ペットボトルの麦茶 意外なNG行為に「毎日やってた…」
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- 出典
- asvel_net
水分補給に麦茶を水筒に入れたり、コンビニでペットボトルを購入したりして、持ち歩いている人も多いでしょう。
麦茶はカフェインが含まれておらず、小さな子供でも飲むことができるため、「子供にいつも持たせている」という人もいるでしょう。
しかし、麦茶はお茶の中でも腐りやすいといいます。麦茶を持参する時の注意点を確認しましょう。
麦茶が腐りやすい理由とは
総合日用品メーカーの『アスベル』(asvel_net)の公式Instagramアカウントでは、ペットボトルの麦茶を持ち歩く時の注意点を解説しています。
麦茶は、茶葉を原料とする緑茶やウーロン茶、紅茶とは違い、穀物である『大麦』の種子を原料としています。
麦の焙煎工程で、大麦に含まれるでんぷん質や糖質、タンパク質が生成され、水やお湯に溶け出すことにより麦茶特有の香ばしいおいしさが生み出されます。
しかし、でんぷん質は菌のエサになるため、傷む原因にもなるのです。また、茶葉を使っていないためカテキンも含まれておらず、殺菌作用もありません。
菌は30~50℃の温度で繁殖しやすいといわれています。そのため、殺菌作用のあるカテキンが含まれていない麦茶は常温で日持ちさせることはできません。特に、気温の上がる夏に常温で持ち歩くと食中毒のリスクがかなり高まります。
『直接口を付けて飲む』のは衛生面でのリスクが
ペットボトルで口を付けて飲むと、もともと口の中にいた菌が入ったり、空気中の菌が入ったりする可能性もあります。ペットボトルの麦茶を飲む場合は、できるだけ早く飲み切ってください。また、コップに注いで飲むと、口内からの菌は防ぐことができます。
同様の理由で、ストローボトルやタンブラーなどでの保存・持ち歩きも危険といえます。持ち歩く際は、保冷機能があるもの、かつ直接口を付ける必要のないボトルを選び、なるべく早めに飲み切るようにしましょう。
ペットボトルの再利用はNG
また、ペットボトルの使い回しに関してですが、そもそも再利用できるように作られていないためおすすめできません。
いくらきれいに洗ったとしても、ペットボトルの飲み口は小さいため、付着した菌が十分に取り除けなかったり、洗剤の成分が残ったりしてしまいます。
ステンレス製の水筒のように熱湯消毒によって菌を死滅させようとしても、ペットボトルは熱に弱いため変形や破損してしまいます。
このように、衛生面と耐久性において安全が確保できないため、ペットボトルの再利用は避けたほうがいいでしょう。
ペットボトルの麦茶を持ち歩く際の注意点を紹介しました。麦茶はほかのお茶に比べて傷みやすい性質があります。
常温で持ち歩くと雑菌が繁殖しやすくなり、ペットボトルは口から菌が入ることもあるため、持ち歩く際は保冷できる水筒に入れてなるべく早く飲み切りましょう。
[文・構成/grape編集部]