『消火器の正しい使い方』を改めて確認!子どもにも、しっかりと教えておきたい
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火事は、発見した瞬間から時間との戦いです。ですが、燃え盛る炎と煙を見て、きっと頭はパニックになってしまうことでしょう。
(火を消さなきゃ!でも、消火器なんて使ったことない…!)
おそらく、消火器を実際に使ったことがある人は多くないはず。小さい頃に教わったことがあっても、いざという時『正しい使い方』ができるか不安ですよね。
火事はいつ起こるかわかりません。万が一の時のために、消火器の正しい使い方を確認しておきましょう。
再確認しよう!『消火器の正しい使い方』
まずは、「火事だー!!」とお腹の底から大きな声を出してください。そして、周囲に人がいる場合や、声を聞いて誰かが来た場合は「119番お願いします!」と伝えましょう。
この時「消防車呼んでください」ではなく「119番お願いします」と言うのがポイントです。パニック状態だと、119番を忘れてしまうこともあり得るからです。
1.消火器を持つ
では、消火器を使う準備をしましょう。まず、レバーを下から持ち上げます。
【アドバイス】
消火器は重いので、指を深くかけてしっかりと持ち上げましょう。
この時下から持つのは、万が一安全栓が抜けていた場合、レバーを握ってしまうのを防ぐためです。
2.安全栓を抜く
黄色の安全栓を、垂直に上に持ち上げて外します。ストッパーが外れ、レバーを握れるようになります。
【アドバイス】
栓を抜いた後、構える前にうっかりレバーを握ってしまわないように注意してください。
3.ホースを構えてレバーを押す
ホースを外し、先端を持ちます。この時、腰を落として姿勢は低くしましょう。
飛距離はだいたい3~5mほど。火の全体にかけるのではなく、火の発生源、つまり火元を狙いましょう。
【アドバイス】
噴射する粉で火元を履くようなイメージで左右に動かしてください。
(慌てても速く動かしすぎてはいけません)
消火不可能だったら、すぐに逃げて!
消火器で消すことができるのは、火が天井に届く前までと言われています。天井に火が燃え移っていた場合は、速やかに逃げてください。
なにより大切なのは、家や職場、学校などで消火器が設置されている場所をしっかりと確認しておくこと。場所を把握しているだけで、消火を素早く始めることができます。
消防庁によると、火災の原因で一番多いのは放火。なんと、年間5000件以上も放火が行われているのです。
過失による火災はともかく、悪意ある他者による火災は防ぎようがありません。『いざという時』は、いつ来るかわかりません。
自分や周囲の人の命を守るため、しっかりと覚えておきたいですね。
[文・構成/grape編集部]