「今年は初日の出が見れた」←日本語、何か気になる? 気にならない??
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行政が『ヒモ付きの水筒』に注意喚起 内容に「ゾクっとした」「考えもしなかった」ストラップ付きの水筒は、重たい水筒でも肩に掛けることで負担が少なくなる優れもの。遠足や長時間の外出にも適しているでしょう。 しかし、ストラップ付きの水筒が原因の事故が起きていることから、行政が注意をうながしています。

年に一度の『フラワームーン』が来る! ジンクスに「絶対見る!」「素敵すぎる」5月13日はフラワームーン。人との絆を深めることができるそうです!
- 出典
- 文化庁
「見られる」「見れる」
「食べられる」「食べれる」
いわゆる「ら抜き言葉」と呼ばれる、日本語の使い方です。
皆さんは、「ら抜き言葉」とそうでない言葉、どちらを使いますか?
文化庁から発表された「平成27年度 国語に関する世論調査」で、興味深い調査結果が出ました。
調査の対象となったのは、全国の16歳以上の男女3,589人。「どちらの言い方を普通使うか」という質問に対し、このように回答されています。
パーセントは、「こちらを使う」と答えた人の割合です。(「どちらも使う」「分からない」の回答は割愛しています。)
(ア)こんなにたくさんは食べられない…60.8%
(イ)こんなにたくさんは食べれない…32.0%
(ア)朝5時に来られますか…45.4%
(イ)朝5時に来れますか…44.1%
(ア)今年は初日の出が見られた…44.6%
(イ)今年は初日の出が見れた…48.4%
「食べられない」「食べれない」については、「食べられない」が多数派。
「来られる」「来れる」については、ほぼ同数。そして、「見られた」「見れた」については「ら抜き言葉」が多数派と言う結果になりました。
この「ら抜き言葉」は共通語としては誤りとされていて、新聞などでは殆ど用いられていません。ですが、普段使う言葉…口語としては、すでに半数の人が使っているということがわかりました。
時代とともに言葉が変わるということ
年代別に見ると、年代が下がるに従って「ら抜き言葉」を使う割合が多くなっています。時代が変わるにつれて、言葉も変わっていく。これは今までの日本語の長い歴史の上で、当たり前のように続いてきたこと。
「言葉が変わる」ことを受け入れるのが自然なのでしょうが、「なんだか美しい日本語が変わってしまうのが寂しい」と感じる人も多そうです。
口語が変わっていっても、できれば、従来正しいとされていた言葉は、書き言葉として残ってほしい…。普段活字を目にする機会が多い人ほど、そう感じるのかもしれません。