エンボスヒーターを代用する6つの方法!代用する際の注意点も解説
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エンボスヒーターは、高温の風でレジン液やキャンドルの気泡を飛ばしたり、エンボス加工したりする際に使います。対象物に熱風をピンポイントで当てられるのが特徴です。
しかし、エンボスヒーターを持っていなかったり故障したりしていることもあるでしょう。そんな時に役立つ代用方法をご紹介します。
また、ヘアドライヤーをエンボスヒーターの代用に使う際の注意点や、エンボスヒーターの代用に関する疑問への回答もまとめました。エンボスヒーターの代用品を探している人は、ぜひ参考にしてください。
エンボスヒーターの代用になる6つの方法
エンボスヒーターは、ヘアドライヤーやライターといった身近な道具で代用可能です。ほかにも、湯煎で温めたり、つまようじで直接気泡を取り除いたりするなど、さまざまな方法があります。
【エンボスヒーターの代用になる方法】
なお、ご紹介する方法は、適した温度や扱い方がそれぞれ異なるようです。扱う際はケガをしないよう注意してください。
1.ヘアドライヤーを使う
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髪の毛を乾かすヘアドライヤーは、エンボスヒーターの代用にできます。弱風で使用すれば、ヘアドライヤーの熱で気泡を取り除けるでしょう。
ただし、エンボスヒーターとヘアドライヤーは温度と風量が異なるため、取扱いに注意しましょう。
詳しい注意点は『ヘアドライヤーをエンボスヒーターの代用にする際の注意点』で後述しているため、そちらもご覧ください。
2.湯煎する
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湯煎もエンボスヒーターの代用にできます。レジン液は温めると粘度が下がってさらさらになり、気泡も抜けやすいようです。
ただし、温度の上げすぎには注意しましょう。レジン液の温度が上がりすぎると急激に硬化するなど、扱いづらくなるとされています。
3.ライターやチャッカマンを使う
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エンボスヒーターの代用として、ライターやチャッカマンで気泡を取り除く方法もあるようです。レジン液の表面をライターやチャッカマンで軽く温めることにより、気泡を浮き上がらせて消します。
ただし、レジン容器や型は熱に弱いものもあるようです。ライターやチャッカマンの火が当たると変形したり溶けたりする可能性があるため、注意してください。
4.ヘアピンやつまようじを使う
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ヘアピンやつまようじなど、先端がとがったものであれば、レジン液やキャンドルの大きい気泡を取り除けるとされています。
エンボスヒーターのように気泡を一気に消すことはできませんが、身近にあるものでできる簡単な方法です。
なお、ヘアピンやつまようじでは小さい気泡がつぶせないケースがあるでしょう。そのため、ほかの方法と組み合わせるのがおすすめです。
5.スポイトを使う
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小さな気泡の場合、スポイトを使って除去するとよいでしょう。レジン液をなるべく吸い込まないよう注意しながら、気泡を吸い取ります。
スポイトは、100円ショップやホームセンターなどで手に入るようです。クラフト向けのものもあるため、ハンドメイドコーナーを探してみましょう。
6.温かい場所に放置する
エンボスヒーターを使わなくても、温かい場所に1~2日放置するだけで気泡が取り除けるようです。レジン液が温まることにより粘度が下がり、気泡が表面に出てきます。
なお、レジン液の気泡を取り除くために放置する場合は、アルミホイルなどで容器ごと包んで日差しを遮ってください。日光に当てると紫外線によって硬化が始まるようです。
ヘアドライヤーをエンボスヒーターの代用にする際の注意点
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ヘアドライヤーはエンボスヒーターと形や特徴が似ていますが、用途が異なります。特に温度と風量に大きな違いがあるため、エンボスヒーターの代用にする際は、次の点に注意してください。
【ヘアドライヤーをエンボスヒーターの代用にする際の注意点】
なお、ヘアドライヤーによっても温度や風量が異なります。一般的なヘアドライヤーと比べて風量が強い製品や、温度が弱い製品もあるため、使用前に確認しましょう。
ここからは、それぞれの注意点を解説します。
机の上にあるものを片づける
ヘアドライヤーをエンボスヒーターの代用にする際は、机の上にあるものを片づけてください。ヘアドライヤーの風で吹き飛ばされてしまうのを防ぎます。
特に、耐熱性が低いデスクマットやテーブルマットの上でエンボスヒーターの代わりにドライヤーを使うと、マットが変形する可能性があるようです。
レジン液が入った容器をしっかり持つ
レジン液が入った容器もしっかり持ちましょう。
ヘアドライヤーはエンボスヒーターよりも風量が強いと考えられるため、レジン液が入った容器が吹き飛ばされる可能性があります。
風量をなるべく弱くする
次に、ヘアドライヤーの風量をなるべく弱くしてください。
風量が強すぎるとレジン液が散ったりレジン液の上に乗せている素材が飛ばされ、レイアウトが崩れたりすることがあるようです。
エンボスヒーターの代用に関する疑問と回答
エンボスヒーターの代用に関して、「こたつや綿棒が使えると聞いたことがあるが本当なのか」「気泡が取れない場合はどうすればよいのか」など疑問に思う人もいるかもしれません。そこで、それらの疑問に対する回答を紹介します。
こたつは代用になる?
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こたつがエンボスヒーターの代用になるとはいい切れませんが、放置することでレジン液の気泡を除去できるかもしれません。
時間はかかりますが、こたつのような温かい場所に放置すると気泡が表面に出て取り除きやすくなるでしょう。
ただし、入れていることを忘れないように注意してください。こたつの中にレジン液を置いたのを忘れたまま、暖を取ろうとして脚や身体を入れると、容器に触れてこぼしてしまう可能性があります。
綿棒でレジン液の気泡は取れる?
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綿棒でもレジン液の気泡は取れますが、繊維が混入する可能性があるためおすすめできません。レジン液に繊維が混入すると、ほこりが入ったように見えるためです。
また、綿棒にレジン液が浸透すると量が減ったり、別色のレジン液の気泡を取ろうとして色が混ざったりする可能性があります。
エンボスヒーターや代用品で気泡が取れない時はどうしたらよい?
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エンボスヒーターや代用品を使っても、気泡が底に沈んでいてすべて取り除けない時は、硬化する前に軽く振動を与えましょう。
レジン液が入った容器を少しだけ浮かせて落とすことを繰り返せば、底にある気泡が表面に出てきます。表面に出てきた気泡はエンボスヒーターや代用品で取り除いてください。
エンボスヒーターは身近にあるもので代用できる
エンボスヒーターがない場合でも、身の回りにある道具で代用できます。
ただし、大きな気泡を取り除くのに向いているものや、小さな気泡の除去に適したものなど、方法によって特徴があるため、状況に適した方法を選びましょう。
なお、レジン液などの気泡は放置するだけでも取り除けるようです。もしすぐに道具が用意できない場合や、紹介した方法が使えない場合は、焦らずに温かい場所でしばらく放置してみるのも1つの手です。
[文・構成/grape編集部]