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「横綱の品格よりも…」 立川志らくが稀勢の里の引退に提言

By - grape編集部  公開:  更新:

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横綱の稀勢の里(きせのさと)の引退に、落語家の立川志らくさんが提言。「可能性を潰してしまったのは残念だ」と持論を展開しました。

稀勢の里の引退に立川志らくが提言

2018年から黒星が続いていた稀勢の里は、進退をかけて2019年の初場所に出場。しかし、初日から3連敗を喫してしまいます。

8連敗というワースト記録を残してしまった稀勢の里に、「これは引退か」「横綱なのに…」と、世間でも残念に思う声が上がっていました。

そして、稀勢の里は2019年1月16日に、両国国技館で引退会見を開き、現役引退を表明。これからは、年寄・荒磯(あらいそ)として後進の指導にあたるのだそうです。

稀勢の里は、引退について会見でこのように話していました。

横綱として、みな様の期待に添えられないということは、非常に悔いが残りますが、私の土俵人生において、一片の悔いもございません。

この会見を見て、ネット上では「プレッシャーもある中、お疲れさまでした」「スッキリした顔をしている」と引退を前向きにとらえる声もある中、「絶対に悔いは残っているだろ」と指摘する声も。

こうした引退劇を見て志らくさんは、相撲界にこのように提言しています。

横綱が連敗すると「引退か」「品格が」などというけれども、3連敗したとしてもその後、12連勝する可能性はゼロではない。

また、14連敗したとしても、千秋楽に白鵬に勝てればそれこそ歴史に残る1勝になる。

そういう可能性を「連敗したら引退」という風潮がつぶしている。

最後まであきらめずに、千秋楽までやり切ってから引退してもよかったのではないかと、持論を展開したのです。

志らくさんの持論に、さまざまな声が寄せられました。

・横綱だからこそ、最後まで戦う姿を見たかった。

・負け越しても最後まで土俵に立てるメンタルの強さがあれば、もっと大成していたかも。

・今回の稀勢の里の引退は、周りの声に追い込まれたともいえそうですね。

・私も志らく師匠と同じ気持ちです。最後までやり切って引退でもよかった。

・潔さの美学もありますが、ぼろぼろになっても最後までやり切る美学もある。

横綱としての潔さを求められていた状況で、負け越しても最後までやり通すことは難しかったかもしれません。

とはいえ、稀勢の里の引退会見を見て、「悔いが残っているのでは」と感じた人は多くいるようです。


[文・構成/grape編集部]

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