたい場合は、追加で豆板醤やコチュジャンを入れるのがおすすめです。代用の甜麺醤に加える調味料で調整して、好みの味の回鍋肉に仕上げてみましょう。 油そば オイスターソースを加えた代用の甜麺醤をアクセントに、おいしい油そばを作れます。代用の甜麺醤で作る油そばの材料は、下記のとおりです。 【材料(2人ぶん)】 中華麺:1玉 小ねぎ:適量 白ごま:適量 チャーシュー:2切れ 温泉卵:1個 オイスターソース:大さじ1杯 味噌:大さじ1杯 醤油:大さじ2ぶんの1杯 鶏ガラ:小さじ2ぶんの1杯 酢:小さじ1杯 ごま油:小さじ2ぶんの1杯 ラー油:小さじ4ぶんの1杯 油そばの作り方は、以下の手順で進められます。 【調理手順】 オイスターソース、味噌、醤油、鶏ガラ、酢、ごま油を混ぜる。 鍋で沸騰させたお湯に中華麺を投入してゆでる。 湯切りしてゆで上がった中華麺と1で作った甜麺醤を混ぜ合わせる。 深皿に入れた中華麺の上にチャーシュー、小ねぎ、温泉卵を盛る。 白ごまを振りかける。 好みに応じてメンマなどを追加すると、具材豊かな油そばを作れるためおすすめです。中華麺だけでなくインスタント麺でも代用可能なため、アレンジして試してみてください。 甜麺醤がない場合はほかの調味料で代用しよう 甜麺醤が自宅にない場合は、代用品でおいしく調理できます。甜麺醤は、白味噌や赤味噌などで代用可能です。 甜麺醤は甘味噌の種類で、中華料理でよく使われます。自宅にある味噌などの調味料に、砂糖などで甘味を加えると、甜麺醤の味を再現可能です。 手作りする際に調味料の分量を調整しないと、塩味や甘味など特定の味が濃くなることがあるため、注意しましょう。 また、空気に触れた調味料を混ぜ合わせることから傷みやすいため、すぐに消費する必要があります。 注意点を把握した上で、甜麺醤の代わりに使える合わせ調味料を手作りしてみましょう。 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな コメント
「甜麺醤(テンメンジャン)はどのように代用するのか分からない」「甜麺醤の代用品でおいしい料理を作る方法が知りたい」などのお悩みを持つ人は、一定数いるのではないでしょうか。
甜麺醤が家庭にない場合は、ほかの食品で代用できます。甜麺醤は中華料理に欠かせず、不足する際の代用方法を知らないと調理時の味付けに影響するため注意が必要です。
本記事では、甜麺醤のおすすめ代用品を紹介します。甜麺醤を代用する際の注意点やおすすめレシピも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
甜麺醤とは中華の甘味噌
甜麺醤とは、中華料理でよく使われる甘味噌です。以下の食品から作られています。
小麦粉と塩を混ぜ合わせたところに麹を加え、発酵させることで作られる調味料です。独特の甘さがあり、料理に使うと味に深みが出ます。
甜麺醤は麻婆豆腐や回鍋肉などにも使われ、中華料理に欠かせない調味料です。加熱すると、特有の風味が強まるという特徴を持ちます。
また、甜麺醤は炒め物に加えるだけでなく、北京ダックなどのタレとしても活用可能です。料理に加える調味料や付けダレなど、甜麺醤の中華料理に活用する方法は多岐にわたります。
加えて、甜麺醤は市販の商品に限らず、身近にある調味料を使って手作りで代用可能です。甜麺醤が不足する場合に備えて、代用方法を確認しましょう。
甜麺醤の代用品6選
甜麺醤を代用する場合は、味噌などの調味料を準備しましょう。身近な調味料で代用可能です。甜麺醤の代用方法を紹介するので、ぜひ活用してみてください。
白味噌
白味噌は、甜麺醤の代わりに活用できます。甜麺醤と同様に味噌なので、料理の風味を損ねにくいです。
甜麺醤を白味噌で代用する際は、以下の調味料を組み合わせてみてください。
【調味料の分量】
本来の甜麺醤と比較すると白味噌は甘味があるため、砂糖を入れすぎないようにしましょう。白味噌は麹の割合が高く、料理がまろやかな味わいに仕上がります。
赤味噌
自宅に赤味噌があれば、甜麺醤が不足している場合に使えます。赤味噌とは、白味噌よりも長期間熟成された赤みが強い味噌のこと。
色だけでなく、風味も白味噌よりも赤味噌のほうが甜麺醤に近いです。赤味噌で甜麺醤を代用する際は、以下の調味料を組み合わせましょう。
【調味料の分量】
必要に応じて、砂糖などの糖類の分量を調整してみてください。赤味噌を使えば甜麺醤に近い味を再現できて、代用品におすすめです。
八丁味噌
八丁味噌は、甜麺醤の代わりに活用可能です。豆麹が原料で『豆味噌』とも呼ばれます。
八丁味噌は甘味が弱く、豆特有のうま味を持つのが特徴的な味噌。八丁味噌で甜麺醤を代用する際には、以下の調味料の組み合わせがおすすめです。
【調味料の分量】
八丁味噌は辛口のため、料理によっては砂糖の分量を増やしてもよいでしょう。料理に合わせて調味料を加えて調整しながら、八丁味噌での代用を試してみてください。
豆板醤
中華料理の代表的な調味料である豆板醤も、甜麺醤の代わりに使えて便利です。豆板醤は中国の四川を発祥とする調味料で、主に辛味を加える用途で活用されています。
甜麺醤は小麦粉を原料に麹を加えて発酵させて作られますが、豆板醤でアレンジ可能です。豆板醤で甜麺醤を代用する際には、以下の調味料の組み合わせや分量が推奨されます。
【調味料の分量】
豆板醤は、そら豆に唐辛子などの調味料を加えて作られているので、甜麺醤とは原料が異なります。
また、甜麺醤には唐辛子などの辛味成分があまり含まれていません。豆板醤で代用する際は、甜麺醤よりも辛くなりやすいため、分量に注意しましょう。
オイスターソース
味噌も用意できない場合には、オイスターソースと調味料を合わせて代用できます。オイスターソースとは、牡蠣のうま味成分を原料に作られた調味料です。
オイスターソースには甜麺醤ほどの甘さはなく、塩味があるのが特徴。オイスターソースを甜麺醤の代わりに活用する際には、以下の調味料を組み合わせましょう。
【調味料の分量】
味見をした時に甘さが弱く感じる場合は、砂糖の量を増やしてみてください。オイスターソースで代用すると、牡蠣特有の風味が加わります。
コチュジャン
辛味を加えられるコチュジャンを甜麺醤の代用するのも、おすすめの方法です。コチュジャンとは、米麹や唐辛子などを混ぜ合わせて作られる韓国発祥の調味料。
名称の『コチュ』は唐辛子という意味で、辛味があります。コチュジャンには甜麺醤と同じく原料に麹が使われており、代用にぴったりです。
ビビンバなどの辛味がある韓国料理に調味料として活用されています。コチュジャンで甜麺醤を代用する際には、以下の調味料の組み合わせや分量がおすすめです。
【調味料の分量】
コチュジャンには、唐辛子がふんだんに使用されているため、甜麺醤にはない辛味が加わります。
甘味が特徴の味噌ダレである甜麺醤ではなく、辛味噌として活用したい場合にコチュジャンでの代用が適しています。
甜麺醤を代用する際の注意点3選
ここでは、甜麺醤を別の食品で代用する際に注意すべきポイントを紹介します。甜麺醤がなくてもおいしい料理が作れるように、注意点を理解しておきましょう。
調味料を加えて味の濃さを調整する
適度に調味料を加えて、味の濃さを調整しましょう。白味噌や赤味噌など、メインの代用品に調味料を加えることで、さらに味を再現できます。
味噌などのメインで使用される甜麺醤の代用品だけでなく、砂糖や醤油などの調味料での調整が必要不可欠です。代用の甜麺醤の味が濃くなりすぎないように、適度に調味料で調整しましょう。
甘味が足りない場合は砂糖、塩味を加えたいなら醤油を追加するなど、調味料を組み合わせて味を調整してみてください。
代用品は早めに消費する
手作りの合わせ調味料は、なるべく早めに消費しましょう。甜麺醤を代用する際は、複数の調味料を混ぜ合わせて作ります。
密封された市販の商品とは異なり、空気に触れた調味料は菌の繁殖を起こしやすいです。代用品を作った当日に消費するのがおすすめです。
甜麺醤の代用は作り置きに向いていないため、必要な分量のみを作りましょう。
食材に直接付けて使用する際は加熱する
食材に直接付けて使う場合は、手作りした合わせ調味料を加熱しましょう。甜麺醤の主要な原料である味噌は、粘度が高く固めなため、食材に付けにくく馴染みづらいのが難点です。
火を通して熱で柔らかくしておくことで、付けダレとして使いやすくなります。また、加熱によって香りが引き立つ調味料もあり、よりおいしく食べられます。
ちなみに、調理工程で火を通す料理に合わせ調味料を加える場合は、事前に加熱する必要がありません。代用の甜麺醤は醤油やごま油などの調味料を加えるため、混ぜ合わせやすくなっておすすめです。
甜麺醤の代用で作るおすすめレシピ3選
甜麺醤の代用品を使ったおすすめのレシピを紹介します。甜麺醤は多くの中華料理に活用されますが、代用品でも十分においしく調理可能です。
3つのレシピを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
麻婆豆腐
甜麺醤は、麻婆豆腐の味付けに欠かせない調味料です。甜麺醤の甘さとうま味を代用品で再現して、コクのある味わいに仕上げられます。
代用の甜麺醤で作る麻婆豆腐の材料は、下記のとおりです。
【材料(2人ぶん)】
代用の甜麺醤を加えた麻婆豆腐は、以下の手順で作ってみましょう。
【調理手順】
麻婆豆腐など辛味を加えた料理では、豆板醤やコチュジャンを使った代用の甜麺醤が向いています。辛さの度合いは、上記の分量からお好みで調整してみてください。
回鍋肉
中華の肉料理として人気メニューの回鍋肉にも、代用の甜麺醤を加えておいしく作れます。回鍋肉の味付けに甜麺醤が使用されており、調味料として欠かせません。
市販の甜麺醤が不足する場合でも、別の調味料でアレンジして調理できます。代用の甜麺醤で作る回鍋肉の材料は、下記のとおりです。
【材料(2人ぶん)】
回鍋肉の作り方は、以下の手順で進められます。
【調理手順】
辛味を加えたい場合は、追加で豆板醤やコチュジャンを入れるのがおすすめです。代用の甜麺醤に加える調味料で調整して、好みの味の回鍋肉に仕上げてみましょう。
油そば
オイスターソースを加えた代用の甜麺醤をアクセントに、おいしい油そばを作れます。代用の甜麺醤で作る油そばの材料は、下記のとおりです。
【材料(2人ぶん)】
油そばの作り方は、以下の手順で進められます。
【調理手順】
好みに応じてメンマなどを追加すると、具材豊かな油そばを作れるためおすすめです。中華麺だけでなくインスタント麺でも代用可能なため、アレンジして試してみてください。
甜麺醤がない場合はほかの調味料で代用しよう
甜麺醤が自宅にない場合は、代用品でおいしく調理できます。甜麺醤は、白味噌や赤味噌などで代用可能です。
甜麺醤は甘味噌の種類で、中華料理でよく使われます。自宅にある味噌などの調味料に、砂糖などで甘味を加えると、甜麺醤の味を再現可能です。
手作りする際に調味料の分量を調整しないと、塩味や甘味など特定の味が濃くなることがあるため、注意しましょう。
また、空気に触れた調味料を混ぜ合わせることから傷みやすいため、すぐに消費する必要があります。
注意点を把握した上で、甜麺醤の代わりに使える合わせ調味料を手作りしてみましょう。
[文・構成/grape編集部]