吉野家、松屋、すき家のカレーをまとめて食べ比べ! ルーのみで一番辛さが強いのは…
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『吉野家』『松屋』『すき家』といえば、いわずと知れた大手牛丼チェーン店です。多くの人が、一度は食べたことがあるでしょう。
最近ではメニューも増え、牛丼以外を注文する人も多いようです。
中でも人気なのがカレー!各店ごとにその味はまったくの別物といっていいでしょう。
そんな吉野家、松屋、すき家のカレーをテイクアウトして、個人的に食べ比べてみました!
吉野家、松屋、すき家のカレーをテイクアウト! 味の違いは?
最初に、断っておかなければいけないことがあります…。それは筆者が辛いものが苦手だということ!基本的にカレーは甘口派です。
今回のテーマを扱うには致命的な欠点ですが、感じたままをお伝えしていきます。
まず、近場の吉野家、松屋、すき家でカレーを購入。公平を期すために、どの店舗でも一番シンプルなカレーの並みサイズをテイクアウトしてきました。
どこのカレーも500円以下で買えてしまう魅力的な値段!これはお財布にも優しいですね。
吉野家のカレー
吉野家のカレーは、正式名称も『カレー』。とてもシンプルなネーミングです。
テイクアウトにすると、ご飯とルーの容器を別にして提供してくれます。
食べる前に吉野家の公式サイトをチェックしてみると、このように説明していました。
なるほど、和風カレーか…。
蓋を開けると、それほど強くはないカレーの香り。スプーンでルーをすくってみると、「玉ねぎがちょっと入っているかな?」と感じる程度で、特に大きな具材は入っていないようです。
最初にルーのみを食べてみます。
スパイスの味は感じるものの、それほど辛くはありません。辛いのが苦手な人でも、なんとか食べられるでしょう。
ただ、醤油の味が強いのか、ちょっとしょっぱさを感じます。ルーのみで食べ続けるには塩味が強いかもしれません。
次にご飯と一緒にルーを食べてみましょう。
ルーの粘度がそれなりにあるので、ご飯との絡みはよい感じです。
味の濃さはまだ残っていますが、ご飯と一緒に食べることで問題ないように感じました。
ちなみに吉野家の『カレー』の値段は、2020年9月現在、3つの中で最安値の税抜き358円!
これだけ安いなら、具材があまり入っていなくても納得です!
松屋のカレー
次いで試食するのが松屋のカレー『創業ビーフカレー』、税込み490円です。
テイクアウトにすると、ご飯とルーが一体になった容器に入れてもらえます。コンパクトで持ち運びやすいかもしれません。
創業当時の味を再現したという『創業ビーフカレー』のルーを食べようと、蓋を開けてみると…。
おぉ、かなり強めにスパイシーな香りが部屋に広がりました!社内で食べていたら、きっと多くの人の食欲を刺激していたことでしょう。
ルーをスプーンですくってみると、牛肉がしっかりと見て取れます。食べてみてもその食感が分かるほどでした。
さすが、松屋の公式サイトに注意書きされているだけはありますね。
スパイシーさと牛肉の食感を楽しみながらルーのみを何度か食べていると…か、辛い。じわじわと辛さが沸き上がってきます。
ダメだ…ご飯と一緒に食べよう!
ルーの粘度がほかの店舗と比べて一番高く、ドロッとしているのでご飯との絡みは良好です。ご飯と一緒に食べても、具材の食感が残るのは嬉しい要因でした。
細かいところですが、福神漬けが付いているのもポイントが高いです。
辛いのが苦手な人は気を付けたほうがいいかもしれません。ただ、辛いけどコクがあり、不思議と食べ進んでしまう味わいでした。
すき家のカレー
最後にすき家のカレーを試食します。こちらも吉野家と同じように、メニュー名がシンプルに『カレー』です。
テイクアウトにするとご飯とルー、福神漬けが一体になった円形の容器に入れてもらえます。値段は松屋よりも少し安い、税込み480円です。
すき家の公式サイトには、このような説明がありました。
すき家のカレーは、欧風カレーを目指しているようですね。
蓋を開けると、フワッとスパイシーな香り。野菜を多く煮込んでいるからかは分かりませんが、甘い香りも感じることができました。
スパイシーながらもルーは思った以上にマイルドで、甘みを感じます!角切りにされた玉ねぎの食感もあり、かなり優しい味わいです。
辛いものが苦手な私からすると、一番ホッとする味でした。
ルーの粘度はそんなに高くはありませんが、具材もあるのでご飯ともしっかりと絡んでくれます。
ご飯と食べることで、より食べやすくなっている感じです。これならヒーヒーいわずに、おいしく食べ切れます。ちなみにすき家の福神漬けは甘みのあるものでした。
吉野家、松屋、すき家のカレーの違い総評
個人的な総評になりますが、マイルドなカレーが食べたい時は、すき家。カレーらしいスパイシーさが欲しいなら、松屋といったイメージでしょうか。もちろん、安く済ませたいなら吉野家一択でしょう!
・吉野家:具材はなく、ルーの粘度は中程度。ちょっと味が濃いイメージだが、3つの中で値段が断トツに安い。税抜き358円。
・松屋:香りも味わいもとってもスパイシー。会社で食べる時は注意を…。辛さが強いものの、コクもあり、牛バラ肉の食感もしっかりと楽しめる。ただし、3つの中では一番辛く、値段も一番高い。税込み490円。
・すき家:野菜の甘さが感じられ、具材は玉ねぎのシャッキリ感も分かる。辛いものが苦手な人にも食べやすい。税込み480円。
吉野家、松屋、すき家のカレー それぞれのカロリーは?
味や値段と同様に気になるのがカロリー。どのような栄養素が含まれているのかも気になるところですよね。
それぞれのカロリーなどについて、公式サイトを見て比較してみましょう。すべて並みサイズを基準にしています。
吉野家のカレー:カロリー
・カロリー 534kcal
・タンパク質 10.2g
・脂質 7.4g
・炭水化物 103.9g
・食塩相当量 3.8g
松屋のカレー:カロリー
・カロリー 735kcal
※松屋では店内飲食の場合は味噌汁が付くので、栄養成分には味噌汁や福神漬けの数値も含まれています。・タンパク質 16.2g
・脂質 23.2g
・炭水化物 109.7g
・食塩相当量 4.7g
すき家のカレー:カロリー
・カロリー 682kcal
・タンパク質 13.3g
・脂質 11.8g
・炭水化物 132.6g
・食塩相当量 4.9g
それぞれの店舗ごとに味も違えば、値段も違います。体重管理に気を使っている人は、カロリーの違いも見逃せないでしょう。
その時々の気分で、カレーを買う店舗を変えてみるのも面白いかもしれません。
甘口派の筆者の個人的な評価ですが、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※この記事は、2020年9月現在の価格やメニューを参考にしています。[文・構成/grape編集部]