始発までに設置せよ!深夜の浅草駅で行われた緊急ミッションに密着取材! By - grape編集部 公開:2017-10-11 更新:2018-05-13 タイムラプス工事銀座線 Share Post LINE はてな コメント 全駅リニューアル真っただ中の銀座線。それと並行して、全てのお客様に安心してご利用いただけるように、ホームドアの設置も行われています。ホームからの転落事故や、電車への接触事故を防止するホームドアは、どのように設置されているのでしょうか? 設置作業中である浅草駅で、その工程をタイムラプス動画に収めました! 今回は、工事開始から終了までの3時間を、写真も交えてレポートします! 終電後にも電車が!? 深夜の駅に作業員が約50人集結 さて、浅草駅。時刻は深夜12時半。終電後の1番ホームです。 ヘルメットをかぶった作業員が続々と集まりはじめました。 よく見るとホームの床には緑色のテープが? 実はこのテープが貼られた箇所は、ホームドア設置のためにホーム床を工事したところ。 駅を利用するお客様の安全のためにも、一刻も早くホームドア設置を進めたいところなのですが、実はそのためにはホームの補強やホーム下の配線整理など周到な準備が必要なのです。 設置工事自体よりもそうした調整や準備が大変なのが実情で、プロジェクト開始からこの日にこぎつけるまでに1年もの期間を費やしています。 ホームに作業員が増えてきました。 この日の作業員は総計で50名。設置作業にも多くの人員が必要となるのです。 銀座線車両がホームにやって来ました。 最終の電車はすでに車庫に入ったはずでは…? やってきた電車のなかには、さらに作業員が乗っています。 養生された車内には、機材の姿も。 いつのまにか時刻は深夜1時。すべての作業員が集結し、作業が開始されました。一気にホームが活気づきます。 車両とホームのあいだに鉄板を敷いて… 道をつくりました。 電車から慎重に引っ張り出しているのは…? そう、ホームドアなんです。 ホームドアはなんと、電車に乗ってやってくるのです! 駅の階段から運び込むよりも、車両基地で電車に積み込んで、線路を通って運び込むほうが簡単で効率的。 しっかりと包装された新品のホームドア。角の養生もきっちりされていますね。 実はこのホームドア、銀座線専用。その運搬用の、青い車輪の台車も銀座線のホームドア専用につくられた特注品です。 こちらのホームドアを持ち上げるためのハンドルも、同じく銀座線のホームドア専用の工具。 包装を一枚一枚外していって… この台車のかわりに… 青くペイントされた木の板をはめ込んで… 先ほどのハンドルを取り付けます。重量にして500kgもあるというホームドア。持ち上げるためには、このハンドルが大活躍します。 しかし、それでも500kgを持ち上げるのは力仕事。 声を掛け合いながら、4人で慎重に作業を進めていきます。 すべてのホームドアを所定の位置にセットしたところで、運搬してきた電車がホームから出ていきました。 作業員が電話で総合指令所とやりとりし、線路わきのサードレールへの通電を停止。ようやく作業員が線路に降りて作業できるようになります。 線路側からの固定作業を行い… 電車の横幅を示す専用機材を使って、線路を歩きながら、電車とホームドアがぶつからないことを確認します。 こうしてこの日のホームドア設置〜固定作業は完了! 時刻は朝4時。予定通りの作業となりました。 しかし、これではまだホームドアは作動しません。これから配線の繋ぎ込みや、電車とホームドアの間についているセンサーの調整などを行っていきます。 お客様の安全確保のための調整は慎重を期すため、運用開始まで細心の注意を払いながら時間をかけて調整していきます。 東京メトロ 銀座線リニューアル情報サイト 2017年12月30日で上野駅〜浅草駅間の開通90周年を迎える「地上にもっとも近い地下鉄」である銀座線は、現在「伝統×先端の融合」という路線コンセプトを軸としてリニューアル工事を進めています。そんな銀座線に関するさまざまな情報を発信するWebサイトです。 ⇒http://www.tokyometro.jp/ginza/ Share Post LINE はてな コメント
全駅リニューアル真っただ中の銀座線。それと並行して、全てのお客様に安心してご利用いただけるように、ホームドアの設置も行われています。ホームからの転落事故や、電車への接触事故を防止するホームドアは、どのように設置されているのでしょうか? 設置作業中である浅草駅で、その工程をタイムラプス動画に収めました!
今回は、工事開始から終了までの3時間を、写真も交えてレポートします!
終電後にも電車が!? 深夜の駅に作業員が約50人集結
さて、浅草駅。時刻は深夜12時半。終電後の1番ホームです。
ヘルメットをかぶった作業員が続々と集まりはじめました。
よく見るとホームの床には緑色のテープが?
実はこのテープが貼られた箇所は、ホームドア設置のためにホーム床を工事したところ。
駅を利用するお客様の安全のためにも、一刻も早くホームドア設置を進めたいところなのですが、実はそのためにはホームの補強やホーム下の配線整理など周到な準備が必要なのです。
設置工事自体よりもそうした調整や準備が大変なのが実情で、プロジェクト開始からこの日にこぎつけるまでに1年もの期間を費やしています。
ホームに作業員が増えてきました。
この日の作業員は総計で50名。設置作業にも多くの人員が必要となるのです。
銀座線車両がホームにやって来ました。
最終の電車はすでに車庫に入ったはずでは…?
やってきた電車のなかには、さらに作業員が乗っています。
養生された車内には、機材の姿も。
いつのまにか時刻は深夜1時。すべての作業員が集結し、作業が開始されました。一気にホームが活気づきます。
車両とホームのあいだに鉄板を敷いて…
道をつくりました。
電車から慎重に引っ張り出しているのは…?
そう、ホームドアなんです。
ホームドアはなんと、電車に乗ってやってくるのです! 駅の階段から運び込むよりも、車両基地で電車に積み込んで、線路を通って運び込むほうが簡単で効率的。
しっかりと包装された新品のホームドア。角の養生もきっちりされていますね。
実はこのホームドア、銀座線専用。その運搬用の、青い車輪の台車も銀座線のホームドア専用につくられた特注品です。
こちらのホームドアを持ち上げるためのハンドルも、同じく銀座線のホームドア専用の工具。
包装を一枚一枚外していって…
この台車のかわりに…
青くペイントされた木の板をはめ込んで…
先ほどのハンドルを取り付けます。重量にして500kgもあるというホームドア。持ち上げるためには、このハンドルが大活躍します。
しかし、それでも500kgを持ち上げるのは力仕事。
声を掛け合いながら、4人で慎重に作業を進めていきます。
すべてのホームドアを所定の位置にセットしたところで、運搬してきた電車がホームから出ていきました。
作業員が電話で総合指令所とやりとりし、線路わきのサードレールへの通電を停止。ようやく作業員が線路に降りて作業できるようになります。
線路側からの固定作業を行い…
電車の横幅を示す専用機材を使って、線路を歩きながら、電車とホームドアがぶつからないことを確認します。
こうしてこの日のホームドア設置〜固定作業は完了! 時刻は朝4時。予定通りの作業となりました。
しかし、これではまだホームドアは作動しません。これから配線の繋ぎ込みや、電車とホームドアの間についているセンサーの調整などを行っていきます。
お客様の安全確保のための調整は慎重を期すため、運用開始まで細心の注意を払いながら時間をかけて調整していきます。
東京メトロ 銀座線リニューアル情報サイト
2017年12月30日で上野駅〜浅草駅間の開通90周年を迎える「地上にもっとも近い地下鉄」である銀座線は、現在「伝統×先端の融合」という路線コンセプトを軸としてリニューアル工事を進めています。そんな銀座線に関するさまざまな情報を発信するWebサイトです。 ⇒http://www.tokyometro.jp/ginza/