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庭に使い終わったカイロをまくリスク 企業の情報に「そうだったのか」

By - COLLY  公開:  更新:

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カイロ

※写真はイメージ

ガーデニングでは土壌や種まきのタイミング、気温、日当たりなどさまざまなことを考慮しなくてはなりません。

土壌作りでは『肥料』も重要な項目となるので、作物を作るたびに「いい肥料がないか」と模索している人もいるでしょう。

インターネット上では『使い終わったカイロが肥料になる』という情報を得られますが、果たして本当に肥料として使えるのでしょうか。

そこで本記事では、医薬品や日用品を手掛ける小林製薬株式会社のウェブサイトから、使い終わったカイロが本当に肥料になるのかを解説します。

カイロに含まれる『塩』が作物に影響する

ビニールポットを手に持っている様子

※写真はイメージ

カイロには、肥料としても使われる『鉄粉』『活性炭』『バーミキュライト』が含まれています。

使い切りのカイロはその名の通り『一度使ったら終わり』なので、再びカイロとして使うことはできません。

使い終わったカイロが肥料として使えるのであれば、捨てずに活用しようと思うのは自然なことといえます。

しかし、カイロには作物の生育を妨げる『塩』も含まれているので、肥料として使うのはおすすめできません。

環境を汚染するようなものは入っていませんが、塩が入っているため土壌が変わって作物に影響する場合があります。中身を庭や畑にまくのはお控えください。

小林製薬株式会社 ーより引用

塩が土に混ざることで起こる大きな問題は、塩が水分を吸収することで作物に行き渡らなくなってしまうことです。

丁寧に水やりをしても塩に水分を奪われ、育つどころか枯れてしまうこともあります。

また、塩は雨が降ってもしぶとく残るので、畑や庭にまいてしまうと取り返しがつきません。

今育てている作物だけでなく、これから作る作物のことを考えても、使い終わったカイロは使わないようにしましょう。

なお、カイロの中には『塩不使用』のものもあります。土壌に混ぜられる場合もあるので、肥料として使いたい場合は塩を使っていないカイロを購入しましょう。

期限の切れたカイロは使える?

カイロを肥料として活用しようと考える人の中には、使用後ではなく、有効期限が切れたものを使おうとしていた人もいるかもしれません。

カイロに書かれている有効期限は『持続時間、温度などを保証するもの』なので、期限がすぎればカイロとしての性能も下がっていきます。

有効期限が過ぎたカイロは、少しずつ品質は落ちていきますので、持続時間や温度に影響が出る可能性がございます。

そのため、使用のお勧めはできかねますが、一度開封をして、様子を見ながらご使用いただくこともできます。

小林製薬株式会社 ーより引用

有効期限が切れたからといって、まったく機能しないというわけではありません。

しかし、持続時間が短くなる、温度が高くなりすぎるといった問題が生じるので、期限内に使う時よりも不便さを感じるでしょう。

「もう使えないな」と感じたら、無理に使わず処分するのがおすすめです。カイロは地域によって可燃ゴミとなる場合もあれば、資源ゴミや不燃ゴミとなる場合もあります。

温かさが残った状態でゴミに出すこと自体は問題ありませんが、処分する際は自治体のルールを必ず確認するようにしましょう。

使い終わったカイロや有効期限が切れたカイロは、必ずしも再利用できるとは限りません。

特に、塩を含むカイロは土壌に影響を与える可能性があるため、肥料として使うのは避けたほうがよいでしょう。

カイロを有効活用したい場合は、塩不使用のタイプを選んだり、正しく取り扱う方法を事前に確認したりしてください。


[文・構成/grape編集部]

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出典
小林製薬株式会社

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