「鉄道配線図?ふーん」と思っている人、注目! 実は「ロマンの宝庫」です
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※写真はイメージ

『単行本』と『文庫本』の違いは6つ!選ぶポイントもご紹介『単行本』と『文庫本』はサイズや価格以外にも実は、内容や販売時期にも違いがあります。またライフスタイルによっても、どちらのほうが読みやすいかが異なるでしょう。本記事では、それぞれの魅力に触れつつ、『単行本』と『文庫本』の違いを解説します。

講談社の『文庫本』の謎 背表紙についての回答に「そうだったんだ」「知らなかった!」文庫本の背表紙が気になる!講談社の文庫本の『豆知識』が話題です。
通勤や通学に多くの人が利用している『鉄道』。
さまざまな魅力を持つ鉄道を深く愛してやまない人たちは、日本中に数多く存在しています。
ですが、ほとんどの人からすると、鉄道はあくまで利用するためだけのもの。
そんな価値観に「ちょっと待った!」をかける本があります。
「興味ない」じゃもったいない! 実は1つの「芸術」なんです
こちらは『鉄道配線大研究~乗る、撮る、未来を予測する』という本。
『鉄道配線大研究』/川島令三/講談社
テレビ朝日系のトーク番組『アメトーーク!』にて、2017年1月に放送の「鉄道芸人」で紹介され、一時期重版になったものです。
鉄道を全く知らない人にも分かるように、基礎知識から説明してくれています。
撮影、配線図作成/川島令三
普段は何も考えずただ見ている鉄道ですが、実際に配線図の形で見ると、まるでひしめき合う筋肉のよう…!
複雑に入り組んだ線路の上を、計算されたタイミングで電車が走るなんて、一種の芸術作品にも思えてきます。
「こんなに種類があるのか!」と思わずうなってしまう配線が、ずらりと紹介されていますよ。
こんな配線もあるなんて! 『ちょっと変わり種』配線
途中でぶつ切り!?線路の秘密~『雪捨線』
撮影、配線図作成/川島令三
こちらの写真は、『札幌寄りから見た函館本線滝川駅』です。
左側の線路の先には空き地がある状態。「切れた線路に需要なんてあるのか?」と思ってしまいますが、「雪かきをした雪を積み上げる」場所の確保であり、北海道ならではの工夫でした。
著者である川島令三(かわしまりょうぞう)さんは、「配線図は鉄道ファンの原点」だと語ります。
この本は配線図がメインですが、日本全国を取材し、駅や配線図をまとめた『図説・日本の鉄道シリーズ』などもあるので、興味がわいたら合わせて読むのもいいですね。
実は『ロマンの宝庫』である鉄道の世界。食わず嫌いをやめてみたら、新しい発見があるかもしれません。
『鉄道配線大研究』/川島令三/講談社
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[文・構成/grape編集部]