橋に大量のメモをくくり付けた女子大生 理由に称賛の声
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生きる気力を失い、自ら死を選んでしまうことは、絶対にあってはならないこと。
しかし、世界保健機関(WHO)によると、世界では40秒に1人が自殺しているのが実情です。
自殺を前もって防ぐことはできないのでしょうか。イギリスで起きた、自殺を防止するためのある取り組みが、話題になっています。
橋のらんかんに並ぶ大量のメッセージカード
取り組みを行ったのは、女子大生のページ・ハンターさんです。
常々、自殺者の多い現状に心を痛めていたページさんは、「身を投げる人が多い」といわれている橋のらんかんに目を付けました。
ページさんは、40枚以上のメッセージカードを手作りし、橋のいたるところにくくり付けたのです。
自殺しようとする人が踏みとどまってくれることを願い、心を込めて書かれたメッセージカードがこちら。
メッセージの中には、いままさに川へ飛びこもうとする人を引き止めるようなものも…。
取り組みを始めてから約1か月の間に、メッセージカードを読んで自殺を踏みとどまった人はなんと6人もいるのだそうです。
ページさんの地道な取り組みは評価され、地元の警察署から表彰を受けました。
Facebookに投稿された一連の出来事に、世界中から「素晴らしい!」「とてもいいアイディアだと思う」といったコメントが寄せられています。
絶望と孤独に押しつぶされそうになっていた人々が、人生の幕を閉じようとして、目にしたメッセージカード。
それは、自分にも味方がいることを指し示す、希望そのものだったのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]