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「お湯はかけないで」 JAFが教える!フロントガラスの霜を落とすコツ

By - デジタル・コンテンツ・パブリッシング  公開:  更新:

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車のフロントガラスの写真

※写真はイメージ

冬は車のフロントガラスが凍ることがあります。簡単には溶けないため、朝の忙しいタイミングだと焦りますよね。

では、凍ったフロントガラスを溶かすには、どのような方法が最適なのでしょうか。

一般社団法人日本自動車連盟(以下、JAF)協力のもと紹介します。

凍ったフロントガラスを溶かす方法

凍ったフロントガラスを溶かす方法について、JAFは興味深い実験を実施。

この実験は、『フロントガラス凍結時の解氷方法』や『フロントガラスの凍結防止対策』を検証するものです。

天候は雪で、テスト開始時の気温は8.5℃、最低気温はマイナス6.3℃、テスト終了時はマイナス5.9℃という条件でした。

まず、『フロントガラス凍結時の解氷方法』については、市販の解氷剤を使うと短時間で溶かせたとのこと。凍った部分に解氷剤を吹きかけると、30秒ほどで溶け始め、1分後には完全に溶かすことができました。

一方、デフロスター(※)を使って氷を解かすという一般的な方法だと、視界を確保するまでに10分ほど要したといいます。

※車に搭載された霜取り装置のこと。扇形のようなマークをしている。

デフロスターの写真

※写真はイメージ

何も手持ちのアイテムがない場合はデフロスターに頼るしかありませんが、時間がかかるため、急いでいる時は不向きでしょう。

なお、解氷時の注意点として、凍っているガラスにお湯をかけてはいけません。

JAFでは「温度差でガラスが割れたり、解けた水がすぐに凍り付いたりする可能性がある」として、お湯をかけるのはNGと注意喚起をしています。

フロントガラスの凍結を防ぐ方法

続いて、『フロントガラスの凍結防止対策』について、JAFは『対策なし』『撥水剤を塗布』『カバーをかける』の3パターンを実験。

その結果、まず『対策なし』では当然ながらフロントガラスは凍結し、除雪用のヘラで取り除くことは難しい状態でした。

次に『撥水剤を塗布』では、フロントガラスは凍結していたものの、除雪用のヘラで凍結部分を削れたとのこと。

除雪用へらの写真

※写真はイメージ

最後、『カバーをかける』では、『フロントガラスは凍結しなかった』という結果になりました。

この結果を踏まえると、冬場にフロントガラスの凍結を防ぎたい人は、車にカバーを装着しておくのがおすすめといえますね。

詳しい実験内容については、JAFのウェブサイトを確認してください。

JAFの実験によると、凍ったフロントガラスを溶かすには、解氷剤を使うことが適切とのこと。

手間も時間もかからないため、冬場は車内に1つ常備しておくなど、すぐに使えるように備えておくといいかもしれませんね。

また、カバーをかけるといった防止策も有効なので、この冬試してみてはいかがでしょうか。


[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]

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出典
一般社団法人 日本自動車連盟(記事協力)寒冷地での駐車時は窓やドアの凍結に注意!(JAFユーザーテスト)

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