約3割が勘違いしてた 「奇特な人だね」は褒めてる? けなしてる?
公開: 更新:
ダイコンは「すりおろしません」 裏技に「コレすごい」「なめらかだ」大量のダイコンおろしを作ると、腕や指が痛くなってしまいがち。そのため作るのが面倒だと感じる人も多いでしょう。『おろし金でおろす』方法以外で、ふんわりなめらかなダイコンおろしを大量に作れる方法を紹介します。
粉末コーンスープにお湯は使わない? 全農おすすめの方法に「絶対にやる」「盲点だった」全国農業協同組合連合会(通称:JA全農)の広報部のXアカウント(@zennoh_food)は、コーンスープを本格的な味わいに仕上げる方法を紹介しています。
「あなたって奇特な人だね」
もし、この言葉を人にいわれたらどう思いますか。嬉しい、それとも複雑な気持ちになるでしょうか。
正しい意味はわからなくとも、なんとなく「変わった人」というふうにとらえる人も多いのでは…。
「奇特な人=変な人」は間違いなのか
「奇」という字は珍しい、「不思議な」「怪しい」という意味を持ちます。このイメージから「奇特な人」が「変わった人」に紐づくのは自然な流れかもしれません。
実際、SNSには「変な人」という意味合いで使われるコメントが多数見られました。
しかし、本来の意味はまったく違うものをあらわすのです。
奇特は最大の褒め言葉だった!
奇特の意味を辞書で引いてみると、「言行や心がけなどがすぐれていて、褒めるに値するさま」と記されていました。つまり「奇特な人」とは最高の褒め言葉だったのです。
2002年度に文化庁が奇特について尋ねた「国語に関する世論調査」によると、多くの人が意味を勘違いしていることを裏付ける結果が!
本来の意味である「優れて他と違って感心なこと」が正しいと答えた人は全体の49.9%(*1)。
一方で、「奇妙で珍しいこと」と答えた人は全体の25.2%(*2)もいたのだそう。特に若い世代に絞るとその割合は高くなります。
言葉の使い方は時代によって変化していくものですが、本来の意味を覚えておいて損はありません。
もし「奇特な人だね」といわれたら喜ぶのが正解! この言葉をかけてくれた人が、本当に正しい意味で使っているかどうかは不安なところですが…。
*1: 文化庁月報 平成25年6月号(No.537)|問2|(ア) 優れて他と違って感心なこと|文化庁
*2: 文化庁月報 平成25年6月号(No.537)|問2|(イ) 奇妙で珍しいこと|文化庁
[文・構成/grape編集部]