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『オーガニック・コットン』って農薬使ってないし肌に良さそう でも違った!

By - grape編集部  公開:  更新:

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タオルや衣服に使われる『オーガニックコットン』。オーガニックという言葉から、なんとなく「肌に良いのかな?」なんてイメージを持ってしまうことも。

しかし、オーガニックコットンは特に肌に優しいわけではありません。大手オーガニック服飾関係の方の説明に、驚いた方が多くいたようです。

どうやら、多くの方が「肌に優しい」「子どもに着せるときに良さそう」と勘違いしていた様子。

オーガニックコットン普及に努めるNPO法人『日本オーガニック・コットン協会』のウェブサイトにも、同じような記載がされています。

収穫されるコットンそのものには、オーガニック綿でも普通の綿でも変わりはありません。

普通に栽培された綿でも、残留農薬はとても少ないので、収穫されたものから科学的なテストなどでオーガニックかどうかを判別することは不可能です。

日本オーガニック・コットン協会 ーより引用

つまりタオルや衣服に使うコットンとしては、「普通のものと比べて肌触りがいい」といった効果はないということですね。肌触りの違いは、染色や生地の加工によって生まれるそう。

オーガニックコットンは、誰に優しいのか

それではオーガニックコットンのメリットは何なのか。それは環境とコットンを育てている方たちの健康が守られることです。

オーガニックでないコットンを育てる場合、かなりの量の化学肥料や農薬が使われます。それは、世界の殺虫剤の25%はコットン畑で使われていると言われるほどです。

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※画像はイメージです

普通の綿花栽培では、かなりの量の化学肥料と農薬が使われています。

農薬は害虫駆除、雑草の管理、防カビや殺菌消毒、収穫前の落葉剤などで、国ごとに厳しい規制が設けられていますが、それでも環境や農家の人たちの健康に影響を与えます。

また過剰な化学肥料が土壌に残ると地下水の汚染、土壌微生物の消滅などにより、作物を育てる土壌の力が減少します。

日本オーガニック・コットン協会 ーより引用

農薬に触れた手がただれてしまったり、雨で農薬が染み出した水が井戸に流れ込み、その水を飲んだ人に内臓疾患を引き起こしたりなどの健康被害が出ています。

その点、オーガニックコットンは手間暇がかかりますが、農薬を使わないので環境が汚染されることもなく、生産者の健康を害することもありません。コットンは生活に欠かせない素材だけに、生産者を守ることも大切なことですね。

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※画像はイメージです

手間暇がかかるだけに、ちょっとお高めになりがちなオーガニックコットンの製品。「肌に優しいのではなく、環境改善と生産者さんに恩返しできるもの」ということを理解した上で、どちらを買うのか選んでみてはいかがでしょうか。

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出典
@tanbochan9日本オーガニック・コットン協会

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