80代母親「宅配で弁当を頼むなんて、近所の人に何をいわれるか…」 数日後?
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
- 出典
- @jin_kizuki
2020年9月に、綺月陣(@jin_kizuki)さんがTwitterに投稿した、母親のエピソードをご紹介します。
ある日、離れて暮らす80代の母親から、夕方に電話を受けたという投稿者さん。
何ごとかと思い尋ねてみると、「宅配で頼んでいる弁当がおいしい」と話し始めたといいます。
投稿者さんいわく、母親はずっと「ご飯は手作りしなきゃいけない」という信念を守り続けてきた女性。
しかし、暑さと新型コロナウイルス感染症の流行により、夜の時間帯のみ弁当の宅配サービスを利用することにしました。
※ 写真はイメージ
実際に宅配サービスを利用して、母親の価値観はガラリと変化。
母親は、投稿者さんに対し「弁当が届くたびに、今まで見たこともないおかずが入っているのが、楽しみで仕方がない」と語りました。
さらに、食材が不要になったことで冷蔵庫の中がスッキリと片付いただけでなく、夜に料理をしなくなって「ガス台の火の消し忘れがなくなった」と嬉しそうにしていたといいます。
宅配サービスの車が自宅の前にとまるたびに「近所の人になんていわれるか不安…」と、周りの目を気にしていたという母親。
その不安を上回る快適な暮らしを手に入れたことで、「頼んでよかった」と興奮し、投稿者さんに電話をかけてきたのでした。
投稿に対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられています。
・分かる。昭和生まれのうちの母も同じ価値観で、なかなか宅配サービスを利用しようとしない。
・親の健康面や食生活が気になるので、参考になった。今度私の親にもすすめてみたいな。
・お母さん本人が喜びを見い出せたなら、それが一番だと思う!便利なものはどんどん取り入れていかないとね。
「料理は女性の仕事」「家事は手を抜くべきではない」という風潮が根強かった時代を生きてきた人にとって、快適さを優先するのは、ハードルが高いことかもしれません。
しかし、投稿者さんの母親のように、一歩踏み出せば新しい価値観に出会えて、生活がさらに豊かなものに変わる場合もあるでしょう。
固定観念にとらわれず、新しいものを積極的に取り入れる姿勢の大切さに気付かされますね。
[文・構成/grape編集部]