「横綱の品格よりも…」 立川志らくが稀勢の里の引退に提言
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- 出典
- @shiraku666
横綱の稀勢の里(きせのさと)の引退に、落語家の立川志らくさんが提言。「可能性を潰してしまったのは残念だ」と持論を展開しました。
稀勢の里の引退に立川志らくが提言
2018年から黒星が続いていた稀勢の里は、進退をかけて2019年の初場所に出場。しかし、初日から3連敗を喫してしまいます。
8連敗というワースト記録を残してしまった稀勢の里に、「これは引退か」「横綱なのに…」と、世間でも残念に思う声が上がっていました。
そして、稀勢の里は2019年1月16日に、両国国技館で引退会見を開き、現役引退を表明。これからは、年寄・荒磯(あらいそ)として後進の指導にあたるのだそうです。
稀勢の里は、引退について会見でこのように話していました。
横綱として、みな様の期待に添えられないということは、非常に悔いが残りますが、私の土俵人生において、一片の悔いもございません。
この会見を見て、ネット上では「プレッシャーもある中、お疲れさまでした」「スッキリした顔をしている」と引退を前向きにとらえる声もある中、「絶対に悔いは残っているだろ」と指摘する声も。
こうした引退劇を見て志らくさんは、相撲界にこのように提言しています。
横綱が連敗すると「引退か」「品格が」などというけれども、3連敗したとしてもその後、12連勝する可能性はゼロではない。
また、14連敗したとしても、千秋楽に白鵬に勝てればそれこそ歴史に残る1勝になる。
そういう可能性を「連敗したら引退」という風潮がつぶしている。
最後まであきらめずに、千秋楽までやり切ってから引退してもよかったのではないかと、持論を展開したのです。
志らくさんの持論に、さまざまな声が寄せられました。
・横綱だからこそ、最後まで戦う姿を見たかった。
・負け越しても最後まで土俵に立てるメンタルの強さがあれば、もっと大成していたかも。
・今回の稀勢の里の引退は、周りの声に追い込まれたともいえそうですね。
・私も志らく師匠と同じ気持ちです。最後までやり切って引退でもよかった。
・潔さの美学もありますが、ぼろぼろになっても最後までやり切る美学もある。
横綱としての潔さを求められていた状況で、負け越しても最後までやり通すことは難しかったかもしれません。
とはいえ、稀勢の里の引退会見を見て、「悔いが残っているのでは」と感じた人は多くいるようです。
[文・構成/grape編集部]