献血率1.7%で最下位だったルーマニア、ある奇抜的な方法で献血率が80%に!
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地球の反対側にいる国、献血率が世界でもっとも低い国、ルーマニア。
ルーマニアの献血率はわずか、1.7%です。血液がとても足りないため、多くの人が緊急状況で命を失っているそうです。
その中には、「再生不良性貧血」という血球が減る病気を患っていた、1歳の赤ちゃんビービーがいました。しかし、輸血を受けることができず、27カ月で生を終えたビービー。
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深刻な血液不足を解決するため、ルーマニアの『オブセルヴァトール(Observator)』という放送局が、奇抜的な方法でニュースを進行することにします。
放送局が、多くの人に血液が足りないことを知らせるため利用したのは、ニュースの画面でした。我々が観るテレビの画面は、RGB(赤、緑、青)を基本として色を表しています。しかし、RGBの中で一色でも足りなくなると、まともな色は見られません。
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このことを利用して、放送局は一週間に一回、赤を表示させないままニュースを進行することにしました。
すると、画面はこの通り。ニュースを始める前には、アナウンサーが「わざと赤を表示させていないので、あなたのテレビは問題ありません。」と伝えています。
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赤を表示しない緑のような画面を通して、人々にメッセージを伝えた結果。
14万人の人が集まり、献血率は80%にまで上昇したそうです。また、ルーマニア政府は献血を支援するため、2015年の献血予算を300%も伸ばし、献血センターもたくさん増やしていく計画であると伝えました。
放送局が行ったプロモーションで多くの人がメッセージを受け取り、献血の問題を解決しつづけていくという政府の動きにとても感動します。
※映像に血が映っていますので苦手な方はご注意ください。
赤ちゃんだったビービーの死に心を動かされた人も多いのではないでしょうか。一人ひとりの決心でこれからは、不憫に死を迎える人がいなくなることを願います。