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ボロボロの状態で発見されたトラ 保護された後の幸せそうな表情に胸を打たれる

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Facebook

アメリカ・テキサス州にある動物保護団体『In-Sync Exotics Wildlife Rescue and Educational Center』はアメリカ農務省(USDA)の依頼で1頭のベンガルトラを保護しました。

トラの名前は『アーシャ』。雌で生後9ヶ月になるそのトラは、体重が一般的な体重の4分の1しかありませんでした。

サーカスで酷い扱いを受けていたアーシャ

保護された当初、アーシャの体重はおよそ14kg、体毛も白癬(はくせん)という皮膚の病気のためほとんどが残っていませんでした。

アーシャはもともと巡業のサーカス団に飼育されていましたが、病気になってもろくに治療してもらえず、放置されていたようです。

人間から芸を仕込まれるために酷い扱いを受けていたアーシャ。極端に水を嫌がり、皮膚の病気を治すための治療もなかなか出来ません。

心身ともにボロボロだったアーシャは、保護された当初パニックを起こしたり脱走したりしていたそうです。

それでも、センター職員はアーシャを助けたいと懸命に世話をしていると、思いが通じたのか、アーシャは徐々に治療を受け入れてくれるようになりました。

ケアのおかげで、元気になったアーシャ

治療を続けること8週間、アーシャは見違えるように元気になりました。

ガリガリで極端に少なかった体重は標準的な重量になり、しなやかでトラらしい体型になりました。

病気でボロボロだった体毛もしっかり生え揃い、美しい毛並みと模様を見せてくれています。

逃げ出すほど嫌がっていた水も、今ではご覧の通り、気持ちよさそうですね。

素敵なパートナーとの出会いも

元気になったアーシャは、スマグラーという素敵なパートナーも見つかります。

スマグラーは密輸業者が不法に持ち込もうとした際に発見、保護されたトラで、彼も当初は体重が少なかったうえ、額にケガもしていたそうです。

心ない人間達の手により、ヒドい環境で育った2頭ですが、今は優しい人達のおかげで、元気に幸せいっぱいの毎日を過ごしています。

人間の行き過ぎた娯楽への追求が生んでしまった、悲しい現実。

この2頭のような動物達が、これ以上増えないことを願います。

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出典
In-Sync Exotics Wildlife Rescue and Educational Center

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