企業「問い合わせがありますが…」 救急車のサイレン、音が変わった?
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※写真はイメージ

今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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- 取材協力
- 株式会社大阪サイレン製作所
緊急自動車は、緊急時にはサイレンを鳴らして走行します。サイレンは救急車なら「ピーポー」という音で、消防車なら「ウー」という音ですね。
このうち、救急車のサイレンの音は、ひと昔前と違って聞こえるという人がいますが、本当に変わっているのでしょうか。
緊急車両に搭載するサイレンアンプや回転灯を製造する、株式会社大阪サイレン製作所(以下、大阪サイレン製作所)に聞きました。
サイレンの音自体は変わっていないが…
――救急車のサイレンの音は昔と変わっている?
サイレンのピーポー音自体は変わっていませんが、実は『聞こえ方を変える機能』が20年ほど前に追加されました。
――どのような機能?
『住宅モード』といって、夜間に住宅密集地を走行する際、音圧を下げたり、周波数を変えたりするものです。
「サイレンの音が大きい」といった声があるため、ピーポー音をソフトにすることで、住民の方に配慮した走行ができます。
――ほかにはどんな機能が備わっている?
『住宅モード』のほかには、フェードイン・アウト機能があります。いきなり大きな音でサイレンを鳴らすと驚いてしまう人もいるため、小さな音から徐々に音を大きくするようにして、周囲の人々の心理的負担を軽減するようにしています。
また、サイレン音をいきなりブツッと切るのではなく、フェードアウト機能で少しずつ小さくしています。
――実際に「音が変わったのか」という問い合わせはある?
あります。先ほどご説明したように、実際にサイレンの音が変わったわけではありませんが、『住宅モード』やフェードイン・アウト機能を使用すると聞こえ方が変わるので、音自体が変わったと思う人がいるようです。
※写真はイメージ
緊急自動車のサイレンは、それ自体の音は変わっていませんが、音の聞こえ方を変える機能があるため、人によっては違う音に聞こえる可能性があります。
もしサイレンを耳にした時は、音の強弱やフェードイン・アウトなど、聞こえ方を意識してみてはいかがでしょうか。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]