緑豆と大豆、どっちのモヤシを選ぶべき? 管理栄養士のおすすめは…
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家計がピンチの時は、モヤシに助けてもらうことも多いのではないでしょうか。
モヤシは手頃な値段で、スープや和え物、炒め物などさまざまな料理に使うことができる便利な野菜です。
ひと口にモヤシといっても、種類や栄養価が異なることをご存知でしょうか。
緑豆モヤシと大豆モヤシ、栄養価が高いのはどっち?
スーパーマーケットなどでよく見かける『緑豆(リョクトウ)モヤシ』。名前の通り、緑豆を種子としたモヤシで、モヤシといったらこれが頭に浮かぶ人も多いでしょう。
このほかに、大豆を種子とした『大豆モヤシ』も目にしたことはありませんか。
ぱっと見、似ている緑豆モヤシと大豆モヤシですが、栄養価を比較してみましょう。
文部科学省の『食品成分データベース』によると、それぞれの生の100gあたりの栄養価は、以下のようになります。
たんぱく質:緑豆1.8g、大豆3.6g
カリウム:緑豆79mg、大豆160mg
食物繊維:緑豆1.3g、大豆2.3g
※緑豆=緑豆モヤシ、大豆=大豆モヤシ
たんぱく質、食物繊維、カリウムは、緑豆モヤシよりも大豆モヤシのほうが多く含まれています。
たんぱく質は私たちの身体を作るために欠かせない栄養素。肉や魚などの動物性食品からだけでなく、大豆などの植物性食品からも摂取できるとよいです。
カリウムは体内の余分なナトリウムを排出する働きがあり、高血圧予防やむくみ対策に役立ちます。
食物繊維は便秘の予防や血糖値の急激な上昇を抑えるなどの働きがあり、意識して摂取したいものです。
これらの成分が摂れるという視点で見ると、大豆モヤシのほうが栄養面では『お得』といえるでしょう。
大豆モヤシ
緑豆モヤシはここがすごい!
大豆モヤシのほうが、たんぱく質などの栄養素を多く含んでいますが、緑豆モヤシにも魅力があります。
1つは手に入れやすさです。もやし生産者協会のウェブサイトによると、国内の約9割を占めるのが緑豆もやしとのこと。
スーパーマーケットはもちろん、コンビニエンスストアやドラッグストアなどで目にする機会が多いことに納得ですね。
また、値段も大豆モヤシに比べて安価であることが多いです。
緑豆モヤシ
次に、使いやすさです。
豆の食感と味わいがおいしい大豆モヤシは、ナムルやスープなどの食べ方が人気です。
一方、クセのない緑豆モヤシは、和え物や炒め物、味噌汁、鍋料理など、和洋中のさまざまな味付けでおいしく食べられます。
料理への取り入れやすさも、緑豆モヤシのよいところといえるでしょう。
それぞれ違った魅力をもつ、モヤシ。好みに合わせて楽しむことが一番ですが、時には栄養価の面も意識して、使い分けてみてはいかがでしょうか。
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[文・構成/grape編集部]
小泉明代
フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆、撮影の調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。