エアコンを上手に使った時の夏の電気代は… 「浮いた金で焼き肉が食べたい」
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- 出典
- ダイキン工業
1か月の電気代を560円ほど安くする方法は分かりましたが、目標の焼き肉が食べられるほどの節約には至っていません。
ここは家電製品のプロの手を借りて、電気代を安くする方法を探るしかないでしょう。
橋本さん!おいしい焼き肉が食べられる節約術を教えてください!
電気代を安くするには
――電気代を安くするにはどうしたらいい?
個別に「何%安くなる」とは正確にいえませんが、いろいろな方法を複合的に使うことで、電気代を安くすることはできます。
また、温度設定を上げるにしても、快適に過ごせなければ意味がないので、「生活のしやすさ」といった面も大切にできればと思います。
電気代だけでなく、生活のしやすさも考えてくれるなんて…これは安心して任せられそうです!
エアコンは自動運転で使う
エアコンで一番電力消費量が大きいのは、部屋が設定温度になるまでの『使い始め』です。
ここで風量を弱にしていると、なかなか設定温度にならず、いつまでも電力を大きく消費して電気代が高くなってしまいます。
また、部屋の温度が設定温度まで下がり、風量を弱めることができる状態なのに、強風を使っている場合も同じく電気代がかかります。
※写真はイメージ
自動運転にすることで、その時々にあった最適なパフォーマンスをエアコンが調整。結果的に電気代が安くなるそうです。
特に理由がない場合は、エアコンの設定を自動運転にしておきましょう。
エアコンを使う前に部屋の温度を下げる
長時間の外出から帰ってくると、密閉された部屋の温度が上がり、扉を開けた瞬間にムァッとした空気が流れてくることがあります。
いち早くエアコンをつけたくなってしまう状況ですが…ちょっと待ってください!
その前に窓を全開にしたり、換気扇を回したりして部屋の温度を下げましょう。
※写真はイメージ
先ほどもいいましたが、エアコンが一番電力を消費するのは、設定温度まで部屋の温度を下げる『使い始め』です。
あらかじめ部屋の温度を下げておけば、設定温度まで気温を下げやすくなり、電気代を節約することができます。
扇風機やサーキュレーターを使う
扇風機やサーキュレーターを使うと部屋にまんべんなく冷たい風が行き渡るため、設定温度を上げても快適に過ごすことができます。
すでに実践している人も多いかもしれませんね。
※写真はイメージ
ただ、気になるのが扇風機の電気代。エアコンと扇風機を一緒に使うことで、電気代が上がることはないのでしょうか。
橋本さんに聞いたところ「扇風機やサーキュレーターの消費電力は微々たるもの」とのこと。1時間1円もかからないのだそうです。
電気代をかけずに体感温度を下げることができる扇風機。これならエアコンの温度をさらに1℃上げることもできます。
そう考えるとさらに10%…いや、扇風機の電気代も考えて半分の5%くらい安くするこもできそうです!
さらにもろもろ合わせて!
ほかにもエアコンの効率をよくする方法として考えられるのは…。
・遮光カーテンで日差しを遮る。
・部屋の中に風の通り道を作り、冷房を循環させる。
・冷たい空気は下にたまりやすいため、冷房の風向きはできるだけ上向きにする。
・窓ガラスに断熱フィルムを貼る。
熱をさえぎる工夫を
こういった方法を使うことで、冷房効率を高めて消費電力量を抑えることができます。
いままで出てきた方法をすべて試すと、一体どれくらい電気代は安くなるのでしょうか。
橋本さんに聞いてみると…。
※写真はイメージ
もろもろ合わせて、エアコンの電気代が20数%安くなるといったところでしょうか。
どうやら快適にエアコンを使いながら電気代を安くするのは、20%台が限界のようです。
とはいえ、4千円のエアコンの電気代を25%安くできると考えると…1か月に千円浮かせることができます。
さらに長期的に見て、エアコンを使う6月から9月までの4か月間分の電気代で考えると、4千円も安くすることが可能です。
夏の電気代の合計金額として考えれば、目標の『焼き肉食べ放題』に行けるだけでなく、『飲み放題』まで追加することができました!
※写真はイメージ
さらに…デザートにアイスまで!
※写真はイメージ
ひと夏に一度とはいえ、この贅沢感は電気代を節約するモチベーションにつながりそうです。
夏の電気代を安くするには…
エアコン節約術一覧
・エアコンの設定温度を1℃上げる。
・扇風機やサーキュレーターなどを使えば、さらに1℃上げても快適。
・フィルターを2週間に1回は掃除する。
・室外機の周りを荷物でふさがないようにする。
・室外機に直射日光を当てないように、すだれなどをかけておく。
・基本的にエアコンは自動運転。
・エアコンをつける前に、部屋の換気をするなど気温を下げておく。
・遮光カーテンで日差しを遮る。
・部屋の中に風の通り道を作り、冷房を循環させる。
・冷たい空気は下にたまりやすいため、冷房の風向きはできるだけ上向きにする。
・窓ガラスに断熱フィルムを貼る。
こういった節約術を駆使することで、1か月のエアコンにかかる電気代を20数%節約することができるかもしれません。
あまり身体に負担をかけずに電気代を安くする方法をご紹介しましたが、もし実践する時は自身の体調を考えて行うようにしてください。
電気代が安くなったとしても熱中症などになってしまっては意味がありません。
できる範囲で夏の電気代を浮かせて、プチ贅沢をしてみてくださいね!
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[文・構成/grape編集部]