ワニの寿命は最長何歳?『寿命がない』といわれる理由も解説
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ワニは寿命が長く、飼育下で100年以上生きた記録も残されています。ワニは老化の仕組みが独特なため『ワニには寿命がない』という説も出るほど長生きする生き物です。
ワニが長寿な理由は『体温調節を自分でせずに、外気温を利用する省エネ体質であるため』だといわれています。
本記事では、ワニの平均寿命や最長記録、老化の仕組みを詳しく解説しつつ、ほかの長寿な生物と比較してみました。ワニの驚くべき生命力について、楽しく学びましょう。
ワニの平均寿命と最長記録は何歳?
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ワニは長寿な生き物として知られており、第二次世界大戦中に生まれたワニや、100歳を超えたワニの存在が話題になったこともあります。
しかし、ワニの寿命は種類によって異なり、野生と飼育下でも差があるようです。
『ワニの平均寿命はどれくらいなのか』と『長寿のワニは何歳まで生きたのか』を詳しく見てみましょう。
代表的なワニの寿命と特徴
ワニの寿命は、種類によって異なるといわれています。代表的なワニの寿命と特徴を、種類別にまとめました。
攻撃性が高く、人間を襲うこともある。
凶暴で人を襲うこともある。
体長5mを超えることもあり、強力な顎を持つ。
魚や甲殻類、小動物を主食にしている。
気性は荒いが、比較的おとなしい個体も多い。
ワニの寿命は、種類によって異なるといわれています。
イリエワニは世界最大級のワニで、寿命は70年ほどです。ナイルワニも大型で、寿命は45〜70年とされています。一方、メガネカイマンは比較的小型で、寿命は30年前後です。
ワニは非常に長生きするため、正確な寿命を把握するのは難しく、はっきりしたことは分かっていません。
ワニの寿命は野生と飼育下で差がある
ワニの寿命は、野生と飼育下では差があるそうです。
飼育下のワニには外敵がおらず、安定した食事や医療管理を受けられるため、長生きしやすい傾向にあります。
一方、野生のワニは狩猟の対象となったり、環境汚染の影響で健康を損なったりする場合もあるようです。
ただし、飼育下でも個々の環境によって寿命が左右されるため、長生きできるとは限りません。野生と飼育下のどちらにおいても、環境の違いが寿命に大きく影響すると考えられています。
最長130歳?!長生きしたワニの例
ワニの中には、100年以上生きたとされる個体も存在するのだとか。
インドでは2019年に、推定130歳で死亡したワニの葬式が行われました。また、南アフリカで飼育されたナイルワニの『ヘンリー』は、2024年に123歳を迎えています。
オーストラリアのイリエワニ『カシウス』も、推定110歳以上まで生きたそうです。ほかにも、第二次世界大戦を生き延びたワニとして、アメリカ、セルビア、ロシアで飼育されていた個体が話題となりました。
日本では、大分県別府市の『鬼山地獄』で飼育されていたクロコダイル種の『イチロウ』は、1996年に73歳で亡くなりました。
また、名古屋市にある東山動物園のミシシッピーワニの『ミッピー』は、推定54歳以上という年齢で2019年に亡くなっています。
ワニの生態やメカニズムを科学的に検証
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インターネット上では、たびたび『ワニには寿命がない』という説が話題になるようです。
この説には、ワニの成長や老化の仕組みが関係していると思われますが、実際のところはどうなのか気になりますよね。本章ではワニの生態や寿命について、詳しく見ていきましょう。
『ワニには寿命がない』という説が生まれた理由
『ワニには寿命がない』という説は、ワニが長寿であることから生まれたと考えられています。ワニが長寿な理由は、老化の進行がゆるやかな性質にあるようです。
ワニは外温性動物で、温度によって代謝が変化します。自分で体温を調整せずに外気温に頼るため、エネルギーをあまり消費しません。この省エネ体質が、寿命を延ばす要因の1つとされています。
さらに、ワニは代謝が低いため細胞の劣化が遅く、年齢による衰えが目立ちにくいようです。
また、ワニは免疫機能が特殊で傷の回復が早く、水中で傷付いても感染症を発症しにくいといわれています。しかし、病気や環境の変化、捕食や捕獲の影響を受けるため、不老不死というわけではありません。
『ワニには寿命がない』というのは誇張された表現であり、実際には環境や条件によって寿命は左右されるといえるでしょう。
ワニの成長と老化のメカニズム
哺乳類や鳥類は、一定の成長段階をすぎると成長が止まって老化が進みますが、爬虫類や魚の中には、生涯にわたって成長を続ける種類もいます。
ワニは、成体になってからも成長を続ける傾向にあり、老化しにくい性質につながっているようです。ただし、年齢とともに成長速度はゆるやかになるといわれています。
また、代謝が低くエネルギーをあまり消費しない体質も、老化の進行を遅らせる理由の1つだといえるでしょう。カメをはじめとする長寿の爬虫類は、こうした特徴が共通しているようです。
ワニの死因
『寿命がない』といわれることもあるワニですが、実際にはさまざまな要因で命を落とすことがあるのだとか。
野生の場合、幼いワニは魚や鳥に捕食されることがあり、成体になってからも縄張り争いや天敵の存在、人間による狩猟などの危険にさらされています。
生息地の破壊や水質汚染といった環境の変化も、ワニの生存を脅かす要因でしょう。
一方、飼育下では天敵に襲われることもなく、安定した環境のため長生きできる傾向にあります。飼育下の場合は、老衰や自然死によって寿命を迎えるケースが多いようです。
ワニはどれくらい長生きする?ほかの長寿な動物との比較
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ワニは長寿な動物として知られていますが、ほかにも寿命が長い生物は存在します。長寿で知られる動物の寿命を、一覧表にまとめました。
(ヘンリー)
(カシウス)
(飼育下では20〜70年)
エサの魚をおびき寄せる。
おとなしい性格。
DNA修復能力が高い。
1年間食べなくても平気。
代謝がゆっくりである。
若返りを繰り返す。
ある種、不老不死ともいえる。
ワニが長生きできるのは、代謝が低くエネルギー消費が少ない体の仕組みが影響しているためだといわれています。
淡水のカメの中では世界最大といわれる『ワニガメ』も、ワニ同様に低代謝で、50〜80年の寿命を持ち、100年以上生きた個体も確認されているのだとか。
サメの仲間である『シロワニ』の寿命は20年程度と考えられていましたが、実際はもっと長生きするようです。
『ゾウガメ』や『ホッキョククジラ』は200年以上生きることもあり、DNAの修復能力の高さや代謝の遅さが長寿の秘訣とされています。
また『ベニクラゲ』は、成熟後に若返り、幼生である『ポリプ期』に戻ることを繰り返す特殊な習性を持っているため『不老不死』ともいわれるようです。
ワニの寿命は20~70歳!種類によって差がある
ワニの寿命は種類によって異なりますが、大型のワニほど長生きする傾向にあります。長生きの秘訣として、代謝が低い省エネ体質であることが関係しているようです。
ワニは長寿なため『ワニには寿命がない』といわれることもありますが、実際には不老不死ではなく、環境や条件によって寿命が左右されています。
現在、日本では、ワニは『特定動物』に指定されており、ペットとして飼育することはできません。
しかし、最長記録や長生きの秘密を知ることで、ワニが身近に感じられるでしょう。
[文・構成/grape編集部]