水道水は常温でどのくらい持つ? 警視庁の情報がSNSで話題
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※写真はイメージ

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2024年8月8日、宮崎県の日向灘を震源とする、最大震度6弱を観測する地震がありました。気象庁は、次の巨大地震に注意を呼びかける、『南海トラフ地震臨時情報』を発表。
臨時情報が出るのは今回が初めてのことで、気象庁は「南海トラフ地震の想定震源域では新たな大規模地震が発生する可能性が、平常時に比べ数倍高まっている」として、適切な防災対応を取るよう呼びかけています。
水道水はどれくらい保存できる?
発表を受けて、SNS上では、水や生活物資を一部の人が大量買いする『買い占め』行為を懸念する声もあり、Xでは一時『買い占め』がトレンドに上がっていました。
そんな中、警視庁が過去に発信した、水道水の保存期間にまつわる情報が備蓄の参考になると話題になっています。
水道水は塩素の効果で雑菌の繁殖を抑えているため、直射日光を避ければ常温で3日程度、冷蔵庫であれば10日程度保存できるとのこと。
災害時でライフラインが止まった時の必需品となる、水。人間に必要な水の量は、飲み水と生活用水を合わせて、1人1日約3ℓといわれています。
東京都水道局のウェブサイトによると、この量を目安に、3日ぶんの程度の水をくみ置きをしておくといいそうです。
水道水をくみ置きする場合は、保存した日付をメモし、保存期間を過ぎたら、トイレなどの生活用水に使うことをおすすめしていました。
ネット上では、警視庁の情報を見返した人たちから「水道水は意外といけるんだな」「スーパーマーケットで、すごい勢いで水が売れていたけど、いったん落ち着こう」「水を買う前に、取りあえず水道水を保存しておこう」などの声が寄せられていました。
ちなみに、浄水器の水や沸かした水の場合、塩素の効果が薄れるため、保存期間はもっと短くなります。
また、くみ置きした水は雑菌などが混入しないよう、飲む時には直接口を付けず、コップなどにそそぐことも重要です。
いざという時に慌てないよう、日頃からポリタンクなどの容器に水道水を保存したり、お風呂に水をはっておいたりなどの備えをしておきたいですね。
[文・構成/grape編集部]