「割れやすい色は…」 洗濯バサミメーカーの助言にビックリ!
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- 取材協力
- ニシダ株式会社
洗濯ばさみは洗濯物をハンガーや物干し竿に固定するために使える、便利なアイテムです。
しかし、使っているうちに割れてしまうことがありますよね。
洗濯ばさみが割れる理由について、創業1879年のニシダ株式会社(以下、Nishida)にうかがいました。
同社は、洗濯用品を各種取り扱う老舗企業です。
洗濯ばさみはなぜ割れるのか
Nishidaに洗濯ばさみが割れる原因を聞くと、このような回答がありました。
日光や雨などが洗濯ばさみの樹脂部分を劣化させ、劣化すると割れる原因になります。
洗濯ばさみは洗濯物を固定するための道具なので、屋外で使うのが基本。そのため、洗濯物と同じように日光を浴びます。
日光を浴びることで洗濯物は乾いていいのですが、洗濯ばさみの樹脂は紫外線によって傷みます。
日光を浴びることを繰り返すと、樹脂部分がもろくなってしまうのです。できれば防ぎたいですが、洗濯ばさみの用途を考えると致し方ないことでもあるでしょう。
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できるだけ洗濯ばさみを長持ちさせる方法についてうかがったところ、「外に出しっぱなしにしないこと」だといいます。
つい「うっかりしまい忘れた」、あるいは「面倒くさいので屋外に出しっ放し」という人がいるかもしれませんが、洗濯ばさみを劣化させ、割れやすくすることになるのです。
また、洗濯ばさみの色によって劣化の速度が変わるかと聞いたところ、このような回答がありました。
素材がポリプロピレンであれば、透過性の高い色、いわゆる透明な洗濯ばさみは劣化は早いです。しかし、赤や青などの色はおおよそ3%程度しか着色していないので、劣化の速度は変わりありません。
続けてNishidaからは、以下のアドバイスがありました。
「どうしても洗濯ばさみが割れるのが嫌」という場合は、樹脂製ではなく、金属製のピンチを使うことを考えてみてください。
洗濯ばさみは一種の消耗品ともいえます。傷んでもろくなってきたら、買い替えたほうがいいですね。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]