「小学校のいじめっ子が…」 享年95歳の祖母のエピソードが、胸をえぐる
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深刻な問題である、いじめ。被害者が心の傷に長年苦しめられる一方、加害者の中には「どれほど酷いことをしたのか」という自覚がないまま平穏な日々を過ごしている人もいます。
また、世の中には「もう過去の話でしょう」「早く忘れたら」などと心ない言葉を被害者側にかける人も。
さよ子(@tonomamadadamam)さんは、かつていじめに遭っていた、いまは亡き祖母のエピソードをTwitterに投稿。被害者側の現実を多くの人々に突き付けました。
一生消えない傷を抱えて95歳まで生きた祖母
さよ子さんの祖母は、享年95歳。80代から認知症になり、何度か自殺未遂をするようになったといいます。
祖母が自殺未遂の原因として口にした言葉は…。
「小学校のいじめっ子がまたいじめに来るかもしれないから、死にたい」
さよ子さんの祖母は、70年ほど前のいじめの記憶に苦しめられていたのです。
認知症により、記憶が現実味を帯びてよみがえってしまう瞬間がたびたびあったのでしょう。
さよ子さんの言葉通り、いじめによって傷付いた心には、フタをすることはできても忘れることはできません。被害者は一生消えない傷を負って生きているのです。
【ネットの声】
・つらい話で、おばあさまのことを想うと涙があふれます。
・人をここまで苦しめるとは…いじめは犯罪だと再認識しました。
・いじめをただの「あるある」として語る人が教育関係者にもいるけど、本当に罪深いことなのだと理解してほしいです。
しかし、祖母は悲しみの中で亡くなったわけではありません。おびえている時でも、家族から「守ってあげるから怖くないよ」といわれると安心した表情になり、穏やかに過ごすことができたそうです。
また、大好きな曲を聴きながら安らかに最期を迎えられたことから、さよ子さんは「人は、ちゃんと救われる」とも語っています。
いじめについての認識を新たにした人も多い、さよ子さんの祖母のエピソード。私たちは、決していじめ問題を軽視してはなりません。
[文・構成/grape編集部]