地元で有名な『手を振るおばあちゃん』 最後のお別れで、起こった奇跡
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カナダ・コモックスに住む、88歳のティニー・デヴィッドソンさんの日課は、毎朝近所の学校に登校する生徒たちに、手を振ること。
2007年に夫婦で引っ越して来てから始めたこの習慣は、夫が亡くなってからも続けられていました。
いつしか生徒たちの間で、ティニーさんは『Waving great-granny(手を振るおばあちゃん)』と呼ばれるようになり、ちょっとした有名人に。
※写真はイメージ
2016年のバレンタインデーには「70人以上の生徒たちがバレンタインカードを届けるために自宅を訪れた」と、アメリカのニュースメディア・CHECK Newsが報じています。
お別れの時
地域の子どもたちを温かく見守り続けてきたティニーさんでしたが、高齢者介護施設に入所することが決まり、家を引っ越すことになりました。
すると、またまたティニーさんを驚かせる出来事が起こったのです。
なんと、地元の学校に通う数百名もの生徒たちがティニーさんにお別れの挨拶をするために、自宅を訪問!
生徒たちは「大好き」「ありがとう」など書かれたプラカードや花束を手に、ティニーさんの自宅前の庭に集まり、全員で感謝の想いを込めて『投げキス』を贈りました。
このサプライズに、ティニーさんは「本当にびっくりしたわ。こんなにたくさんの生徒たちがお別れをいいに来てくれるなんて」と目をうるませながら語ったといいます。
@CBSNewsがこの心温まる出来事をTwitterで投稿。「なんて素晴らしい話」「感動した」などたくさんのコメントが寄せられました。
「毎朝、生徒に手を振って挨拶をする」という小さな行いの積み重ねから生まれた、奇跡。
この日のことは、多くの生徒たちにとっても、忘れられない素敵な思い出になったことでしょう。
[文・構成/grape編集部]