ラップで『酸の強い物』を包んでもいい? 企業の回答に「安心しました」
公開: 更新:

※写真はイメージ

外出中のエアコンつけっぱなし、何分までなら大丈夫? ダイキンの回答に「勘違いしてた」空調メーカーであるダイキン工業株式会社(以下、ダイキン)が運営する体験型ショールーム『フーハ東京』にお邪魔し、無理なく実践できるエアコンの節電方法を聞きました!

セリアで買った『ハンカチスタンド』 思わぬ使い道に「家中で役立ちそう!」ローコストかつ、ハイパフォーマンスなアイテムが盛りだくさんの100円ショップ。 筆者も度々ショップに足を運んでは、掘り出し物を見つけてQOLを高めています。 そんな筆者が最近「これは当たり!」と感じたのが、100円ショッ...
- 出典
- 旭化成ホームプロダクツ
『ラップ』はお皿の上からかぶせたり直接食べ物を包んだりと、食べ物を保存できる便利なアイテムです。
オーブン料理には使えなかったり、ラップによっては電子レンジ対応していなかったりしますが、基本的には食材や食品を問わず使えます。
では、レモンなどの『酸が強い物』も同じように使えるのでしょうか。
『サランラップ』でおなじみの『旭化成ホームプロダクツ』の公式ウェブサイトでは「ラップで酸の強い物を包めるか否か」について回答しています。
酸の強い物を包んでも問題ない
※写真はイメージ
食品には『酸性』と『アルカリ性』の物があります。酸性食品の代表的なものはレモンやオレンジなどの柑橘類、梅干しやヨーグルトです。
酸性食品に含まれる『酸』は、金属などを溶かす働きを持っています。
ラップは金属ではありませんが、この働きによりラップが溶けてしまうことはないのでしょうか。
『旭化成ホームプロダクツ』では、この疑問に対し次のように回答しています。
家庭用ラップの主な素材は『ポリ塩化ビニリデン』です。
ポリ塩化ビニリデンは酸やアルカリなどに強い性質を持っているので、レモンなど酸の強い物質を包んでも問題ありません。
また、ポリ塩化ビニリデンは臭いや湿気、酸素を通しにくいので、冷蔵庫内で保存した場合にも臭い移りが少なく、食材をみずみずしいまま保てるというメリットがあります。
使用用途に合わせてラップの素材を確認しよう
ラップの素材はポリ塩化ビニリデンだけではありません。
ほかにも『ポリエチレン』『ポリ塩化ビニル』などさまざまな種類があり、それぞれ耐熱温度や酸素の通しやすさなどが異なります。
ラップとひと口にいってもさまざまなものがあるので、使用用途に合わせて選びましょう。
ラップを電子レンジで使う時のコツ
電子レンジでラップを使うと破裂してしまうことがあるのは、食品から上がる蒸気による圧力が原因です。
ラップが破裂するのを避けるには、ふんわりとラップをかけて『水蒸気の逃げ場』を作りましょう。
油分が多い食品にラップを使う時の注意点
注意が必要なのは、油分の多い食品を加熱する時です。
食材を直接ラップに包むと耐熱温度を超えてしまい、ラップが溶ける可能性があります。
油分が多い食品を加熱する時は、深めの保存容器に移し替えるなどして、ラップが直接食材や油分に触れないようにしましょう。
加熱直後の蒸気は非常に熱いので、ラップの外し方によってはやけどをしてしまう場合があります。
蒸気を直接浴びないように、手前から外すのではなく『容器の奥側から手前に向かって』外しましょう。
ラップの特徴について紹介しました。何気なく使っている便利なラップも、改めて素材や使い方を確認してみましょう。
[文・構成/grape編集部]