世界一危険な庭園『ポイズン・ガーデン』来園者が失神することも…!?

By - grape編集部  公開:  更新:

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イングランドのノーサンバーランド北部にそびえ立つ城、アニック・カースル。

お城の隣には、現ノーサンバーランド公爵夫人が所有する美しい庭園『アニック・ガーデン』があります。

170,000平方メートルもの広大な敷地には3000種類のバラが咲き誇り、まるでおとぎ話のよう!毎年60万人もの人が訪れるそうです。

しかし、まるでおとぎ話の世界のようなこの庭園には、黒く冷たい扉で閉ざされた『世界一危険な庭園』が存在するのです…。

美しい花には毒がある…『ポイズン・ガーデン』

2005年に作られた、毒草の庭園『ポイズン・ガーデン』。庭園は黒い扉と柵で囲われており、重々しい雰囲気を放っています。

ここにある植物たちは、あなたを死に至らしめます。

黒い扉には、ドクロマークと共にそんな言葉が書かれています。扉を開け、葉っぱに覆われたトンネルを潜っていくと…。

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柵で囲われているのは、特に危険な毒草です。

ちなみにポイズン・ガーデンに入る場合、ガイドは必須。ガイドの方がひとつずつ、毒草の説明をしてくれます。

「どの植物も美しいですが、すべて毒をもっています。
手で触れるどころか、近くで匂いを嗅ぐことすら危険なので、注意してください」

ガイドの方がしっかりと説明をしても、あまりの毒性ゆえ失神したり、幻覚を見たりする来園者がいるのだとか…。恐ろしいですね。

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庭園内には、古代から毒薬として使われてきたトリカブトや、エンジェル・トランペット、ベラドンナといった、約100種類の毒草が栽培されています。

また、持ち主である公爵夫人が栽培許可を取得しているため、コカインやマリファナ、ケシ、マジックマッシュルームといったものも…。

もちろん栽培許可は教育目的であり、事故や盗難が起こらないように24時間体制で警備を行っているそうです。

危険な植物に心惹かれた、公爵夫人

公爵夫人であるジェーン・パーシーさんは、庭園を作るにあたって世界中の庭園を見てまわりました。そんな中、彼女が心惹かれたのが毒草だったのです。

ジェーンさんは、ポイズン・ガーデンを作ったきっかけについてこう話します。

「なぜ世界中の庭園は、草花のヒーリング効果ばかりに注目するのでしょうか。
私は、毒草の致死効果や危険性について、多くの方に知ってもらいたいと思っています」

確かに、草花の美しさだけではなく、危険性について知ることも大切ですよね。ポイズン・ガーデンで得た知識によって、有毒性のある植物の被害を避けられるかもしれませんし…。

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危険な場所だとしても、ポイズン・ガーデンはイギリスで大人気の観光スポットなのだそうです。

咲き誇っている美しい花々を見ていると、『美しい花には毒がある』ということを実感しますね。

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