40年貸し出しされた本が図書館に返却!15万の延滞金は厚意でチャラに
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
アメリカ合衆国のオハイオ州に存在する、デイトン・メトロ図書館。ある日、変わった郵便が送られてきました。
発送元は遠く離れたフィンランド。オハイオ州から約6800kmも離れています。
中には、1冊の本と手紙、そして貸し出しカードが入っていたのですが…。
40年間延滞された本が、遠い国から返却された!?
貸し出しカードが入っていたのを見るに、どうやらこの本は郵送で返却されたようです。
しかし、デイトン・メトロ図書館の司書はカードを見てビックリ!なんとこの本、今から40年前の1976年に貸し出された本だったのです!
本来なら1976年11月6日に返却しなくてはならなかった、この本。40年も貸し出し状態になり、いったい誰が返却されると思ったことでしょう。
同封されていた手紙には、返却が遅くなってしまった理由がつづられていました。
「弟が借りていたようです…」
奇遇なことに、この本を送ってきたのはフィンランドの図書館協会の会員。
自らも図書館に関わる活動をしているため、このまま『借りパク』することは許せなかったのでしょう。
40年間ぶんの延滞金は…!?
ここで、気になるのが延滞金です。40年分の延滞金となると、かなりの金額になってしまいます。
デイトン・メトロ図書館の延滞金は、1日の延滞で10セント(約10円)。となると…。
10セント×40年=およそ1460ドル(日本円で約15万円)!?
とんでもない金額です!日本でも「DVDの返却が遅れて、もはや延滞金でDVDが買える値段になった!」といった話を聞きますが、比じゃありません…。
ですが、ご安心ください。デイトン・メトロ図書館は延滞金の上限が5ドルと決まっています。また、司書はこのようにコメントしています。
「おそらく送料で5ドル以上かかっているので、延滞金はナシでいいです(笑)」
1460ドルでも5ドルでもなく、延滞金はタダになったようです!返却しようとする気持ちへの感謝なのかもしれませんね。