「生のまま食べないで」 製粉協会が注意を呼びかけ By - デジタル・コンテンツ・パブリッシング 公開:2025-04-23 更新:2025-04-23 料理注意喚起 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 小麦粉は揚げ物の衣に使用したり、パンやお菓子の材料にしたりなど、料理に欠かせない材料です。 熱を通して食すことが基本で、生で食べるのは避けるべきといわれています。これはなぜなのでしょうか。 小麦・小麦粉の企業団体である製粉協会に取材しました。 小麦粉は生で食べてはいけない理由 製粉協会に『小麦粉を生で食べてはいけない理由』を聞いたところ、このような回答がありました。 小麦粉の主成分はでんぷんです。 このでんぷんは生のままでは『ベータデンプン(β-でんぷん)』という、固く結合し、水に溶けにくい状態です。 『ベータデンプン』のままで食べると、胃で消化されにくく、消化不良を起こす可能性があります。 ほかにも、以下のような危険性についても教えてもらいました。 加熱がされていない小麦粉は、微生物が付着している可能性もあります。 そのまま摂取すると、消化不良だけでなく食中毒になる危険性もあるので、小麦粉は生の状態で摂取するのは避けたほうがいいでしょう。 ベータデンプンは水を加えて加熱することで『アルファデンプン』へと変化。この状態になると消化しやすくなるため、安全に食べられるようになるのです。 ベータデンプンは小麦粉だけでなく、米や白玉粉にも含まれています。 生米や白玉粉をそのまま食べることはないはずですが、消化不良を避けるためにも必ず加熱してください。 ※写真はイメージ 小麦粉は加熱していない生の状態で食べると、消化不良や食中毒の原因になることがあります。 海外では『クッキードウ』といって、焼く前のクッキー生地をそのまま食べることがありますが、これは加熱処理された小麦粉を使っているのだそうです。 加熱処理されていない小麦粉が使われている場合は、決して生では食べないようにしましょう。 [文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部] キノコが余ったらやってみて! めちゃくちゃ使いやすいアレンジレシピ本記事では傷みやすいキノコの大量消費レシピを紹介しています。 片栗粉でも小麦粉でもない! から揚げの衣に使った意外な食材に「ザクザク感がたまらない」本記事ではポテトチップスを衣に使う、から揚げのレシピを紹介しています。 取材協力 製粉協会 Share Post LINE はてな コメント
小麦粉は揚げ物の衣に使用したり、パンやお菓子の材料にしたりなど、料理に欠かせない材料です。
熱を通して食すことが基本で、生で食べるのは避けるべきといわれています。これはなぜなのでしょうか。
小麦・小麦粉の企業団体である製粉協会に取材しました。
小麦粉は生で食べてはいけない理由
製粉協会に『小麦粉を生で食べてはいけない理由』を聞いたところ、このような回答がありました。
小麦粉の主成分はでんぷんです。
このでんぷんは生のままでは『ベータデンプン(β-でんぷん)』という、固く結合し、水に溶けにくい状態です。
『ベータデンプン』のままで食べると、胃で消化されにくく、消化不良を起こす可能性があります。
ほかにも、以下のような危険性についても教えてもらいました。
加熱がされていない小麦粉は、微生物が付着している可能性もあります。
そのまま摂取すると、消化不良だけでなく食中毒になる危険性もあるので、小麦粉は生の状態で摂取するのは避けたほうがいいでしょう。
ベータデンプンは水を加えて加熱することで『アルファデンプン』へと変化。この状態になると消化しやすくなるため、安全に食べられるようになるのです。
ベータデンプンは小麦粉だけでなく、米や白玉粉にも含まれています。
生米や白玉粉をそのまま食べることはないはずですが、消化不良を避けるためにも必ず加熱してください。
※写真はイメージ
小麦粉は加熱していない生の状態で食べると、消化不良や食中毒の原因になることがあります。
海外では『クッキードウ』といって、焼く前のクッキー生地をそのまま食べることがありますが、これは加熱処理された小麦粉を使っているのだそうです。
加熱処理されていない小麦粉が使われている場合は、決して生では食べないようにしましょう。
[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]