40年貸し出しされた本が図書館に返却!15万の延滞金は厚意でチャラに By - grape編集部 公開:2016-11-08 更新:2016-11-08 図書館 Share Post LINE はてな コメント 出典:Facebook アメリカ合衆国のオハイオ州に存在する、デイトン・メトロ図書館。ある日、変わった郵便が送られてきました。 発送元は遠く離れたフィンランド。オハイオ州から約6800kmも離れています。 Dayton Metro Libraryさんの投稿 2016年10月27日 中には、1冊の本と手紙、そして貸し出しカードが入っていたのですが…。 40年間延滞された本が、遠い国から返却された!? 貸し出しカードが入っていたのを見るに、どうやらこの本は郵送で返却されたようです。 しかし、デイトン・メトロ図書館の司書はカードを見てビックリ!なんとこの本、今から40年前の1976年に貸し出された本だったのです! Dayton Metro Libraryさんの投稿 2016年10月27日 本来なら1976年11月6日に返却しなくてはならなかった、この本。40年も貸し出し状態になり、いったい誰が返却されると思ったことでしょう。 同封されていた手紙には、返却が遅くなってしまった理由がつづられていました。 「弟が借りていたようです…」 The letter reads: Dear Library I found this book in my bookshelf where it has been for several years. Now that I finally…Dayton Metro Libraryさんの投稿 2016年10月27日 この本は、私の本棚に何年も入っていました。 貸し出しカードなどを見て、ここの本だと知り驚きました。 1970年代、私の弟がオハイオ州へ交換留学生として渡米していた際に借りたようです。 以上が、返却が遅くなってしまった理由です。 世間一般の『延滞』より長い期間借りてしまいましたが、返却致します。 自分もフィンランドの図書館協会で活動しているので、返さなければならないと思いました。 本当なら直接返したいのですが、オハイオ州に旅行に行く予定がないので郵送で失礼致します。 Facebook ーより和訳 奇遇なことに、この本を送ってきたのはフィンランドの図書館協会の会員。 自らも図書館に関わる活動をしているため、このまま『借りパク』することは許せなかったのでしょう。 40年間ぶんの延滞金は…!? ここで、気になるのが延滞金です。40年分の延滞金となると、かなりの金額になってしまいます。 デイトン・メトロ図書館の延滞金は、1日の延滞で10セント(約10円)。となると…。 10セント×40年=およそ1460ドル(日本円で約15万円)!? とんでもない金額です!日本でも「DVDの返却が遅れて、もはや延滞金でDVDが買える値段になった!」といった話を聞きますが、比じゃありません…。 ですが、ご安心ください。デイトン・メトロ図書館は延滞金の上限が5ドルと決まっています。また、司書はこのようにコメントしています。 「おそらく送料で5ドル以上かかっているので、延滞金はナシでいいです(笑)」 1460ドルでも5ドルでもなく、延滞金はタダになったようです!返却しようとする気持ちへの感謝なのかもしれませんね。 人に貸したプラ容器 返却されたものが?「この手があったか」「マネする!」「人から借りたプラ容器は…」女性の行動に称賛と共感の声! 「こういうのがいいんだよ」 弁当箱の中身に「はい、最高」『俺の弁当』と題した1枚の写真。その中身に絶賛の声が続出! 出典 Dayton Metro Library/Book returned 4,000 miles, 40 years late to Dayton library Share Post LINE はてな コメント
アメリカ合衆国のオハイオ州に存在する、デイトン・メトロ図書館。ある日、変わった郵便が送られてきました。
発送元は遠く離れたフィンランド。オハイオ州から約6800kmも離れています。
中には、1冊の本と手紙、そして貸し出しカードが入っていたのですが…。
40年間延滞された本が、遠い国から返却された!?
貸し出しカードが入っていたのを見るに、どうやらこの本は郵送で返却されたようです。
しかし、デイトン・メトロ図書館の司書はカードを見てビックリ!なんとこの本、今から40年前の1976年に貸し出された本だったのです!
本来なら1976年11月6日に返却しなくてはならなかった、この本。40年も貸し出し状態になり、いったい誰が返却されると思ったことでしょう。
同封されていた手紙には、返却が遅くなってしまった理由がつづられていました。
「弟が借りていたようです…」
奇遇なことに、この本を送ってきたのはフィンランドの図書館協会の会員。
自らも図書館に関わる活動をしているため、このまま『借りパク』することは許せなかったのでしょう。
40年間ぶんの延滞金は…!?
ここで、気になるのが延滞金です。40年分の延滞金となると、かなりの金額になってしまいます。
デイトン・メトロ図書館の延滞金は、1日の延滞で10セント(約10円)。となると…。
10セント×40年=およそ1460ドル(日本円で約15万円)!?
とんでもない金額です!日本でも「DVDの返却が遅れて、もはや延滞金でDVDが買える値段になった!」といった話を聞きますが、比じゃありません…。
ですが、ご安心ください。デイトン・メトロ図書館は延滞金の上限が5ドルと決まっています。また、司書はこのようにコメントしています。
「おそらく送料で5ドル以上かかっているので、延滞金はナシでいいです(笑)」
1460ドルでも5ドルでもなく、延滞金はタダになったようです!返却しようとする気持ちへの感謝なのかもしれませんね。