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唯一の交通手段が1か月断たれる小笠原諸島 『逆転の発想』に「最高すぎる」の声

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

東京都の行政区域にあたり、太平洋上にあるおよそ30の島々で形成された小笠原諸島。

定期船『おがさわら丸』が本土と小笠原諸島をつなぐ唯一の交通手段であり、物資の輸送や人の行き来はこの船で行われています。

しかし、重要な役割を担っているおがさわら丸が長期メンテナンスに入ることに!およそ1か月の間、本土と小笠原諸島の交通手段が断たれてしまうのです。

そんな中、長期メンテナンスを逆手に取った斬新なプロジェクトがネットで話題になっています。

長期メンテナンスを機に『1か月小笠原諸島から帰れま船(せん)!』

おがさわら丸の運営会社である小笠原海運株式会社は、長期メンテナンスを機に期間限定の旅行プランを発表しました。

その名も、『ほぼほぼ1か月帰れま船(せん)!プチ移住で島民になろう。小笠原25泊26日の旅』。

某バラエティ番組を意識したであろうユーモアあふれるネーミングの、この企画。2020年1月12日から同年2月6日までの26日間、その名の通り小笠原諸島から帰ることができない旅行プランなのです!

小笠原諸島・父島

1月16日のドック前最後の船を見送ると、次の小笠原諸島からの船便は2月5日までありません。

気になるお値段は2つの宿泊施設によって異なりますが、大人の場合は15万円と19万円のプランがあります。1か月の旅費にしては破格です!

ウェブサイトで公開されているツアーのパンフレットによると、「観光客がほぼいない、ある意味貴重なこの時期にしか設定できない超破格料金」とのこと。

どちらのプランも素泊まりなので食料品の買い出しや料理は自力ですが、のんびりと島民生活を送るにはピッタリでしょう。

前述したように、小笠原諸島では物資の輸送もおがさわら丸で行われています。そのため、パンフレットにはこんな注意書きも…。

ドック期間中なので食材の入荷もほぼ途絶えます。売り切れまたは品揃えにも限りがございます。どうしても必要なものは本土よりご持参ください。

このような状況下で滞在頂くことがまさに同ツアーのテーマでもあります。ぜひ楽しんでください!

小笠原海運50周年スペシャルサイト ーより引用

食料品がなくならないよう食べ物を持ち込んだり、食べ過ぎないよう調整したりする必要がありそうですね!

斬新すぎる小笠原諸島の旅行プランは、ネットでまたたく間に話題になりました。

【ネットの声】

・なんだこれ面白すぎる。めちゃくちゃ行きたいけど仕事が入ってるよ…。

・すげえ!キッチン付きの宿泊施設にずっと泊まってたったの20万円以下!?

・帰る手段がないのを逆手にとるなんてアイディア勝ちだな。『帰れま船』やりたい。

参加人数は最大20名とのこと。およそ1か月の長期休暇をとるのは難しいかもしれませんが、プチ移住をする機会はそうそうないでしょう。

また、小笠原海運によると、この旅行プランは今回が最後とのことです。

これを機に、島民生活を体験してみてはいかがでしょうか。貴重な経験ができるかもしれませんよ!


[文・構成/grape編集部]

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出典
小笠原海運50周年スペシャルサイト

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