新鮮なブロッコリー、右か左どっち? JAが教える『正解』は… By - grape編集部 公開:2025-03-13 更新:2025-03-15 クイズブロッコリー料理野菜 Share Post LINE はてな コメント 花束のような形がかわいいブロッコリーは、食卓でも人気の野菜の1つです。 クセがあまりないので、サラダや炒め物など、いろいろな料理に使っている人は多いでしょう。 そんなブロッコリーについてクイズです! 次のうち、選んだほうがいいブロッコリーはどれでしょうか。 A.蕾が硬く締まっているもの。 B.切り口に『す』が入っているもの。 C.外葉がしんなりしているもの。 答えは分かりましたか。 本記事では、クイズの正解と合わせて、買い物の時に役立つブロッコリーを選ぶポイントを紹介します! おすすめのブロッコリーの選び方 JAのウェブサイトによると、ブロッコリーの選び方として以下のように紹介されています。 ブロッコリーの選び方 蕾が、こんもりしていて硬く締まり、緑色が濃いものを選びましょう。冬場の紫がかったものは寒さに当たって甘みが増しています。 茎は、つやがあり、傷や変色がなく、みずみずしいものが良く、切り口もみずみずしく、「す」の入っていないものがオススメです。 外葉の、しおれていないものが新鮮です。 JAグループ ーより引用 選択肢『B』と『C』はこれらの逆のため間違いで、『A』が正解です。 以下の2つは筆者が購入したブロッコリーで、左が新鮮なもの、右がイマイチなもの。 左が新鮮なブロッコリー、右がイマイチなブロッコリー 左のほうは蕾がこんもりとしており、硬く締まっていて緑色が濃く、茎にはつやがあります。 外葉はピンと張っていて、新鮮なブロッコリーの特徴が見られますね。 一方、右のブロッコリーの切り口には、『す』という空洞が入っています。 左が新鮮なブロッコリー、右がイマイチなブロッコリー 蕾は緑色が淡く、茎には黄色っぽい変色も見られますね。 ブロッコリーの『す』について、JA全農長野のウェブサイトでは、以下のように説明されています。 生育後半に雨が多かったりすると、ブロッコリーが急激に成長することがあります。その過程で空洞ができることがあります。問題ございませんので、安心してお召し上がり下さい。 JA全農長野 ーより引用 イマイチなブロッコリーの断面 『す』が入っていても問題なく食べられるのですね。 もし右のようなブロッコリーを手に取る機会があっても、おいしく調理しましょう。 ブロッコリーはどんな栄養素がある? 文部科学省の『食品成分データベース』によると、生のブロッコリー100gあたりには、以下のような栄養素などが含まれています。 エネルギー:37kcal βカロテン:900㎍ 葉酸:220㎍ ビタミンC:140mg 食物繊維:5.1g ブロッコリーはβカロテンを多く含む緑黄色野菜です。βカロテンは身体の中でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜、目の健康を保ちます。 また、ビタミンの一種である葉酸が多く含まれているのも特徴で、葉酸は胎児の健全な発育のために重要なもの。また、正常な赤血球を作るのに働いて貧血の予防に役立つなど、人間の身体にとって大切な栄養素です。 さらに、鉄の吸収を助けるビタミンCと、便秘予防に欠かせない食物繊維も多く含まれています。 いろいろな料理に使えておいしくて、しかも栄養たっぷりのブロッコリーはとても魅力的な野菜ですね! ブロッコリーのおすすめレシピ 調理方法や食べ方をひと工夫すると、ブロッコリーの栄養素をムダなく摂取できたり、吸収率をアップできたりします。 筆者のおすすめは電子レンジで加熱して、マヨネーズディップをつける食べ方です。 ※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 小泉明代(@akiyo_koizumi)がシェアした投稿 電子レンジ調理ならお湯を沸かす手間が要らず、水に溶けやすいビタミンCなどの栄養素の損失も少なく済みます。 油を含むマヨネーズと一緒に食べれば、油脂に溶けやすいβカロテンの吸収率もアップしますよ。 ぜひ本記事で紹介したポイントを意識しながら、おいしいブロッコリーを選んで作ってみてはいかがですか。 筆者のブログやInstagramでは、ほかにも食にまつわる情報を発信しているので、気になった人は覗いてみてくださいね! ブログ:食育ノススメ Instagram:akiyo_koizumi [文・構成/grape編集部] 小泉明代 フリーランスの管理栄養士、料理研究家。 レシピ開発や記事執筆、撮影の調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。 健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。 クリアファイルに付箋を入れて… できたものに「一石二鳥ですね!」付箋の意外な活用法を3つ、紹介していました。 『大葉』の水耕栽培 100均の容器を用意して…「私もマネする!」「早速やります」手軽な野菜作りの方法を発信している、ぐまちゃん夫婦さんが、大葉の水耕栽培について紹介しました。 出典 JAグループ/全国農業協同組合連合会 長野県本部/文部科学省 食品成分データベース/akiyo_koizumi Share Post LINE はてな コメント
花束のような形がかわいいブロッコリーは、食卓でも人気の野菜の1つです。
クセがあまりないので、サラダや炒め物など、いろいろな料理に使っている人は多いでしょう。
そんなブロッコリーについてクイズです!
次のうち、選んだほうがいいブロッコリーはどれでしょうか。
A.蕾が硬く締まっているもの。
B.切り口に『す』が入っているもの。
C.外葉がしんなりしているもの。
答えは分かりましたか。
本記事では、クイズの正解と合わせて、買い物の時に役立つブロッコリーを選ぶポイントを紹介します!
おすすめのブロッコリーの選び方
JAのウェブサイトによると、ブロッコリーの選び方として以下のように紹介されています。
選択肢『B』と『C』はこれらの逆のため間違いで、『A』が正解です。
以下の2つは筆者が購入したブロッコリーで、左が新鮮なもの、右がイマイチなもの。
左が新鮮なブロッコリー、右がイマイチなブロッコリー
左のほうは蕾がこんもりとしており、硬く締まっていて緑色が濃く、茎にはつやがあります。
外葉はピンと張っていて、新鮮なブロッコリーの特徴が見られますね。
一方、右のブロッコリーの切り口には、『す』という空洞が入っています。
左が新鮮なブロッコリー、右がイマイチなブロッコリー
蕾は緑色が淡く、茎には黄色っぽい変色も見られますね。
ブロッコリーの『す』について、JA全農長野のウェブサイトでは、以下のように説明されています。
イマイチなブロッコリーの断面
『す』が入っていても問題なく食べられるのですね。
もし右のようなブロッコリーを手に取る機会があっても、おいしく調理しましょう。
ブロッコリーはどんな栄養素がある?
文部科学省の『食品成分データベース』によると、生のブロッコリー100gあたりには、以下のような栄養素などが含まれています。
エネルギー:37kcal
βカロテン:900㎍
葉酸:220㎍
ビタミンC:140mg
食物繊維:5.1g
ブロッコリーはβカロテンを多く含む緑黄色野菜です。βカロテンは身体の中でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜、目の健康を保ちます。
また、ビタミンの一種である葉酸が多く含まれているのも特徴で、葉酸は胎児の健全な発育のために重要なもの。また、正常な赤血球を作るのに働いて貧血の予防に役立つなど、人間の身体にとって大切な栄養素です。
さらに、鉄の吸収を助けるビタミンCと、便秘予防に欠かせない食物繊維も多く含まれています。
いろいろな料理に使えておいしくて、しかも栄養たっぷりのブロッコリーはとても魅力的な野菜ですね!
ブロッコリーのおすすめレシピ
調理方法や食べ方をひと工夫すると、ブロッコリーの栄養素をムダなく摂取できたり、吸収率をアップできたりします。
筆者のおすすめは電子レンジで加熱して、マヨネーズディップをつける食べ方です。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
電子レンジ調理ならお湯を沸かす手間が要らず、水に溶けやすいビタミンCなどの栄養素の損失も少なく済みます。
油を含むマヨネーズと一緒に食べれば、油脂に溶けやすいβカロテンの吸収率もアップしますよ。
ぜひ本記事で紹介したポイントを意識しながら、おいしいブロッコリーを選んで作ってみてはいかがですか。
筆者のブログやInstagramでは、ほかにも食にまつわる情報を発信しているので、気になった人は覗いてみてくださいね!
ブログ:食育ノススメ
Instagram:akiyo_koizumi
[文・構成/grape編集部]
小泉明代
フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆、撮影の調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。