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『直島』は赤かぼちゃだけじゃない!現代アートと懐かしい街並みを味わおう

By - COLLY  公開:  更新:

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※写真はイメージ

現代アート巡りができる観光地として有名な、直島。本記事ではアートだけではない直島の魅力や、観光のモデルコース、観光スポットやフェリーの所要時間などをご紹介します。

直島ってどんなところ?

直島から見る瀬戸内海の画像

※写真はイメージ

まずは直島の基本情報を確認しましょう。

香川県瀬戸内海に浮かぶ直島

香川県の27個の島からなる直島。香川県と岡山県のほぼ中間、瀬戸内海に浮かぶ島です。

アートの町として世界から注目される直島

直島は現代アートの島として世界から注目され、外国人旅行者も多いのだそう。美術館や屋外の立体アートなど、島の自然や街並みも含めたアートを体感できます。

直島へのフェリーでのアクセスと所要時間

直島へのアクセスはフェリー、小型旅客船を使います。小型客船は人だけ、フェリーは往復運賃が必要ですが車も乗船可能です。車の乗船は事前予約できないため、当日港に並んだ順での乗船となり、大型連休などはのれない場合も。

岡山県の宇野港から直島までの乗船所要時間は約15~20分。香川県の高松港から直島までの乗船所要時間は約50~60分です。時期や状況により運航状況は変わるので事前にご確認ください。

直島の見どころをエリア別にご紹介

ウッドデッキから眺める海の画像

※写真はイメージ

直島は大きく3つのエリアに分けられます。それぞれの観光スポットをチェックしましょう。

洗練されたアートを満喫できる美術館エリア

直島では『ベネッセアートサイト直島』というアート活動が行われており、美術館エリアには洗練されたアート施設が集まっています。

『ベネッセハウス ミュージアム』

建築家の安藤忠雄氏が設計した、美術館とホテルが一体になったミュージアム。瀬戸内海を臨む立地と建物の形状により、開放的な雰囲気と自然の心地よさを感じられます。

オーバル棟という宿泊棟は楕円に繰りぬかれた屋根の下に、同じ形の水面がデザインされ、空間ごとアートとして楽しめます。オーバル棟は5歳以下の宿泊、レストラン利用が不可ですが、ビーチ棟の一部部屋タイプは家族で宿泊できますよ。

芸術家である、草間彌生さんの『黄色いかぼちゃ』はベネッセハウスの目の前の海にせり出すように鎮座。ミュージアムの建物内だけでなく、屋外にも自然となじむようにアートが点在しています。

『地中美術館』

安藤忠雄氏が設計した美術館。『地中の庭』は、クロード・モネの絵のような世界観が楽しめます。建物のほとんどは地中ですが、自然光が入る造りのため、時間帯で変化する光と作品の様子に魅了される人も多いようです。

自然光のもと鑑賞できるのは、モネの水連シリーズ。人気なので事前予約がおすすめです。

『李禹煥(リ・ウファン)美術館』

芸術家の李禹煥(リ・ウファン)氏と、安藤忠雄氏がコラボレーションして生まれた美術館。近代アートと建物の美しさを、時間や空間含めてゆったりと楽しめます。独特の世界観に魅了される美術館です。

直島の玄関口かつ顔でもある宮ノ浦エリア

フェリーの港近辺の、宮ノ浦エリア。直島らしい見どころをチェックしましょう。

海の駅『なおしま』

宮浦港に隣接する観光の拠点。大きな屋根が特徴で、明るくスタイリッシュな建物です。バスターミナルや特産品販売店、カフェや観光案内所など観光に必要な機能を兼ねそろえています。

草間彌生さんの『赤かぼちゃ』

直島といえば草間彌生さんの『赤かぼちゃ』が有名ですよね。実は『赤かぼちゃ』は、フェリーを降りてすぐ、海の駅『なおしま』のそばにあります。水玉模様の一部が繰りぬかれているので、作品の中に入れますよ。到着後や帰る時に立ち寄るのもよいですね。

直島パヴィリオン

直島は27個の島で構成された町ですが、28番目の島として作成されたアートが『直島パヴィリオン』です。ステンレス製のメッシュで作られ、中に入れます。昼間は青空とともに、夜はライトアップとともに幻想的な雰囲気が楽しめますよ。

直島銭湯『I♥湯』

外観から内装、お風呂やトイレまで全身で個性的なアートを感じられる銭湯。国内外の旅行者と、地元の人々の交流の場として作られた銭湯です。番台ではTシャツやタオルなどの特製グッズが販売されており、入浴せずグッズのみ購入することも可能ですよ。

古い家屋の魅力を再確認できる本村エリア

古い街並みやもともとの島民の暮らしが大切にされているのも、直島の魅力の1つ。本村エリアでは、なつかしさや趣を感じながら島のストーリーを体感できます。

家プロジェクト

200年程前の建物を改修し手を加え、古さを残しつつアート作品に再生する取り組み。『のれんプロジェクト』として、各家オリジナルののれんが軒下で揺れているのを見られます。島の暮らしに溶け込むアートを、歩きながらゆっくり鑑賞できますよ。

『ANDO MUSEUM』

本村地区にある、築100年の木造民家を改築した美術館。古民家とコンクリート、現代と昔と、対立する要素が溶け込んだ様子を丸ごとアートとして楽しめます。

直島をめぐるモデルコース

直島の玄関口、海の駅なおしまの画像

※写真はイメージ

直島観光を楽しむコツは、到着や帰りのフェリーの時間、鑑賞の所要時間などをきちんと確認し計画すること。フェリーの出発時刻より20分ほど早めに港に到着するようにしましょう。

直島のモデルコースと移動方法

ウェブサイト、直島観光旅サイトが紹介している直島観光のモデルコースをご紹介します。

場所 詳細
宮浦港 到着したら、海の駅『なおしま』のコインロッカーで荷物を預ける。
『赤かぼちゃ』 鑑賞、目安10分。
直島銭湯『I♥湯』 外観のみ鑑賞、目安10分。入浴、30分。
『直島パヴィリオン』 鑑賞目安15分。
『家プロジェクト』 鑑賞目安120分。
『ANDO MUSEUM』 鑑賞時間15~30分。
移動 徒歩30分、バス6分、自転車10~15分。
『つつじ荘』屋外作品『かぼちゃ』ほか 鑑賞目安60分。
移動 徒歩10分、バス2分。
『ベネッセハウス ミュージアム』 鑑賞目安60分。
移動 徒歩10分、バス2分。
『李禹煥(リ・ウファン)美術館』 鑑賞目安30分。
移動 徒歩10分、バス2分。
『地中美術館』 鑑賞目安60分~90分。
移動 徒歩20分、自転車15分~25分。バス利用は『つつじ荘』に戻って町営バスへ。
宮浦港 到着。

帰りのフェリーの時間に合わせ、各施設での滞在時間は調整してください。

直島での過ごし方のコツ

直島を周遊する方法はいくつかあります。バスは2種類ありますが、待ち時間の発生する可能性があるでしょう。

レンタサイクルやレンタカーを利用する場合は、通り抜け不可の地区があるので注意が必要です。島内は全エリアを車で回れるわけではなく、徒歩やシャトルバスで移動、鑑賞するエリアもあります。

タクシーは島に2台のみなので、事前に確認してくださいね。

食事は繁忙期になると、提供までにうどんなどは30分、定食系は1時間ほど時間がかかる場合も。島のコンビニは『セブン-イレブン』が1件あるのみなので、飲み物やおやつなどは計画的に準備すると安心ですね。

食事やバスは、島の雰囲気に合わせてのんびり気長に待つのがコツかもしれません。

アートだけじゃない直島の楽しみ

夏の直島の海の画像

※写真はイメージ

島ならではのグルメや個性あふれる宿泊施設など、アート以外の直島の魅力を見てみましょう。

直島のグルメを楽しもう

直島は和食、洋食などの飲食店も充実しています。お刺身、パスタ、カレー、定食など50店を超える店舗でグルメが楽しめますよ。さまざまなカフェもあり、ホッとひと息つくのにぴったりですね。

直島の宿泊施設を満喫しよう

直島には個性あふれる宿泊施設があります。

『マイロッジ』

無印良品の手掛ける住宅『MUJIハウス』がモデルの宿泊施設。MUJIの家具や寝具が使用されたロッジは、シンプルであたたかみがあります。大きな窓から臨む瀬戸内海は、心身をリラックスさせてくれますよ。

『ろ霞』

上品かつ軽やかな和風の客室など、館内は洗練された雰囲気です。自家製薬酒などを楽しめるカフェバーやレストランも併設されています。宿泊棟ごとに国内アーティストが描き下ろしたアートが展示、販売されているのも魅力の1つですよ。

『直島ふるさと海の家 つつじ荘』

モンゴルのパオを模したテント型の客室や、和風コテージ、トレーラーハウス型など、ユニークな客室に宿泊が可能です。ホテルや旅館とは違う体験ができるでしょう。

直島ではアート以外の体験も

直島では釣りや海水浴、工場見学なども楽しめます。『直島つり公園』では道具の貸出もあり、手ぶらで行っても釣りができます。

琴弾地(ごだんぢ)海水浴場は『直島ふるさと海の家 つつじ荘』の目の前の海岸。遠浅で海水浴に適していますが、レスキュー隊はいないためご注意を。

三菱マテリアル(株)の直島製錬所では工場見学ツアーを行っています。希望する場合は、事前に開催状況を確認しましょう。

直島でおみやげを買うなら?

海の駅『なおしま』には特産品の販売店があります。直島は『SOLASHIO(ソラシオ)』という塩が名産品。塩だけでなく、塩を使ったクッキーやチョコレート、どら焼きなどバリエーション豊かなお土産が展開されています。

各美術館にはミュージアムショップが併設されているので、アートを満喫し、研ぎ澄まされた感覚でお土産を選ぶのもおすすめですよ。

直島のアート空間に癒されよう

直島はアートと自然、島民がともに暮らす景色が魅力の島です。島の人にとっては日常の生活の場だということを考慮し、マナーを守り楽しく過ごしましょう。五感が研ぎ澄まされる、直島アートの旅にぜひ出かけてみてくださいね。

※2024年8月現在の情報です。公開から時間が経っている場合は、一部情報が変更されている可能性があります。ご了承ください。


[文・構成/grape編集部]

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