シニア女性のボランティア音楽活動 再開に向けて、新型コロナの収束を待つ毎日とは…
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新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で、各地域の介護施設は、かなり早い段階で外部との接触を自粛しました。
お年寄りが感染すると重症するケースが多く、最悪の場合には、死に至ることもあります。
これに伴い、現在、介護施設で行われるボランティア活動も、休止を余儀なくされています。
音楽でボランティア活動していたシニア女性も、2月下旬には、通っていた施設が自粛に踏み切り、やむを得ず活動を休止しました。
音楽を通じたボランティアを行っていた女性は…
活動中は、フルートの演奏で、施設利用者の健康維持や促進に一役買っていたというシニア女性。
活動をスタートするまで
フルートを専攻して音大に進学。卒業後は海外に留学していましたが、結婚や出産、両親の介護もあり、しばらく音楽から離れていました。再びフルートに触れるようになったのは、義理の母が、遠方の介護施設に入居してからだといいます。
※写真はイメージ
週末になると、フルートを持って施設へと通い、義母ために演奏。今は他界した義母が、「音楽のある日常」に戻るきっかけを作ってくれたのでしょう。
ちょうど同じころ、孫の家の近くへと引っ越した先でもご縁があり、自宅からほど近い介護施設で、音楽によるボランティア活動をスタートしました。
この時、女性は60歳をとうに過ぎていたといいます。
音楽でのボランティア活動
活動前まで、歌謡曲とは無縁でしたが、昭和の歌謡曲をプルートで演奏すると、施設利用者の反応がよいそう。
時間が経つと声にハリが出てきて、楽しそうに歌う姿を見ながら、少しずつレパートリーを増やしていきました。
ボランティア活動を開始してから十数年。今では、孫の手も離れ、この活動が「かけがえのないもの」になっていると語ります。
再開を待ちながら
普段は、隣近所への配慮から、騒音にならないよう、ご自宅で洗濯機や乾燥機を回して音が出ている間に、小さな音で音階練習をしているシニア女性。
楽器の芯を鳴らし、美しい音色作りを意識して吹くと、限られた時間でも練習効果はあるのだそうです。
先が見えない現在は、洗濯の合間にフルートを取り出し、コンディションを維持しながら、活動の再開を待ち続ける日々。
ふと、聖書の「コリント人への手紙」第1章10節13節に書かれたこんな言葉が思い出されるといいます。
「神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練にあわせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます」
コロナウイルスから逃れる道を信じ、今という試練の時に耐えて、淡々と練習し続ける姿勢は多くの人が見習うべきもの。
そう感じてしまうほど、凛とした姿に、日本人の素晴らしさを思わずにはいられません。
[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]