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A「夜泣きがヒドくて」B「うちの子はぐっすり」 ママたちの主張がこんなに違うのはナゼ?

By - grape編集部  公開:  更新:

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そして、もうひとつ。ぐっすりノイズは換気扇の音でも代用できます。

キッチンやトイレ、お風呂などの換気扇を回して利用しましょう。

この方法は、旅先のホテルなどでも応用できるのでおすすめです。

書籍『ママと赤ちゃんのぐっすり本』 ーより引用

なんと、子どもが安眠する音は、換気扇でも生み出すことができるのだそうです!

※写真はイメージ

『ぐっすりノイズ』は、大人にも効果があるのでしょうか。愛波さんに尋ねてみました!

――『ぐっすりノイズ』は大人にも効果がある?

結構ありますね。静かだと不安で眠れないという人や、波の音などを聴きながらのほうがリラックスしてよく眠れるという人はいます。

大人も子どもと同じで、日常のルーティンが決まっているほうが、質のよい睡眠につながります。

――換気扇のほかに、家庭内で代用できる物はある?

空気清浄機や洗濯機の音でも代用できます。できればハッキリとした音で、眠っている間ずっと継続して流せる音がいいですね。

『ぐっすりノイズ』は、子どもを寝かしつけてから朝起きるまで、流し続けることが重要なんです。

子どもだけでなく、『ぐっすりノイズ』は大人にも有効なようです。

つらい子どもの睡眠トラブル!その実情は?

自身も二児の母親である愛波さん。長男の夜泣きに悩んだことがキッカケで、睡眠トラブルに関する解決策を調べ始めました。

子どもの睡眠について語る愛波文さん

何百人という子どもの睡眠トラブルと向き合ってきた愛波さんの元には、どのような相談が舞い込むのでしょうか。詳しいお話をうかがいました。

――相談に来る親の特徴は?

20~40代の女性が多いです。

両親そろって来られることもありますが、母親が1人で来ることが圧倒的に多いですね。

「自分の子どものために何かしてあげたい」「質のいい睡眠をとらせてあげたい」といった考えを持つ、真面目で意識の高い人が多いです。子どもの睡眠に注目して、しっかり勉強するのは「偉いなぁ」と思います。

なんと、相談者の中には医者もいるのだとか!さまざまな人が、子どもの睡眠トラブルに悩んでいるのですね。

また、相談者の中には夫婦間で協力体制がとれず、パートナーに助けを求められない母親が多いといいます。

自身も、我が子の夜泣きに対応する間、夫が何も気付かず眠っている状況にイライラした経験を持つという愛波さん。

夫婦で話し合った結果、本当に夫には子どもの声が聞こえていなかったことが判明し、それからは夜泣きのたびに夫を起こすようにして、2人で睡眠トラブルと向き合うようになりました。

※写真はイメージ

――睡眠トラブルで相談に来る子どもで、1番多い月齢は?

2歳未満の赤ちゃんが多いですね。新生児から3か月くらいまでは、お母さんも頑張れてしまうんですけど、それを過ぎたあたりから疲れが出やすくなり、赤ちゃんというよりは、お母さんのほうに限界が来てしまいます。

もっと予防の段階で来てほしいのですが…「どうすれば分からない」という状態で来る人が多いです。

多くの母親が、睡眠トラブルに改善策があることに気付かず、「みんな同じようにつらいんだ」と思って我慢してしまいがちです。

――代表ともいえる『寝ぐずり』や『夜泣き』のほかに、どんな睡眠トラブルが?

添い寝じゃないと眠れない子どもや、昼寝を全然しない子どもなど、さまざまなパターンがあります。

「昼寝をさせないほうが、夜はきちんと寝るのかと思っていました」というお母さんも多いです。

昼寝をしないことで、起きていられる活動時間をオーバーしてしまい、結果睡眠トラブルにつながるお子さんもいます。

日本には子どもの睡眠に関する正しい情報が足りてないので、どうすればいいのか分からない親が多いように感じますね。

――「こんなパターンもあるんだ」と驚いた相談は?

「うちの子は寝なくても大丈夫なんです!」というパターンもありました。

ですが、実際にコンサルテーションをして、生活スタイルが改善されると、「こんなに眠る子だったなんて」と驚かれる場合が多いです。

睡眠トラブルに関する、親がしがちな間違った対応について、愛波さんは次のように語ります。

「間違った」という言葉はあまり使いたくなくて。どんな行動であれ、お母さんたちが悩みながら、自分の子どもへの愛情によって起こした行動だと思うんですね。

それでもうまくいかなくて、悩んでいるようだったら、改善したほうがいいと思っていて。そして結果的にやりかたが間違っていた場合は、「間違っていたね」と笑えるようになればいいなと。

※写真はイメージ

愛波さん自身も、我が子の睡眠トラブルを解決したことで心に余裕が生まれ、あらゆることを前向きに考えることができるようになったといいます。

愛波さんは、子どもの睡眠トラブルに悩む親に向けて、こんな言葉を送っています。

育児に完ぺきはありません。ちょっと気を抜いて「もっと自分を大切にすること」をしてほしいと思います。

お母さんの余裕というのが、育児には何よりも大事。自分の時間をもっと持って、自分が楽しむことを大切にしてほしいです。

夫婦2人だけで、子どもについての話をするということも大切です。

相談の中で「夫にイライラする」「夫婦の会話がない」と最初にグチをいっていたお母さんたちが、子どもの睡眠トラブルを改善していくにつれて、「心が穏やかになり、夫婦仲もよくなった」という体験談も聞きます。

子どもの睡眠に関する知識が数多く収録された書籍『ママと赤ちゃんのぐっすり本』。

子どもの睡眠トラブルに悩んでいる人は、手に取ってみてはいかがですか。子育てに悩むすべての親の心に寄り添う1冊です。

『ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド』

講談社 愛波文 著 西野精治 監修

Amazonで『ママと赤ちゃんのぐっすり本』を見る


[文・構成/grape編集部]

愛波文(あいばあや)

子どもの睡眠コンサルタント。APSCアジア/インド代表。IMPI日本代表。一般社団法人日本妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント協会代表理事。慶應義塾大学卒業。2012年に長男出産。夜泣きや子育てに悩んだことから乳幼児の睡眠科学の勉強をはじめ、米国IMPI公認資格(国際認定資格)を日本人で初めて取得。2015年に次男を出産。現在、2人の男の子の子育てをしながら、子どもの睡眠に悩む保育者のコンサルティングや個別相談、日本人向けに子どもの睡眠教育プログラムを提供。IMPIと提携し、妊婦と子どもの睡眠コンサルタント資格取得講座の講師も務めている。著書に『ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド』(講談社)がある。

ホームページ:https://sleepingsmartconsulting.com

ブログ:https://ameblo.jp/babysleepsite

Instagram:https://www.instagram.com/aya_aiba/

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出典
講談社BOOK倶楽部

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