病気の母が、ブラック企業を辞めさせてもらえない! 娘の描いた実録漫画に反響
公開: 更新:
ポツンと置かれた数枚の『紙袋』 その使い道に…「これは天才」「めちゃくちゃありがたい」新年が明けた同月上旬、東京都武蔵野市にあるショッピングモール『コピス吉祥寺』を訪れた、よしだけいすけ(@ruiji_31)。 施設内で見つけた『あるサービス』を発見し、Xに投稿すると、12万件以上の『いいね』が寄せられ、多くの注目を集めました。
消防局「法律で禁止されています」 注意喚起に「気を付けます」もしも、火災が発生した場合、頼みの綱となるのが、消防局です。消火する際には、消火栓や防火水槽の水が使用されるのですが、普段、どこにあるか意識していますか。
- 出典
- @0141yaki
過重労働やパワーハラスメント、労働基準法違反などを行う企業は『ブラック企業』と呼ばれ、現代社会で深刻な問題となっています。
あばえく(@0141yaki)さんの母親は、ブラック企業で務めるうちに適応障害になってしまったといいます。
■適応障害
大きなストレスによって、不安や抑うつ気分に襲われたり、心身に不調が起こる精神疾患。
回復には、ストレスの原因から離れることが一番重要とされている。
たびたびめまいや眼痛、吐き気などの症状に襲われた母親は、仕事を休むために診断書を会社に提出することにしました。
しかし、会社から帰ってきた言葉は、信じがたいものでした。
適応障害になった母親が、会社を辞めさせてもらえない!?
会社側から怒鳴られ、病気は「気のせい」といわれ、退職届も受理されず、どんどん追い詰められてしまった母親。
痛ましい母親の姿を見たあばえくさんは、母親を連れて地元の労働基準監督署(以下、労基)へ向かうことにしました。
労基は厚生労働省の出先機関であり、労働者や事業主からの相談を受け付けています。あばえくさんは、母親の会社について相談をすることにしたのです。
「診断書と退職届を本社へ郵送し、会社を辞めましょう」
どうしても会社が退職届を受理しない場合、退職届の郵送を勧めた労基の職員。そして、母親へ優しい言葉をかけてくれたといいます。
労基の職員からのアドバイスを受け、現在、あばえくさん親子は退職に向けて準備をしているとのことです。
漫画は合計9万回ほど拡散され、あばえくさん親子の姿に多くの「いいね」とエールが寄せられました。
・自分も労基に行こうか迷っていたから、勇気が出ました。
・適応障害になった時、会社で「お前が弱いからだ」といわれたのを思い出した…。
・「人手が足りないのは会社のせい。何が起ころうがあなたのせいじゃない」ってまさにそれ。
・ちゃんと労基に訴えることで、こういう会社が社会から消えてほしい。
悲しいことに、きっとあばえくさんの母親のようにブラック企業で苦しんでいる人は、少なくないことでしょう。
仕事やお金よりも、命や健康が大切です。苦しい時は無理をせず、信頼できる人や労基に相談することをお勧めします。
[文・構成/grape編集部]