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「鉄道配線図?ふーん」と思っている人、注目! 実は「ロマンの宝庫」です

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

通勤や通学に多くの人が利用している『鉄道』。

さまざまな魅力を持つ鉄道を深く愛してやまない人たちは、日本中に数多く存在しています。

ですが、ほとんどの人からすると、鉄道はあくまで利用するためだけのもの。

そんな価値観に「ちょっと待った!」をかける本があります。

「興味ない」じゃもったいない! 実は1つの「芸術」なんです

こちらは『鉄道配線大研究~乗る、撮る、未来を予測する』という本。

『鉄道配線大研究』/川島令三/講談社

テレビ朝日系のトーク番組『アメトーーク!』にて、2017年1月に放送の「鉄道芸人」で紹介され、一時期重版になったものです。

鉄道を全く知らない人にも分かるように、基礎知識から説明してくれています。

撮影、配線図作成/川島令三

普段は何も考えずただ見ている鉄道ですが、実際に配線図の形で見ると、まるでひしめき合う筋肉のよう…!

複雑に入り組んだ線路の上を、計算されたタイミングで電車が走るなんて、一種の芸術作品にも思えてきます。

「こんなに種類があるのか!」と思わずうなってしまう配線が、ずらりと紹介されていますよ。

こんな配線もあるなんて! 『ちょっと変わり種』配線

途中でぶつ切り!?線路の秘密~『雪捨線』

撮影、配線図作成/川島令三

こちらの写真は、『札幌寄りから見た函館本線滝川駅』です。

分岐地点は雑木林になっているが、奥のほうは左側に空地が広がっている。

書籍「鉄道配線大研究」 ーより引用

左側の線路の先には空き地がある状態。「切れた線路に需要なんてあるのか?」と思ってしまいますが、「雪かきをした雪を積み上げる」場所の確保であり、北海道ならではの工夫でした。

著者である川島令三(かわしまりょうぞう)さんは、「配線図は鉄道ファンの原点」だと語ります。

この本は配線図がメインですが、日本全国を取材し、駅や配線図をまとめた『図説・日本の鉄道シリーズ』などもあるので、興味がわいたら合わせて読むのもいいですね。

実は『ロマンの宝庫』である鉄道の世界。食わず嫌いをやめてみたら、新しい発見があるかもしれません。

『鉄道配線大研究』/川島令三/講談社

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[文・構成/grape編集部]

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