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内釜で米研ぎすると傷付く説 メーカーの見解は? 意外な事実に「初耳だった」

By - COLLY  公開:  更新:

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炊飯器の内釜で米研ぎした様子

※写真はイメージ

『炊飯器の内釜でお米を研ぐのはNG』と聞いたことはありませんか。

「研がないようにしている」という人もいれば「えっ、そうだったの?」と驚く人もいるかもしれません。

しかし、その説は本当なのでしょうか。炊飯器メーカーの見解をご紹介します。

内釜でお米を研いでもいいのか

白米を水で研ぐ時、普段どのようにして研いでいますか。内釜にお米を入れたまま研いでいる人もいるでしょう。

一方、「内釜で研ぐと傷付いてしまう」という話を聞いて、別のボウルで研ぐようにしている人もいるはず。実際には、お米を内釜で研いでもいいのでしょうか。

大手電機メーカーの『HITACHI(日立)』の公式サイトでは、内釜で研いでもいいのかについて以下のように解説しています。

内がまでお米を研ぐことはできます。

ただし、金属製のおたまや泡立て器など、鋭利なものは使わないでください。フッ素皮膜が傷つきはがれることがあります。フッ素皮膜はご使用により消耗しますので大切にお使いください。

日立 ーより引用

炊飯器にも寿命がある

内釜の中でお米を研いでも問題はないことが分かりました。また、フッ素皮膜が剥がれたとしても人体に悪影響を与えることはありません。

ただし、フッ素皮膜が剥がれるとご飯がこびり付いてしまうため、『コーティングが剥がれている』『ご飯がくっ付きやすくなった』という時には、内釜の取り替えをおすすします。

炊飯器にも寿命があり、一般的に3~6年程度といわれています。炊飯器の寿命が近付いてくると、内釜のコーティングが徐々に剥がれてきます。

コーティングが剥がれてくると、熱伝導率が低下する、温度センサーが反応しにくくなる、炊き上がりが悪くなるなどの影響が出てくるため、おいしいご飯が炊けなくなってしまいます。

寿命を迎えてなんとなく仕上がりが悪くなった来たり、内釜に不具合が見られたりする場合は、内釜の交換や炊飯器自体の買い替えを検討しましょう。

内釜を長持ちさせるポイント

内釜を洗う時に次のポイントに気を付けると内釜を長持ちさせることができます。

柔らかいスポンジを使う

内釜を洗う時は、柔らかいスポンジを使って丁寧にこすり洗いしましょう。

金属やナイロンなど硬い素材のたわしを使うと傷付いてしまうため、要注意です。

クレンザーや漂白剤は使わない

クレンザーや漂白剤は使わないようにしましょう。

クレンザーには研磨剤が含まれており、内釜を傷付けてしまいます。また、漂白剤には塩素系と酸素系がありますが、どちらもコーティングが剥がれて錆びやすくなるため、こちらも使用はNGです。

内釜は一般的な食器用洗剤で十分きれいになります。

内釜でお米を研ぐことかできますが、炊飯器を長持ちさせるためにはコーティングは大事にしたいもの。内釜で研ぐ際は、手で優しく丁寧に行いましょう。

正しく使って、時期が来たら買い替えることで、おいしいご飯に仕上がるはずです。


[文・構成/grape編集部]

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出典
HITACHI

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