食器洗いのスポンジを清潔に保つには? 最適な洗剤に「それ使っていいんだ」
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- 出典
- 食洗協
キッチンで使うたわしやブラシ、スポンジ。これらが清潔でなければ、食器や調理器具もきれいになりません。
スポンジやたわしをきれいに保つには、定期的な除菌が効果的です。できれば手間なく素早く済ませたいものですが、どう行えばいいのでしょうか。
日本食品洗浄剤衛生協会(以下、食洗協)の公式サイトから、おすすめの除菌方法を紹介します。
たわしやブラシ、スポンジの除菌には塩素系漂白剤を
キッチンでの除菌作業に便利なのが次亜塩素酸ナトリウム、いわゆる塩素系漂白剤です。『漂白剤』と聞くと、汚れを白くきれいにするものとイメージする人が多いでしょう。
実は除菌にも効果的で、漂白剤を水で薄めて作った希釈液に身の回りの品を漬け込むと、効率よく菌を除去できます。
ただし、スポンジの除菌には注意が必要です。一般的にウレタンスポンジは塩素系漂白剤の使用がNG。繊維が劣化してしまいます。
種類によっては使用できるものもあるため、塩素系漂白剤でのスポンジ除菌は、スポンジのパッケージを確認したうえで、使用可能とされている場合のみ行ってください。
食洗協が公式サイトでおすすめしている方法は、以下のとおりです。
十分に水切りをするのは、塩素系漂白剤の濃度を薄めないためです。
またスポンジをお手入れする場合、表面だけを除菌しても意味がありません。内側に潜む菌もしっかりと除去できるよう、もみ洗いをしてみてください。内側から漂う、頑固な臭いを取り除くのにも効果的です。
塩素系漂白剤で除菌する際の注意点
※写真はイメージ
食洗協は公式サイトで、たわしやブラシ、スポンジを塩素系漂白剤で除菌する際の注意点として、以下の3点を伝えています。
・スポンジのもみ洗いをする際は、炊事用手袋を着用すること。
・すすぎ後は内側までしっかりと乾燥させてから保管すること。
塩素系漂白剤は非常に強い洗浄剤で、直接触れると皮膚にダメージを負う恐れがあります。「希釈したから大丈夫だろう」と安易に考えるのは危険です。比較的袖が長い手袋を装着すると、安心して作業できるでしょう。
万が一皮膚に付いてしまった時には、すぐに十分な水で洗い流してください。痛みや違和感が残る場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
また塩素系漂白剤で除菌しても、水分を含んだまま長時間放置すれば、再度菌が繁殖してしまいます。
水を切った後はシンクに直置きするのではなく、通気性のいいホルダーを利用して立てかけて保管し、しっかりと乾燥させましょう。
たわしやブラシ、スポンジが雑菌まみれの状態では、洗浄するたびに食器や野菜に菌を広げてしまう恐れもあります。塩素系漂白剤を上手に使って、すっきりきれいな状態をキープしましょう。
食洗協が公式サイトで伝えている注意点にも意識して、キッチン内を清潔に保ってくださいね。
[文・構成/grape編集部]