縦置きにしないで! 企業からの注意に「盲点だった」
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- 取材協力
- 東洋アルミエコープロダクツ株式会社
キッチンに常備していることが多いアルミホイル。
たまに、引っかかったり、途中で破けたりして、うまく引き出せないことはありませんか。
きれいに引き出せないのは、保管方法が原因かもしれません。
アルミホイルをきれいに引き出せない原因
アルミホイルは棒状の芯に巻き取られるようにして収納されています。
これを端から引き出し、必要な面積でカットして使用するものです。
しかし、アルミホイルを引き出そうとして一部が引っかかり、下の画像のように破れてしまうことがあります。
画像提供:東洋アルミエコープロダクツ株式会社
『サンホイル』でおなじみの東洋アルミエコープロダクツ株式会社(以下、東洋アルミエコープロダクツ)に聞いたところ、これは「保管の仕方が原因かもしれない」そうです。
引っかかってうまく引き出せなくなるのは、「アルミホイルの端が芯から出て、潰れてしまっているから」だといいます。
アルミホイルを縦にして保管し続けたり、落としたりすると、その衝撃でホイルが芯からズレて、潰れてしまいます。
ホイルは金属でもあるため変形してしまうのです。これを打痕(だこん)といいます。
打痕がある状態でアルミホイルを引き出そうとすると、潰れた部分は引っ張ってもスルッと出てこなくなります。
しかし、ほかの部分は普通に引き出せるので、出てこない部分から破れてしまうのです。
アルミホイルには保形性という性質があり、いったん打痕ができてしまうと、その形が残ってしまうのです。
この跡がきれいに引き出せない原因となるわけです。
アルミホイルは寝かせて保管する!
一度打痕ができると、アルミホイルがきれいに引き出せなかったり、途中で破けてしまったりするかもしれません。
つまり、打痕を作らないのが第一です。そのためには、アルミホイルを縦置きで保管しない、あるいは落とさないように注意しましょう。
東洋アルミエコープロダクツによると、「おすすめはキッチンの引き出しや棚の中」とのこと。
ただし、湿気のある場所は保管に向かないそうなので、注意してください。
画像提供:東洋アルミエコープロダクツ株式会社
続けて、「冷蔵庫に付けるラックなど、市販のラックには縦向きのものも多いですが、横置きでの保管をおすすめします」とアドバイスがありました。
アルミホイルに打痕を作らないように、横置きの保管を心がけるといいですね。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]