深夜アニメに親から苦情「子どもが見たらどうする」 反論にグゥの音も出ない
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『放送倫理・番組向上機構』(以下、BPO)は、放送界の自律と放送の質の向上をうながすことを目的とした機関として知られています。
視聴者から「問題がある」と指摘された番組や放送内容を検証し、放送界全体、あるいは特定の局に意見や見解を伝えています。
また、寄せられた意見はBPOの公式ウェブサイト上で見ることもできます。
たとえば、番組名こそ記されていないものの、日本テレビ系で放送された『24時間テレビ』に対するものと思われるこんな意見が寄せられていました。
なお、公式ウェブサイトには『視聴者から寄せられた意見に対する意見』というものも公表されています。
2018年8月分では、「視聴者から深夜のアニメに苦情が入り過ぎている」として、BPO側が意見を発表。その内容がネット上で話題を呼んでいます。
深夜に放送されるアニメは、内容やキャラクターの描写が大人向けと思われるものが多い印象。朝や夕方に放送されているアニメと比べると、対象にしている視聴者層が違うことは明らかです。
これに対し、一部の視聴者から「子どもが見たらどうするのか」といった苦情が増えているとのことですが、「そもそも子どもが見られないように深夜にしている」とBPO側は反論。
至極まっとうなBPOの意見は、「正論すぎる」と大きな反響を呼んでいます。
・「自分が気に入らない」だけなのに、子どもを理由にしている。
・難癖付けて、深夜アニメを叩いているだけとしか思えない。
・ど正論で笑った。やるじゃん、BPO。
確かに、深夜アニメの描写や表現方法の幅が広いことは否めません。また、諸外国に比べて、日本は年齢制限に対するルールがあいまいであることも事実です。
規制を求めたくなる気持ちは理解できます。しかし、『見せない環境作り』という親の責任についても改めて考え直す必要があるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]