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『送る』の正しい敬語は?ビジネスで使える言い換えと間違えやすい言葉を解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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パソコンの前で微笑む女性の画像

※写真はイメージ

ビジネスメールや社内外のやり取りにおいて、『送る』という言葉を使う場面は多くあります。しかし、相手の立場や関係性に応じて、どの敬語表現を使えばよいのか迷う人もいるでしょう。

いくつかの言い方がある『送る』の敬語を間違って使うと、思わぬ失礼につながることもあるため注意が必要です。

本記事では『送る』の正しい敬語や言い換え、間違った使い方を解説します。『送る』の使い方に迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

『送る』の敬語は?

『送る』の敬語は?

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『送る』の敬語はさまざまあり、相手との関係や場面によって使い分ける必要があります。

ここでは、『送る』の基本的な敬語表現について、使う場面ごとの違いや注意点をまとめました。

送ります

『送る』の敬語である『送ります』という表現は、相手に対して失礼のない表現です。

ただし、少しフランクな印象がある表現のため、取引先や目上の人よりも、同じ職場の同僚や親しい人に使うのが向いています。

例えば『明日送ります』という言い回しは、かしこまりすぎず親しみやすさがあるため、社内で使うぶんには問題ないでしょう。

『送ります』の例文は、以下の通りです。

  • この後、会議資料を送ります。
  • 確認したデータを先ほど送りましたので、ご確認ください。

『送ります』は、相手との関係性を意識して使い分けるようにしましょう。

お送りします

目上の人に対して何かを送る際には、『お送りします』という表現が適しています。『お送りします』は、自分の行動をへりくだって伝える謙譲語です。

例えば『資料をお送りします』といった表現は、相手に対する敬意を示せます。社外の人や上司に対して、書類や荷物、データを届ける際によく使われるでしょう。

『お送りします』の例文は、以下の通りです。

  • 本日中に、ご依頼の資料をお送りします。
  • 来週までに、完成品のサンプルをお送りしますのでご確認ください。

丁寧で控えめな印象を与えるため、ビジネスメールでも使える敬語といえます。

お送りいたします

より丁寧に『送る』意志を伝えたい時は、『お送りいたします』という表現が向いているでしょう。

『いたします』は『する』の謙譲語であり、『お送りいたします』は謙譲語と丁寧語が合わさった丁寧な形になります。

『お送りいたします』は『お送りします』よりも敬意の度合いが高く、取引先や目上の相手に用いるのにふさわしい敬語です。

例えば『商品をお送りいたします』と記せば、配慮の行き届いた丁寧な印象を与えられるでしょう。

ほかにも、以下のように使えます。

  • 明日中に、契約書一式を郵送にてお送りいたします。
  • ご注文の商品を、本日お送りいたしますので、到着までお待ちください。

文章がかしこまりすぎると感じる人もいるかもしれませんが、ビジネスシーンでは信頼を高める表現として適しているでしょう。

送らせていただきます

『送らせていただきます』は、相手に対する敬意をこめて自分の行為を伝える謙譲語の1つとされます。

『させていただく』は『させてもらう』の謙譲語のため、許可や了承を得た時に使うのが本来の形です。例えば『ご確認のうえ、書類を送らせていただきます』という使い方をします。

ほかの使い方は、以下の通りです。

  • ご依頼の件につきまして、関連資料を本日中に送らせていただきます。
  • お伝えした通り、詳細をメールで送らせていただきます。

ただし、許可を得ていないのにこの表現を使うと、不自然で失礼にあたる可能性があります。

取引のない相手に『資料を送らせていただきます』と伝えると、「頼んでもいないのに」と押し付けがましく感じられるかもしれません。

そのため、自分の意志で何かを送る際には『お送りします』のほうがよいといわれています。丁寧さとマナーの両立が求められる表現であるため、使用場面に注意しましょう。

『送る』の敬語の言い換え

『送る』の敬語の言い換え

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『送る』という言葉は、相手に何かを届ける場面で使われますが、ビジネスの場では内容や手段に応じて、より適切な表現に言い換えられます。

ここでは『送る』の敬語を、別の言い方で伝えるための表現を見ていきましょう。

送付

『送付いたします』は、書類や資料などを相手に届ける際に使われる、丁寧な敬語表現です。

『送付』は『送り届ける』という意味があり、『いたします』は自分の行為をへりくだって伝える謙譲語となります。

これにより『送付いたします』は、自分が丁寧に資料などを届けることを伝える言い回しとなるのです。

特にビジネスメールなど、正式な文章において使用される場面が多い傾向にあります。『ご送付いたします』とすると、さらに丁寧さが加わるでしょう。

『送付』を使った例文は、以下の通りです。

  • 報告書は、本日中に郵送でご送付いたします。
  • 新商品のパンフレットをご送付いたしますので、何卒ご査収ください。

相手とのやり取りが文面上で行われる場面では、『送る』よりも『送付』という言葉を使うことで、より丁寧な印象になります。

添付

『添付いたします』は、主にメールや文書に資料やファイルを付け加える時に使う丁寧な表現です。

『添付』とは、何かに添えて加えることを意味し、『いたします』を付けることで相手に対して敬意を払う形になります。

例えば、会議資料や画像データなどをメールで送信する際に使用可能です。ただし『添付』は『送付』と違い、届けるという意味は含まれないのだとか。

以下のように、文脈に合った言い回しで使いましょう。

  • 議事録をPDFにてメールに添付いたします。
  • ご依頼の参考資料を本日添付いたしますので、あわせてご確認ください。

『添付いたします』は、情報を加えることを丁寧に伝える言い回しであり、特にメールでのビジネス文書には欠かせない表現の1つといえます。

『送る』の敬語の間違った使い方

『送る』の敬語の間違った使い方

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敬語を丁寧に使おうとするあまり、誤った言い回しになってしまうケースもあるでしょう。中でも代表的な誤用が『送らさせていただきます』という表現です。

この言い方は一見丁寧に聞こえますが、『さ』を余分に入れてしまっており文法的に間違っているとされます。こうした表現は『さ入れ言葉』と呼ばれ、不自然な印象を与えかねません。

正しくは『送らせていただきます』となり、不要な『さ』は加えないようにしましょう。

敬語は丁寧であると同時に、正確であることが求められます。間違った敬語を使うとかえって相手に失礼と受け取られることもあるため、正しい使い方を覚えましょう。

『送る』の敬語は相手や場面によって使い分けたほうがよい

『送る』の敬語は、相手との関係や状況によって正しく使い分けることが大切です。

丁寧に伝えたつもりでも、間違った敬語や不適切な表現は、かえって失礼にあたる場合があります。特にビジネスの場では、表現の違いが印象や信頼に影響するため注意が必要です。

言葉の意味や使い方を正しく理解し、状況にふさわしい敬語を選ぶことで、相手に配慮の気持ちがしっかりと伝わります。本記事でご紹介した使い方を覚えておきましょう。


[文・構成/grape編集部]

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