アルミ鍋をお手入れする際の注意点は? 企業の解説に「意識します」
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- 出典
- ウチコト
軽くて熱伝導率が高いアルミ鍋は、一般家庭で扱いやすい調理器具の1つです。とはいえ、長く使い続けるためには注意しなければならないポイントもあります。
東京ガスが運営する暮らし情報サイトより、アルミ製の鍋の特徴やお手入れのコツを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
アルミ鍋は表面加工の種類でお手入れ方法が変わる
アルミ鍋とは、アルミニウムでできた鍋のこと。一般家庭においては、雪平鍋やソースパンとして広く使われています。見た目はどれも同じように見えますが、表面加工されているものは以下の2つに分類されるそうです。
・アルマイト加工…アルミニウム自体を加工して丈夫な被膜を形成したもの。
・フッ素樹脂加工…アルミ製の鍋にフッ素樹脂を吹き付けたもの。
なお表面を加工していないそのままのアルミ鍋もあり、適切なお手入れ方法はそれぞれで異なります。鍋を長く使うためには、それぞれの特徴に沿った方法でお手入れすることが大切です。
フッ素樹脂加工の鍋のお手入れ方法
デリケートなフッ素樹脂加工の鍋は、傷付けないよう気を付けてお手入れする必要があります。
アルマイト加工の鍋のお手入れ方法
アルマイト加工のものも、基本的にはフッ素樹脂加工のものと同様の手順でお手入れしてください。ただし洗った後の取り扱いには注意が必要です。
なおどちらの鍋の場合も、金属タワシでゴシゴシこするのは避けてください。鍋表面を傷付ける可能性があります。
また空焚きも禁物です。アルミ鍋の材質であるアルミニウムの溶融点が低いため、空焚きで温度が上がりすぎると素材そのものが傷んでしまいます。
表面加工が施されていない鍋のお手入れ方法
アルミ鍋の中でも、表面加工が施されていないタイプの製品もあります。
基本のお手入れは、ほかの鍋と同様です。もし焦げ付きや汚れがひどい場合は、以下の手順でお手入れをしましょう。
1.鍋に水を入れて沸騰させる。
2.焦げや汚れをふやかす。
3.水気を切り、天日で2~3日干す。
4.1〜3の工程を2〜3回繰り返す。
もし上記の工程を繰り返しても落ちない場合は、金属タワシで優しくこすってください。
経年劣化による汚れには…
表面加工がないアルミ鍋を長年使い続けると、内側の色が白っぽくなったり黒ずんだりする可能性があります。そのまま使っても人体に害はないものの、見た目が気になる場合は鍋磨きをしてきれいにしましょう。
水で濡らしたスチールウールに台所用中性洗剤を付け、軽くこすればOK。仕上げに熱湯をかけて、水気をきれいに拭き取ってください。
使い勝手のよいアルミ鍋だからこそ、適切なお手入れ方法で長持ちさせたいもの。ピカピカと美しく光る鍋は、料理する意欲を高めてくれるはずです。ぜひ表面加工の有無や種類を確認し、適した方法でお手入れしてくださいね。
[文・構成/grape編集部]