パスタとスパゲティは一緒でしょ? 間違えると恥ずかしい種類や定義の違い
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- 出典
- 日清製粉グループ
飲食店に行くと、メニューで『○○パスタ』や『○○スパゲティ』という料理名を見かけることがあります。
一体何が違うの?
と疑問に思ったことがある人もいるかもしれません。
パスタとスパゲティの違いや定義、さまざまな種類や呼び方をご紹介します。
パスタとスパゲティの違い 種類や定義は?
パスタもスパゲティも、料理でよく聞く名前なので、特に区別なく使っている人も少なくないでしょう。
ただ、この2つには大きな違いがあります。
スパゲティが太さ1.9㎜の麺を表す言葉であるのに対して、パスタはスパゲティを含む小麦粉を練って作られた麺類の総称なのです。
要するにパスタというカテゴリーの中に、スパゲティという名前の麺があるということ。
それでは、スパゲティのように見えるほかの太さの麺類はなんと呼ぶのでしょうか。
スパゲティに似ている麺の呼び方
『マ・マー』などのパスタを販売している『日清製粉グループ』によると、パスタの種類は300種類以上とのこと。
ここでは、日本でもなじみのある種類をご紹介します。
まず、ロングパスタと呼ばれるスパゲティのように長い麺類は、麺の太さでこのように名前が分けられています。
・0.9㎜ →カッペリーニ
・1~1.2㎜ →バーミセリー
・1.4㎜ →フェデリーニ
・1.6㎜ →スパゲッティーニ
・1.9㎜ →スパゲティ
・2~3㎜ →リングイーネ/リングイーネ ピッコレ
・5~10㎜ →フェットチーネ・タリアテッレ
麺の太さによって食感や具材の絡み方が異なるため、料理によって使い分けられているようです。
形状で違うパスタの種類
マカロニなどの短いショートパスタは、その形状で名前が分けられていることが多いようです。
・フスィリ/フジッリねじれたショートパスタで、フスィリやフジッリと呼ばれています。具が絡みやすいことから、ミートソースやトマトソースがおすすめとのこと。
フスィリ/フジッリ
両端が斜めにカットされており、ソースが中に入りやすい作り。表面の溝にチーズソースが乗りやすいともいわれています。
ペンネ
貝の形をしたショートパスタで、ソテーやサラダに入れたり、大型のものはパスタに具を詰めたりして調理することもあるそうです。
コンキリエ
リボンのようなかわいらしい見た目で、サラダに入れたり、クリームソースのパスタに使われたりしています。
ファルファーレ
ナポリタンにはスパゲティが合う?
さまざまな種類のパスタがありますが、どのように使い分けるといいのでしょうか。
例えば、ナポリタンにはスパゲッティーニやスパゲティを使うのが一般的なようです。
昔ながらのナポリタンを作りたい場合は、太めのスパゲティを使うとよいのだとか。
※写真はイメージ
カッペリーニなどの極細パスタは、スープなどに入れて具として食べることに合うといわれています。
また、フェデリーニはジェノベーゼのソースに絡ませるとおいしいのだそうです。
※写真はイメージ
太さや形で、さまざまな名前があるパスタ。
料理に合わせて、購入するパスタを変えてみるのも面白そうですね。
[文・構成/grape編集部]